仲間と共に愛しい君のもとへ   作:清夜

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どうも、清夜です。

二話ではレイが新しい旅へと出ます。

また、別作品のキャラとモンスターが出ます。

知っている人はいるかな?

では、第二話!!どうぞ!!!



2話新しい旅へ

「おはようございます」

 

「やぁ、レイ君!!おはよう!!待っていたよ」

 

ククイ博士が元気よく答えてくれた。

 

「あれ?父さんは...」

 

いつもなら挨拶を返してくれる父の声が聞こえてこなかった。

 

「ごめんね、レイ君。カイト博士は今アローラ地方のポケモンの生態を調べると言って出ていってしまったよ。」

 

「そうなんですか、まぁ、何時ものことなので大丈夫です。」

 

レイの父、カイト博士は研究のこととなると周りが見えなくなることがよくある。

 

「けど、これから旅に出るのだろう?」

 

昨日レイは片付けしながら出発を明日にしようと決めていた。

 

思い立ったら吉日とでも言うような行動の早さではある。

 

やはり親子なのだろう...

 

「まぁ、父には昨日ポケナビを渡すついでに伝えてあります。」

 

「ポケナビか、たしかホウエン地方で使われている機械だよね。」

 

「はい」

 

ポケナビとはポケモンナビゲーターの略である。

 

これ1つで、データの入っている地方のマップが見れたり、登録している相手と通話も可能である。

 

「中々ハイテクな機械だ。僕もほしいくらいだよ。」

 

「まぁ、確かに便利ですよね。」

 

レイも笑ながら言う。

 

「ところでレイ君、なんだかリーリエが昨日から元気が無いようなのだか何か知らないかい?」

 

ククイ博士が急に真面目な顔になりレイに聞いてきた。

 

「...」

 

それを聞いたとたんにレイは一気に苦い顔をする。

 

それだけで何かあったと察したのだろう。

 

「そうか、まぁ僕が口を出すような事ではないな。」

 

ククイ博士が少し寂しそうに笑う。

 

「聞かない...のですか?」

 

レイは恐る恐るククイ博士に聞く。

 

「まぁ、君とはまだ会って2日目だが、リーリエに酷いことするような人ではないとわかっているからね。きっと君でもどうしようもないことがあったのだろう。」

 

ククイ博士はまるで見てきたかのように語った。

 

「すいません...」

 

「まぁ、君が謝る必要はないよ。それに、リーリエも何か吹っ切ったみたいだったし...」

 

「そうですか、吹っ切れたなら良かったです」

 

レイは少し安堵したようだった。

 

「さて、君にはこれを渡しておこう。」

 

そう言って渡されたのはバッジだった。

 

「このアローラ地方を旅をするなら島巡りの試練を受けると良い。」

 

「島巡りの試練?ですか。」

 

「そう、このアローラ地方の四つの島を巡り各島の試練を乗り越え、更にはその島の長による大試練をクリアすることでアローラ地方の子供は一人前と認定されるんだよ。そして、そのバッジが試練を受けるための資格と言うわけだ」

 

「へぇ~面白そうですね。」

 

「そういってくれると思ったよ。この島にはポケモンジムが無いからね。君ほどの実力者なら少し物足りないかも知れないが良い刺激にはなるだろう。」

 

レイはバッジを受け取り、鞄に閉まって手持ちのパートナーを確認し頷く。

 

「それじゃあ、言ってきますね!」

 

「ああ、そうだ、ちょっと待ってくれ。」

 

そう言ってククイ博士が慌てたように奥に走っていってしまった。

 

そして戻ってきた博士の手には真っ白な卵があった。

 

「博士、それは?」

 

「これは、最近見つかった謎のポケモンの卵なんだ。」

 

「謎の?」

 

「そう、このアローラ地方にはね、少し前にウルトラビーストと呼ばれるポケモンが現れたことがあるんだ。」

 

「ウルトラビースト?」

 

ククイ博士は深刻そうな顔で頷く。

 

「そう、今わかっている段階ではこの世にはもう1つのウルトラスペースという世界があり、その世界とこの世界を繋ぐウルトラホールというのが現れ、そのウルトラスペースに住んでいる生物がこの世界に現れることがあったんだ。」

 

「それがウルトラビースト...というわけですね。」

 

「そう、ここからはUBと略すけど、そのUBが現れることがそんな頻繁にあるわけではないんだ。過去に開いたことがあるのは二回だけ。一回目はUBが出て来て大変なことになった。犠牲者も出たときいている。」

 

犠牲者...それはつまり...

 

「亡くなった人もいる...と?」

 

それを聞いてククイ博士は深刻そうに頷く。

 

「彼らは普通のポケモンとは違い、敵と判断したら容赦なく攻撃してくるようだ。しかも、その個体一つ一つが強力過ぎる。」

 

「では、この卵は...」

 

そう言ってレイは卵を見る。

 

「それがわからないんだ。僕としてはUBの卵ではないと思っている。」

 

それを聞いていたレイはまた困惑の色を顔に浮かべる。

 

「解析してこれまでのUBとは遺伝子パターンが違うというのも在るのだが、ウルトラホールはウルトラスペースだけに繋がっているとは限らないと僕は考えている。その卵は二回目にウルトラホールが開いたときに見つかった卵なんだ。しかも、その時にはUBも出てきていないという。」

 

「つまり、まだ知られていない世界の謎の生き物の卵ということですか?」

 

「うん、まぁ、未発見のUBという可能性もあるから僕の推測でしかないんだけどね。そして、その卵は最近まで動きを見せなかったんだ、君がこの研究所に来たとき反応し始めたんだよ。これまではなんとか生きているのがわかるくらいだったのが君が現れてから明らかに生命反応が活発化している。」

 

ククイ博士は少し間をおいてレイへと提案する。

 

「これは君の実力を見込んでのことなのだが...君の旅にこの卵を連れていってくれないか?謎の生き物で不安なのはわかる。危険が伴う可能性があるのもだ。しかし、生まれたての時ならば君のポケモンで倒すことは安易だろう。危険か否か君の判断で決めてほしい。」

 

レイは少し考える。

 

確かに断然危険な可能性はある。しかし、ふつうのポケモンと同じようにこちらに従ってくれるならば恐らく心強い仲間となってくれるだろう。

 

また何かの拍子でウルトラホールが現れ、UBが現れたとき対抗できる切り札となるかもしれない。

 

「わかりました。その件は引き受けましょう。」

 

レイは考えた末にその結論を導いた。

 

「そうか!よかった。危険だとは想うがこの卵が反応するのも君だけだ。こちらも出来るだけバックアップするからどうかその謎の卵をよろしく頼んだよ!」

 

ククイ博士は顔を輝かせレイへと感謝した。

 

「いえ、ではそろそろ行きますね。」

 

「うん、君の旅に幸多からんことを!」

 

そうしてレイは研究所を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

「やっぱりポケナビがないとへんな感じだな。」

 

現在ポケナビはアローラ地方に対応させるため、アップデートの最中で、父のカイトに預けている。

 

そのアップデートが終わればホウエン地方の知り合いとも連絡ができるようになるらしい。

 

「そうすれば...ルチアとも連絡がとれるのか...」

 

自然と考えてしまうのはそのこと。

 

「だめだな。まだこちらに来て2日目なのにここまで考えてしまうのは...」

 

自分がどれだけルチアと一緒に居たのか改めて気付かされるようだった。

 

いつからだろうか、ルチアのことを幼なじみ以上に想い始めたのは。

 

「わかんないな」

 

いつも一緒にいるのが当たり前で、支え会うのが当たり前で...

 

しかしアローラに来るときに告白されて、それをすんなりと受け入れた。

 

ルチアの告白があって改めて自分の気持ちに気付かされたと言っても過言ではないだろう。

 

「早くポケナビのアップデートが終わるといいけど」

 

そう言いながらレイはハウオリシティはずれからハウオリシティに来ていた。

 

「レ、レイさん!」

 

前方から声が聞こえ、その先ではリーリエがいた。

 

「!...リーリエ」

 

昨日に気まずい別れ方したリーリエがいた。

 

レイは言葉を探しながらリーリエの元へ向かう。

 

「おはよう、リーリエ」

 

「お、おはよう...ございます」

 

取り敢えずリーリエの前に立ち挨拶をかわす。

 

リーリエはうつ向きながらも挨拶を返してくれた。

 

「そ、その、昨日は」

 

「昨日は!」

 

レイが言葉をかけようとしたらリーリエに遮られる。

 

「昨日は...すいませんでした。急に出ていってしまって...」

 

リーリエが頭を下げながら言う。

 

「い、いや!別にリーリエが悪い訳じゃ...」

 

レイはそう言いかけたが、その後なんと続けて良いのかわからなくなる。

 

何も事情をしらない人からしたらリーリエがレイに昔話を聞きたいと言って聞いていたら急に出ていってしまった形になる。

 

レイは昨日レイラと話してなぜそうなったかを理解したが、リーリエの心のうちをレイに気づかれているとリーリエがわかってしまう態度をとるのはまずいと感じた。

 

だからといえ、なんで出ていったの?なんて聞けるほど性格は悪くない(多分)。

 

故に悩んだ末にこう言った。

 

「リーリエ、僕は昨日急に出ていってしまってびっくりした。」

 

「っ!...はい...」

 

「理由はわからないけど、まぁ、気にしないつもりだよ。でもリーリエ悪いと思ってくれているなら少し案内してくれないかい?来たばかりでまだわからないところがいっぱいあるからね。」

 

「!!...はい!是非!!」

 

リーリエは一瞬ビックリした顔をしていたが、すぐに眩しい笑顔で答えてくれた。

 

「おーい!!」

 

すると後ろから声が聞こえて振り返ると、ハウが手を振りながら走ってきた。

 

「レイ~、リーリエ~。これからどこ行くの?」

 

「やぁ、ハウ。リーリエにハウオリシティを案内してもらおうと思っていたんだ。」

 

「そっか~、ぼくも一緒に行って良い?」

 

「大丈夫だよ。」

 

「やった~!」

 

そう言いながらハウは喜びながらどこ行こ~かな~と考えてくれていた。

 

「リーリエも、良かったかな?」

 

「は、はい!二人より3人の方が賑やかで楽しいです」

 

「そっか...リーリエは僕と二人より他の人がいた方が楽しいんだね...」

 

レイはわざとらしく落ち込んだように見せる。

 

「あ、ち、ちがいます!むしろ二人がいいというか!元々二人でまわりませんかって誘おうとしててここでレイさんを待ってたというか!!」

 

レイの姿を見て慌てたようにリーリエが早口で捲し立てる。

 

「...プッ」

 

「プ?」

 

落ち込んだようにうつ向いていたレイが耐えきれなくて吹き出してしまう。

 

「プッ...クククッ冗談だよリーリエ」

 

レイは笑いながらリーリエを見る。

 

リーリエはからかわれたとわかり、顔を赤くしながらもその笑みに見惚れてしまう。

 

「っ!...レイさんはイジワルです...」

 

そう言ってリーリエはくるっと体を反転させてハウオリシティへ早足で歩いていく。

 

「ごめんって、リーリエ」

 

レイも笑いながらリーリエの後を追う。

 

「う~ん、やっぱりマサラダは食べないとだよね!レイ!!」

 

そう言ってハウがくるりと振り向くとレイとリーリエがハウオリシティに向かっていた。

 

「あ!待ってよ~!!」

 

ハウも駆け足でレイたちを追うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

リーリエにポケモンセンターを案内してもらい、次にハウが行きたいところがあると言うので付いていくとそこはマサラダという食べ物を売っている店だった、

 

「アローラ名物マサラダだよ!」

 

「ハウ、君はお腹すいていただけじゃないのかい?まぁ、こっちもお腹すいていたから良かったけど」

 

「そうですね、それにマサラダも美味しいです。」

 

丁度昼時でもあったので3人でマサラダを堪能し、乗船場へと来ていた。

 

 

「潮風が気持ちいいな」

 

そういってレイは風に当たりながら海を眺めていた。

 

アローラに来たときに初めて降りた地だった。

 

その時はバタバタしていてゆっくり眺めることは出来なかったが、やはり海は綺麗で、ここからでも水が透き通っていて海の底が見えて、水タイプのポケモンが泳いでいるのがわかる。

 

「やっぱり海が綺麗だ...」

 

「そうかな?いつも通りだけど?」

 

ハウは首をかしげていた。

 

「ホウエン地方はあまり綺麗ではなかったのですか?」

 

リーリエも首をかしげながらレイに聴く。

 

「そうだね。ここよりは綺麗ではなかったかな。」

 

ホウエン地方はやはりアローラに比べると都会だ。

 

ここまで自然が豊かではなかった。

 

「(それでも、他に比べたらまだ自然豊かな方だったと思うけどね)」

 

そうしてレイはアローラの自然を眺めていると...

 

「ゴメン!レイ、リーリエ、ぼくトイレしてくる!」

 

そうしてハウは走っていってしまった。

 

「.......プッ...アハハハ!」

 

リーリエがポカンとした顔をしていたのでなおのこと笑えてきた。

 

「さっきからやけにソワソワしていたなと思ったけど...クククッ」

 

「わかっていて何も言わなかったんですか?」

 

リーリエか少し首を傾げながら聞く。

 

「まぁね。何時まで我慢できるか楽しみだったんだけど...あそこまでギリギリに我慢するとは思わなかったよ。」

 

「....やっぱりレイさんはイジワルです...」

 

リーリエは自分のことではないのに、少し怒ったような、拗ねたような目で俺を見る。

 

その顔が可愛くてまた笑ってしまった。

 

そんな楽しい時間を過ごしていると...

 

 

 

「ヨウヨウ!にいーちゃんねーちゃんこんなところでデートか?」

 

「そんなに暇なら遊んでくれヨ!」

 

そんなことを言いながら邪魔してくる輩がいた。

 

数は三人、前の二人は黒のタンクトップに黒帽子、マスク、そしてドクロのエンブレムが印象的な輩で、後ろの一人は赤のツンツンした髪にに黒のTシャツ、すこしダボッとした長いズボンをはいた少年だった。

 

その少年は鋭い眼で俺を睨んでいた。

 

「空気も読めない輩が...痛い目見てもしらないよ?」

 

そう言ってホウエン地方からの相棒のモンスターボールを手に取る。

 

流石に2対1じゃレベルの低いリランでは荷が重いだろう。

 

「行け!ズバット!」

 

「こっちはヤトウモリだ!!」

 

謎の二人組がポケモンを繰り出す。

 

 

「久々の出番だ!ライ!!lady?go‼」

 

「フラーイ!!」

 

俺が繰り出したのは相棒、フライゴンことライだ。

 

「お、おい、なんかあいつのポケモン強そうじゃね?」

 

「ば、ばか野郎!見た目だけにきまってるだろ!ヤトウモリ!ひのこ!!」

 

黒いトカゲみたいなポケモンがひのこを飛ばしてくる。

 

「話にならないな...ライ!りゅうのはどう!」

 

「ライ!フー...ラーイ!!」

 

ライがりゅうのはどうを放ち、ひのこを消し飛ばしヤトウモリを吹き飛ばす。

 

 

「キュウー」

 

ヤトウモリは眼を回していた。

 

「ず、ズバット!ちょうおんぱ!!」

 

「ライ!ドラゴンダイブ!」

 

ライは空高くに飛び上がりちょうおんぱを避けて、青い竜の形を模したオーラを纏い急降下する。

 

「ズバッ!!」

 

ズバットは避けるまもなくドラゴンダイブを受けて戦闘不能。

 

「ば、ばかな、こんな!」

 

「手も足も出なかった!」

 

「ふん、お前たちでは役不足だ!」

 

ドクロをトレードマークにした二人組みを押しのけて後ろにいた赤い髪の少年が前へ出てくる。

 

「俺の名はダン。バシン・ダン(馬神弾)だ!!」

 

「そうか、僕はレイ。君たちの目的はなに?」

 

「こいつらはスカル団。そこらへんのごろつきが集まって出来た集団だ。そして俺は強いやつを探している。」

 

「君はスカル団じゃないの?」

 

「一時的に世話になっている。協力者みたいなものだ。そしてみつけた。強い奴!!」

 

そうしてダンはモンスターボールを取り出す。

 

「雷よ!焔とともに舞い降りろ!!俺の相棒!!ジークヴルム!!」

 

モンスターボールから現れたのは見たことのないポケモンだった。

 

「なんだ、あのポケモンは!?」

 

レイは一目見ただけで普通のポケモンではないと気づく。

 

「ライ!気をつけろ!!」

 

「フラ!!」

 

お互いのポケモンが睨み合う。

 

ダンが繰り出したポケモンは赤と白の体躯に緑の目。二本の角と大きな翼を持ったドラゴンだった。

 

「いくぞ...レイ!! ジーク!!かえんほうしゃ!!」

 

「ライ!!すなあらし!!」

 

「グオォォォォ!!!」

 

ジークと呼ばれた赤き竜はかえんほうしゃを放つ。ライは対抗して砂を起こしぶつけて防ぐ。

 

しかし相殺するのみで押し切ることは出来なかった。

 

「ならば!!ジーク!!ドラゴンクロー!!」

 

ジークの両手の鋭い爪が光をまとい大きな爪となってライへと迫る。

 

「ライ!!りゅうのはどう!!」

 

ライが口から衝撃波を巻き起こしてジークへと放つ。

 

しかしジークはひらりと避け...

 

「フラ!!」

 

ライへとドラゴンクローを叩き込んだ。

 

「ライ!!」

 

ライはまともにドラゴンクローを受け地面へ落ちそうになるが、途中で持ち直す。

 

「ビックリだ,,,ここまで強い相手がいたなんて。少し油断していたかもしれない。」

 

そう言ってレイは目の色を変えた。

 

「行ける?ライ」

 

「フラ!!」

 

ライは鼻息荒く応えた。

 

どうやら先手攻撃を受けて闘争心に火がついたようだ。

 

「ならいくよ!!りゅうのはどう!!」

 

先ほどと同じくライが口から衝撃波を放つ。

 

「ジーク!!避けてドラゴンクローだ!!」

 

再びジークはひらりと避けてライへと迫る。

 

「ライ!すなあらしからのドラゴンダイブ!!」

 

ジークをギリギリまでひきつけたライはすなあらしをおこしてジークの視界を塞ぎ、上へ飛び青いオーラを纏ってジークへと突っ込み命中させる。

 

「グオァァァ!!」

 

今度はジークが吹き飛ばされる。

 

「ジーク!!」

 

ジークは体をくるりと回転させ体制を整える。

 

「やっぱり強い!お前みたいなトレーナーを待っていた!!」

 

ダンは不敵に笑う。

 

「...そうだな...俺も君みたいな人を探していたのかな。」

 

レイは今ものすごく楽しんでいた。

 

「(この感覚,,,ダイゴさんやミクリさんを相手したときみたいな感覚。間違いない、彼は強い!!)」

 

「それじゃあとっておきを見せてやる!!ジーク!!激突!!」

 

「グオォォォォォ!!!」

 

ジークがこれまでより大きく吼え口に炎を溜め込み一度大きく羽ばたくとそのまま激しい焔を纏い突進してきた。

 

「ッ!!ライ!!りゅうのはどう!!」

 

しかし、りゅうのはどうは直撃するも当たったところからかき消される。

 

「なんだと!!ライ!避けろ!!」

 

ライは避けようとし飛び上がる。

 

「無駄だ!激突は避けられない!!いけ!ジークヴルム!!」

 

ジークの激突は飛び上がったライを追撃するように軌道を変える。

 

「フラーイ!!!!」

 

ライは激突を真正面から受けてしまう。

 

「ライ!!」

 

ライは今度こそ地面に堕ちてしまう。

 

「グルゥゥゥゥ」

 

ジークもゆっくりと地面に降り立つ。

 

「これだ...これが俺の戦い方。かつて激突王と呼ばれた俺の...」

 

ダンは懐かしむようにジークを見る。

 

「これがきみのとっておきか。なら俺も見せなきゃな。ライ、いけるか?」

 

「フラ!!」

 

ライは起き上がり元気良く応える。

 

「なっ!激突を受けてもまだ立てるのか!!」

 

「僕たちも伊達に激戦を潜り抜けていないさ!!」

 

「なら今度こそ終わりにしてやる!ジーク!!もう一度激突!!」

 

「グオォォォォォ!!!」

 

ジークは焔を纏い突撃してくる。

 

「行くぞ!だんがいのつるぎ!!」

 

「っ...ラーイ!!!」

 

ライは天に向かって大きく吼える。すると地面がグラグラと揺れ...

 

「グオォォォ!!」

 

ライへ迫っていたジークの下の地面から岩が盛り上がりひとつの剣となってジークへ直撃する。

 

「ジーク!!」

 

「グゥゥゥ」

 

ジークは目を回し戦闘不能となった。

 

「ありがとう、ジーク。戻れ。」

 

ダンはジークをボールに戻した。

 

「お前とのバトル、楽しかった。まだ手持ちはいるが俺の一番の相棒が負けたならおそらく勝てないだろう...

次は勝つ!!」

 

そういってダンは去っていった。

 

「「おっ、おい!待てよ!!」」

 

スカル団もダンを追って去っていった。

 

「バシン...ダン。彼は強くなる」

 

レイはどこか楽しそうに呟いた。

 

「レイ...さん?」

 

「ああ、ごめん。リーリエ。なんだか変なことに巻き込まれてしまったね」

 

「いえ...無事でよかったです。」

 

「おーい。レーイ!!」

 

「ハウ!遅いよ。」

 

「ごめんごめん。そこでこの人と会ってさー」

 

「はじめまして、レイくん。僕はキャプテンのイリマだ。」

 

「はじめまして。レイです。」

 

「リーリエです。」

 

「うん。さっきハウとも話ししたけどぜひ君たちに試練を受けてほしいんだ。」

 

「試練ですか。島巡りの証を持つ以上受けないわけには行かないね。」

 

「だよね~。そうこなくちゃ。」

 

ハウが楽しそうに言う。

 

「あ、そうだ!レイ、じいちゃんが後でリリィタウンに来いってさ。何か用事があるみたいでさ。」

 

「わかった。それならイリマさん。試練は明日で良いですか?」

 

「うん、わかった。待っているよ。」

 

「じゃあね~。」

 

「失礼します。」

 

「では、イリマさん。また明日。」

 

そういってイリマさんと別れ、リリィタウンへと向かった。




以上、第二話でした。

別作品のキャラ、バシン・ダンでした。

そしてその相棒のジークヴルムです。

このキャラの時系列は最終回後の設定です。

ダンは世界のために消えた後...って感じですね。

もし作品を知っている人がいればもう一体の手持ちもわかるかな?

因みに主人公の手持ちにいるタマゴの中のポケモンも別作品のキャラです。

ダンやジークヴルムとは違う作品なので、楽しみにしていただけたらうれしいです。

そのキャラは知ってる人多いんじゃないかな。

では、三話で会いましょう!!
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