仲間と共に愛しい君のもとへ   作:清夜

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どうも!清夜です。

やはり恋愛要素を入れると難しいですね~。

どうしても急展開になってしまう。

ご都合主義が入っていると思われると思いますが、そこはそういう物だと思って見てもらえたら嬉しいです。

あと、ゲームではピチューが覚えないたいあたりを使いますが、別にミスではなく、アニメならやりかねないということで採用したに過ぎないので悪しからず。

もう一度言います!

間違って書いた訳ではありません!!

では!3話いってみましょう!!

では!


3話 新しい仲間と

「おお!良く来ましたな!!」

 

現在レイたちはリリィタウンへと来ていた。

 

ハラに呼ばれているとハウが教えてくれていたからだ。

 

『どうも、ハラさん。アローラ。』

 

「ア、アローラ...」

 

「じぃちゃんレイになんのようなの~?」

 

ハウがさっそくハラに聞く。

 

「おお!アローラ、レイ君、リーリエ殿まったく、あいさつもできんのかお前は。」

 

ハラは少し呆れ気味にハウに言う。

 

「まぁ、この子もそのほうが良いだろう。ほら、おいで。」

 

そういってハラさんの足元から顔を覗かせるポケモンが居た。

 

『白いロコン!?』

 

レイはビックリしてつい叫んでいた。

 

「そんなに珍しいかな~。ロコンって基本白でしょ~

?」

 

『え?ロコンって赤みがかったこげ茶色じゃなかった?』

 

「えぇぇ~。ボクは白いロコンしか見たこと無いな~」

 

どうやらレイが知っているロコンとアローラ地方のロコンとでは違いがあるらしい。

 

するとそこへ

 

「アローラ地方にはアローラ地方に適した姿のポケモンも要るようだよ。レイ」

 

『父さん!』

 

レイの父であるカイト博士が現れた。

 

「しかも、アローラ地方のロコンは氷タイプのポケモンだ。」

 

『氷タイプ!?』

 

「レイさんの知っているロコンは何タイプなのですか?」

 

リーリエが気になるようで聞いてきた。

 

『...炎タイプ』

 

「えっ!そうなの~?なんか想像つかないな~」

 

ハウは驚きながらもいつもの調子で返す、

 

「それでハラさん、このロコンがどうかしたのですか?」

 

「おぉぉ、そうでしたな。このロコンは迷子になっている所を拾い保護していたのですが、先日ハウとレイ君がバトルしているところを偶然見ていましてな。どうやらレイ君に会いたがって居たようなのです。」

 

それを聞き、レイはしゃがみこんでロコンとの目線をなるべく合わせ、優しく語りかける。

 

『どうした?おれに何か用があるのか?』

 

「...コン!」

 

ロコンはじっとレイの目を見つめると鳴き声を上げレイにすり寄った。

 

「ほぉ、どうやらこのロコンはレイ君と旅をしたいようですな。一目でポケモンに気に入られるとは...やはり、君は特別な何かを持っているようだ。」

 

『なんだろう...すげぇデジャブを感じる...』

 

そうレイが呟くと...

 

「...」

 

モンスターボールが勝手に開き、レイラが現れる。

 

「...」

 

「...(泣)」

 

レイラはじっとロコンを睨み付け、ロコンは若干涙目になっていた。

 

『おい、レイラ。新入りになるんだ。最初から喧嘩腰でどうする。』

 

「...フン、マスターの浮気者」

 

そう言ってレイラはそっぽ向く。

 

『はぁ、なんだよ浮気者って』

 

呆れ気味にレイは返し、ロコンを抱き上げる。

 

「...」

 

その姿にレイラは更に視線を鋭くさせ、機嫌を悪くする。

 

『お前と初めて出会った時と同じじゃないか。』

 

「っ!.....知りません」

 

レイラは一瞬言葉に詰まり、頬を染め目を反らした。

 

そして恥ずかしくなったのかひとりでにモンスターボールに戻る。

 

レイは抱き上げたロコンを撫でながら言う。

 

『大丈夫だぞ。レイラも悪いやつじゃないんだ。それに俺たちはお前を歓迎するからな。』

 

「コン!」

 

ロコンは元気に鳴き声を上げ、レイに頭を擦り付ける。

 

 

「ウム!これで一安心ですな!」

 

「エヘヘ、良かったね!レイ!!レイに新しい仲間が増えて何だかぼくまで嬉しくなってきた!」

 

「それにしても、レイ君のサーナイトはテレパシーが使えるのですな。」

 

『ええ、初めて旅立つ時に出会ったのですが、その時のラルトスの時からテレパシーで会話出来たんですよ。』

 

レイはレイラとの出会いを思いだし懐かしそうに目を細める。

 

「レイとサーナイトが出会ったときもあんな感じだったの?」

 

ハウが不思議そうに聞いてくる。

 

『そうだね。ラルトスというポケモンは人の感情にとても敏感なポケモンで、波長の合うトレーナーの前に姿を現すことが多いんだ。その中でもレイラと俺はかなり波長が合ったんだろうね。その時僕はポケモンを持ってない状態で結構焦ったんだけど、レイラが僕の足元にすり寄ってきて...』

 

「それ以上はダメです!!」

 

急にモンスターボールが開きレイラが慌ててレイの口を塞ぐ。

 

レイラの顔は真っ赤だった。

 

「これ以上しゃべってはなりません...良いですね?」

 

レイラの迫力に圧され黙って頷くことしかできないレイだった。

 

「レイラはレイが大好きなんだね~」

 

「~~~~っ!!もう知りません!!」

 

ハウが笑顔で言うと、レイラは更に顔を赤くしてボールに戻った。

 

「レイラも相変わらずだね。それよりレイ、せっかく仲間になったんだしニックネームをつけてあげたらどうかな?」

 

『そうだね。う~ん...』

 

カイトに言われ少し悩むレイ。

 

『よし、これから君の名前は氷の華で氷華だ。女の子みたいだし変じゃないと思うけど。』

 

「コン!!」

 

ロコンは気に入ったようで答えるように鳴く。

 

『よし!これからよろしくな、氷華!』

 

そう言ってモンスターボールを出してロコンの額に軽くコツンと当てると、モンスターボールのなかに入っていく。

 

『新しい仲間、ゲットだな。』

 

「うん、レイに新しい仲間が増えたようだしこっちも渡しておこう。やっとアップデートが終わってね。」

 

『これは...ポケナビ!!』

 

カイトが渡したのはレイのポケナビだった。

 

『もう終わったの!!』

 

「ああ、といってもまだホウエン地方と連絡はとれないけど、アローラ地方のずかんに対応させることは出来たからね。」

 

「そんな!ボクがアローラ図鑑のデータを渡したのは今日の朝なのに..」

 

ククイ博士は驚愕していた。アローラ地方の図鑑のデータをポケナビに移植することがそんな簡単には出来るものではなく、ポケナビのデータ容量の拡張とアローラ図鑑の機能移植、それだけでもまるまる3日あっても足りるかどうかといったところだろう。

 

「これが天才と言われたカイト博士...ボクはすごい人と研究をしているんだ!!」

 

ククイ博士は一人で驚愕し、一人で喜んでいた。

 

『わかった!それだけでも十分だよ!ありがとう、父さん!!』

 

「なるべく早くホウエン地方と連絡出来るようにプログラムを作っておくよ。まぁ、それだけじゃなくてホウエン地方との通信回線も作らないといけないからまだ時間はかかると思うけどね。」

 

『そんなに急がなくても大丈夫だよ。それより......父さん?また...寝てないでしょ...只でさえここに来るまでに5日間寝てないのに今日も寝てないってどういうことだよ!!もう6徹じゃないか!!』

 

「は、はい!」

 

『僕のために徹夜してくれたことはありがたいけど、それで父さんが倒れたら僕の旅立ちが気持ちよく始められないだろ!』

 

「ご、ごめんなさい...」

 

『今から帰ってお風呂に入って眠ること!!今日1日は体を休めるの!!わかった!?』

 

「はい!」

 

レイの説教にたじたじのカイト博士。

 

『ということでククイ博士、勝手な用件で申し訳ないのですが、今日1日は父さんを休ませても良いですか?このままだったら倒れてしまって迷惑をかけると思うので。』

 

「え?う、うん。全然構わないよ!むしろ半日だけでもかなりの仕事を済ませてくれているからね。」

 

『そうですか、良かった。あ、後、父さんがちゃんと休むか監視しておいてくれませんか?』

 

「お、おい、流石にそこまでは...」

 

『父さんは黙ってて』

 

「は、はい...」

 

流石に言い返そうとしたカイト博士を一言で黙らせる。

 

『父さんは誰かがストップをかけないと何処までも働き続けるので監視役が必要なんです。まぁ、でも監視といっても研究室に来ないかだけ見てれば大丈夫です。父さんは研究する以外やることがないので、研究室に来ないときは自室で寝ていますので。研究室に来たら追い返してください。そうすれば諦めて寝ていてくれますから。』

 

「わ、わかったよ。まぁ、力には自信があるからね。何かあったら部屋に閉じ込めておくよ。」

 

『はい!宜しくお願いします。』

 

そう言ってククイとレイが握手を交わす。

 

「レイ...お前は鬼か....?」

 

『へぇ...まだ口答え出来るんだね?言いたいことはまだ沢山あるんだよ?』

 

「け、結構です...」

 

『なら早く帰って寝る!!』

 

「は、はい!!」

 

カイト博士は走って帰っていった。

 

「凄いね...なんか色々と。」

 

『ああでも言わないと休んでくれませんからね。ククイ博士、父さんを宜しくお願いします。』

 

そう言ってレイは頭を下げる。

 

「そ、そんな!頭を下げるなんて止めてくれ!!それくらいのこと安いものだよ!!」

 

『はい、有難うございます。』

 

「うん、任せて。それじゃ!みんなまたね。」

 

そう言ってククイ博士もカイト博士を追って走っていく。

 

『まったく...父さんは...』

 

レイは腕を組ながら見送りため息を吐く。

 

「あ、あのレイさん。なにもあそこまで強く言わなくても...」

 

『いや、良いんだリーリエ。あれくらい言わないとホントに倒れるまで働くんだから。』

 

「本当にレイ君のお父上は仕事熱心ですな。きっとレイ君もその血を受けついで真面目なのでしょうな。」

 

ハラさんが朗らかに笑いながら言う。

 

『そんな事ありません。まぁ、でも...父さんの熱心な姿を見ていると危うさを感じるんですよね。自分のことかえりみない所があるから。母親と幼なじみにはそこは父さんとそっくりと言われました...不本意ですが...』

 

そう言いながらもカイト博士が走っていった所を振り替えるレイの目はとても優しかった。

 

 

 

 

ククイ博士の研究所。

 

「カイト博士、開けますよ。」

 

ククイはカイトの部屋へと来ていた。

 

カイト博士はベット入り上半身だけ起こし窓の外を見ていた。

 

「カイト博士、寝てないとレイ君に怒られますよ。」

 

「そうですね...」

 

カイト博士は苦笑いしながら返す。

 

「レイ君凄かったですね。あの剣幕。」

「はい...あいつのあれはきっとユキの... 母親の事があってのことなんですよ。」

 

「母親の?」

 

「ええ」

 

カイト博士はまた窓の外を見ながら話す。

 

「レイの母親、私の妻はもう亡くなっているのですが、レイは母親が倒れる瞬間を目の前で見ていたんですよ。目の前で笑いながら話していたのに急に母親が倒れ、その数日後に亡くなった。」

 

「そうだったんですか...」

 

「それからでした。レイもみんなのお陰で立ち直ったとき私が徹夜していてレイの目の前で倒れてしまったことがあったんです。その時のレイは12歳であったにも関わらず、母親のことを思い出したのか大泣きしてしまったんです。徹夜で倒れたことなんて何回もあったのに...」

 

 

「トラウマになってしまったんですね。」

 

「本当に不甲斐ないばかりです。あいつには父親らしいことをあまり出来てないのにさらにあいつに心配ばかりさせてしまう。父親として失格だと。せめて研究でレイの為に何か出来たらと思って没頭すると気づけばまた徹夜していたりと。ほんとどうしようも無いですね。」

 

カイトは自嘲気味に笑う。

 

「二人は...お互いのことをとても大切に思いあっているんですね。良いことじゃないですか。まぁ、レイ君に心配をかけなければですけど。」

 

ククイ博士は優しく笑いながら応じる。

 

「カイト博士が無理しなければ済むんです。レイ君の為に何かしたいのはわかりました。けど、この研究所にはボクだっているんです。周りに頼りながら研究を進めましょう。レイ君のためにもね。」

 

「.......そう...ですね。ただ、アイツも俺と似た所があるんですよ。アイツも何かを決めたら自分のことをかえりみないところがあるんです。ホウエン地方に居たときは幼なじみが側で支えてくれていたのですが...アローラで支えてくれる人がいないとあいつは...」

 

「......恐らくそれも大丈夫でしょう...ハウ君がライバルでお互いを高め合い、助けてくれる親友となってくれるはずです...それに、リーリエもいる...」

 

「リーリエ...さんですか...ですが彼女には辛いことでは無いでしょうか?レイの側に居ることは。」

 

カイト博士は苦い顔をする。

 

「大丈夫です。リーリエは強い娘ですから。それに、吹っ切ったと言ってました。だから僕は諦められたの?って聞いたんです。そしたらなんて答えたと思います?」

 

ククイ博士はその時のことを思い出したのか少し微笑んでいる。

 

「?...いえ、想像もつきません」

 

「彼女は...「一人でも恋はできます。例え叶わなくても...届かなくても...支えることは出来るから...」って答えたんですよ。」

 

「...そうですか...本当に彼女は強い。そしてレイは皆から愛されているんだな...ホウエン地方の事件の時もそうだった。伝説のポケモンが立ち塞がり、皆が絶望と不安に押し潰されそうになったときも、これまで出会ってきた人達の力を繋いで...また協力してくれた人達もレイを信じて力を貸していた。あの時ほどレイを誇らしいと思ったことはなかった。」

 

カイト博士は目を細めながら息子の勇姿を思い出していた。

 

「あなたの息子さんは大丈夫です。アローラの人と出会って、皆と絆を紡いで困難を乗り越えてくれますよ。あなたの息子なのですから...信じましょう。」

 

カイトは少し目を見開きククイを見て、すぐに安心したように笑い頷き、ベットヘ体を倒す。

 

「お休みなさい、カイト博士。」

 

「はい、お休みなさい」

 

そうしてカイトは寝息を立て始めた。

 

「それとすいません、カイト博士。明日お話しますが、レイ君には危険な役目を相談もせず任してしまったかもしれません。」

 

朝レイに渡した白い卵。

 

もしかしたらUBの卵かも知れないのに...

 

「ですが、あの卵はレイ君に反応していたように思えるのです....まるでレイ君を待っていたかのように...」

 

ククイ博士の独白は誰にも聴かれることもなくカイト博士の寝息に掻き消されていった...

 

 

 

 

 

カイト博士とククイ博士がそんな会話をしている間にレイ達はイリマの試練の間へと足を踏み入れていた。

 

「やぁ!レイ君!ハウ君!!リーリエ君も!!ここは僕の試練の間だよ。」

 

『アローラ、イリマさん。アローラ地方で初めての試練。楽しみにさせてもらっています。』

 

「アローラ!!早く試練受けさせてよ!!イリマさん!!」

 

「ア、アローラ...です。イリマさん」

 

優しい笑みを浮かべながら挨拶してくれるイリマにそれぞれ挨拶を返す。

 

「ハウ君は相変わらず元気だね。先に試練を受けるのはハウ君からで良いのかな?」

 

『ええ、構いませんよ。ずっと楽しみにしていたみたいだし。』

 

「え!いいの!!やったー!!!イリマさん!はやくはやく!!」

 

ハウは喜んでぴょんぴょん跳ねながらイリマへと詰め寄る。

 

その光景をレイとリーリエは微笑ましそうに見ていた。

 

「わかった、わかったから少し落ち着こう。じゃあ試練の説明をするね。この洞窟にはあるポケモンが潜んでいる。この洞窟で自分のトレーナーとしての力を示し、洞窟の先へ進んでほしい。」

 

「力を示す...わかった!!じゃあ、レイ、リーリエ、先に行ってくるね!!」

 

『うん、頑張って!』

 

「頑張って...下さい」

 

「それじゃあ!イリマの試練!開始!!」

 

こうしてハウの試練は始まった。

 

試練は単純なもの。

 

洞窟内のポケモンを倒し、その先に進むというだけである。

 

しかし、その洞窟内のポケモンが一筋縄では行かなかった。

 

「ヤン?」

 

「あ!あれはヤングース!行くよー!!」

 

ハウがヤングースを見つけて走って行くと...

 

「ヤン!」

 

ヤングースは小さい穴の中に入って逃げてしまい、別の少し離れた所から出てくる。そこはハウがいるところからだんさがあり、回り道しないと行けないところだった。

 

「む~!逃げた!!」

 

そう言ってハウは逃げたヤングースを追うため回り道しようとすると、

 

「ヤンヤン!!」

 

「うわ!!」

 

ハウが大きな石の前を通ろうとすると、その石の影から別のヤングースが飛び出してきた。

 

「!、行け!!ピチュー!!」

 

ハウはとっさにモンスターボールを投げる。

 

ボールから出てきたのはピチューだった。

 

「ピチュー!でんきショック!!」

 

「ピ!チュー!!」

 

ピチューはハウの指示に即座に従い、ヤングースにでんきショックを放つ。

 

「ヤ、ヤン!」

 

完全に不意を突いたつもりでいたヤングースはハウの即座な対応が予想外で、でんきショックを受けてしまう。

 

「ヤ、ヤン...」

 

でんきショックを受けたヤングースはマヒ状態になってしまい、動きが鈍くなってしまう。

 

「ピチュー!そのままたいあたり!!」

 

「ピッチュー!!」

 

「ヤンー!!」

 

ピチューがそのまま動きの鈍くなっているヤングースにたいあたりをして戦闘不能となる。

 

「やったよ!ピチュー!!」

 

「チュッ!」

 

ハウは喜び両手を広げるとピチューがハウに抱きつく。

 

『へぇ、不意を突かれた場面でも即座に対応しきる冷静さと相手の状態異常を見抜いた観察眼と状況判断力。やっぱりハウは凄いポテンシャルを秘めているかもしれない。成長が楽しみだ。』

 

ハウの今の戦いを見てレイはそう判断した。

 

「そうだね、彼とはバトルしたけど驚かされてばかりだったよ。」

 

イリマとレイはそんな会話をしている間にハウは試練を続けていた。

 

「ヤンヤン!!」

 

 

「わ!また出てきた!!いけ!!ニャビー!!!」

 

ハウは驚きながらも即座にニャビーを繰り出す。

 

「ニャッビ!」

 

「ニャビー!ひのこ!!」

 

「ニャニャッ!」

 

「ヤン!」

 

しかし、2体目のヤングースは1体目と違い、不意討ちを仕掛けた側でも気を抜いておらず、ニャビーのひのこも回避することに成功する。

 

「今度のヤングースは一筋縄じゃいかないみたいだね~。ニャビー!ひっかく!!」

 

ハウの指示に従いニャビーはヤングースへと飛びかかる。

 

「ヤン!」

 

ヤングースはそれに応えるようにたいあたりを仕掛けてきた。

 

「ニャビー!今だ!ひのこ!」

 

ひっかくの指示を受けていたニャビーはハウに突然ひのこの指示をだされる。しかし、ニャビーはわかっていたかのように迷い無くひのこを繰り出す。

 

「ニャッビ!」

 

「ヤンー!! 」

 

ヤングースは突然至近距離でひのこを受け、たまらず足がとまり、たいあたりは失敗する。

 

「ニャビー!そのままほのおのキバ!」

 

「にゃ~!ッニャニャッ!!」

 

ニャビーの炎を纏ったキバはそのままヤングースの首もとを捉える。

 

「ヤングース!!」

 

ヤングースはおおきな鳴き声を挙げ戦闘不能となる。

 

「やったよ~!ニャビー!!ピチューに並んでノーダメージだ~!!」

 

「ニャッ!♪」

 

大喜びするハウにニャビーも嬉しそうに抱きつく。

 

『ポケモンへの技の重ね指示をこんな短期間に成功させるのか...ニャビーと余程息が合っているんだな。』

 

「うん、僕とバトルした時もピチューには重ね指示をしなかったけど、ニャビーには何度もしていたからね。きっと練習したんだと想うよ。トレーナーは指示を出してポケモンがそれを実行する。だけどそれだけじゃバトルにはならない。トレーナーの指示1つにポケモンにどのタイミングで、どういう態勢で、どういう行動の後で技を繰り出してほしいのか、トレーナーの考えを理解した上で行動するポケモンとただ指示を受けて言われた通りの行動だけをするポケモンじゃ天と地の差が出来てしまうからね。」

 

『どうやら、最後のヤングースとバトルですかね?』

 

イリマとレイが話しているとハウが最後のヤングースへと向かっていた。

 

「それはどうかな?」

 

イリマは少し笑いながらみていた。

 

「さぁ!ヤングース!バトルを...」

 

「ヤン!」

 

ハウが意気揚々とヤングースにバトルを仕掛けるが、ハウの姿を見るなりすぐヤングースは逃げてしまう。

 

『えぇぇ~。あれ全てのヤングースと戦わせるための使用じゃないんですか?』

 

「クックック、違うよ。あのヤングースはただ臆病なんだ。」

 

レイがイリマを見るとクスクスと笑っていた。

 

(『「この人...性格悪い」』)

 

それを見たレイはジト目で、リーリエは半分泣きそうな目でイリマを見て同じ事を思っていた。

 

「も~!!ヤングースが逃げちゃうよ~!!」

 

ハウはバタバタとヤングースを追いかけるも3つの繋がっている岩の下の穴から穴に逃げていく。

 

イリマはそれを見てからからと笑っていた。

 

リーリエはそんなイリマを見て涙目になりながらレイの服の袖を握って後ろで怯えていた。

 

レイはリーリエを怖がらせるイリマに内心キレなからも後ろで怯えているリーリエを不覚にも可愛いと思い反応に困っていた。

 

そうしていると...

 

 

 

 

 

 

「ヨウヨウ、試練をしてんじゃないかヨ」

 

「俺たちスカル団、試練しているのを見てると邪魔したくなるんだヨ!」

 

『あ、あいつら』

 

そこに現れたのは港でバトルを仕掛けてきたスカル団だった。

 

「邪魔してやるヨ!」

 

「クリアはさせねーヨ!」

 

そう言って二人はヤングースが逃げる二つの穴の前で騒いでヤングースを威嚇していた。

 

「はやく出てこい!逃がさねーヨ!」

 

「俺たちがクリアしていくヨ!」

 

『あいつら...馬鹿なのか?』

 

レイがボソッと呟く。

 

それは当然。そんなことしたら...

 

「あっ!出てきた!!」

 

最後の1つの穴の前で疲れていたハウの前にヤングースが飛び出してきたのだ。

 

ハウはすかさず

 

「ピチュー!!でんきショック!!」

 

もともとボールから出していたピチューのでんきショックでヤングースの足止めをする。

 

「ヤン!」

 

ヤングースはでんきショックを受けて動きが鈍くなってしまい、

 

「ピチュー!もう一度でんきショック!!」

 

「ピッ!チュー!!」

 

ピチューの渾身のでんきショックが放たれ、それを避けることもできずまともに受け戦闘不能となった。

 

「やった~!これで先へ進める!!」

 

ハウが喜びながら洞窟の先へ進んで行った。

 

『さて、俺は後始末としますかね。』

 

「ん?どういうことだい?」

 

レイのぼそりとつぶやいた言葉にイリマとリーリエは疑問符を浮かべる。

 

「オイオイ!さっきのガキ進んじまったゼ!」

 

「なら俺たちが直々にてを下すしかないヨ!」

 

スカル団のしたっぱ二人がそんなこと話していると、

 

『なに言っている?お前たちはここでゲームオーバーだ。』

 

そう言ってレイはスカル団二人の前に立つ。

 

「げっ!おまえは港で会った...」

 

「これは...詰んだ?」

 

スカル団はレイを見るなり固まってしまう。

 

『さっきまでの威勢はどうした?安心しろよ。ちゃんと手加減してやるから。』

 

レイはすっかり怯えてしまったスカル団を挑発すると、スカル団の二人は顔を真っ赤にして怒りだす。

 

「「俺たちをナメんな!」」

 

『そうこなくっちゃ!』

 

 

こうして、怒れるスカル団とレイのバトルが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?

スカル団との戦いをレイにさせるには少し理由があります。

まぁ、次の話を読んでいただければわかると思います。

誤字脱字の指摘、感想などを頂けると嬉しいです!!

では!まだまだ不馴れですが、是非とも続きを読んで貰えると嬉しいです!!

4話で会いましょう!!
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