ガチャ勝利しすぎて更新出来てませんでした(自慢)
ということで爆死ネタがないのでガチャ勝利の光景を書きます
「ふふふふふ……」
「お主は何をニヤニヤと笑っておるのだ」
女性らしい柔らかでしなやかなボディラインが強調される、ぴっちりした全身タイツの長髪の女性――ランサークラスのサーヴァント、ケルトの伝説的人物、影の国の女王・スカサハは、自分のマスターに軽い侮蔑の視線を向けた。
「いや、こうして師匠と一緒にいれるなんて……本当に、本当に嬉しくて……ッ!」
「ああもう、男がそう簡単に泣くな!」
笑っていたと思ったら唐突に泣き出したマスターに、流石のスカサハも困惑する。嗚咽しながらマスターは語り出す。
「いや、だって……! 一万円突っ込んでも来てくれなかった師匠が、四回目のピックアップにしてやっと……! 無課金で……ッ! 来てくれて……ッ! う、嬉しくて……ッ!」
「……とりあえず涙を拭け、マスター」
そこまで自分を求め、自分が来たことを喜んでくれるというのは、まあ悪い気分ではなかったので、スカサハは彼にティッシュを手渡し、優しく、慰めるように頭を撫でてやる。
「し、ししょお……」
「よしよし、良かったな。心配せずとも、私はこれからもずっとここにいる。安心しろ」
膝から崩れ落ちたマスターは、迷子の幼児が母親と再会したシーンよろしく、スカサハへとぎゅっと抱きついた。スカサハも、母性本能が刺激されるというか何というか、満更でもないのでそのまま頭を撫でていた。
「……ふう」
「……落ち着いたか?」
「ええ。お見苦しいところをお見せしました……」
「ふふ、気にするな。私とお主の仲だろう?」
「そうですね……!」
絆レベル5、レベル92、スキル10/10/10である。付き合いはまだ浅いが、十分な信頼関係は築けていた。
「ところでお主、今日は何かすることがあると言っていなかったか?」
「あ、そうですそうです。最近増えたサーヴァントの方々を紹介していきたいなあ、って」
「そうか。大して興味はないので、儂はトレーニングに出かけてくるよ」
「えええええそんなあああああ!!」
止める間もなく瞬時に消えてしまったスカサハに、深い溜息を零すマスター。その時コンコン、とマイルームの扉がノックされた。
「みこーんみこーん、と。マスターいらっしゃいますか?」
「いらっしゃいませぇぇ!」
勢いよく扉を開けると、そこにいたのは室内にも関わらず麦わら帽子を被る、桃色の髪で狐耳で良妻って感じの女性。玉藻の前(ランサー)であった。
「私にお話があると伺ってきたのですけれど、なんでしょう? はっ、この深夜にお部屋に招くってことはそういう……! や、お気持ちは嬉しいんですけれど? タマモには、心に決めたイケ魂な方がいるっていうかあ……?」
「今日は、お礼が言いたくて呼ばせてもらったんだ……」
「ほうほう?」
思い返してみたが特に心当たりがないため、玉藻は首を傾げた。そもそも、このカルデアに来てからまだ日が浅いため、彼との付き合いも浅い。
「それは一体どのような……? 」
「このカルデアに来てくれてありがとぉぉおおおおお!!」
「ひゃんっ! あ、すいませんご主人様。そのぉ……つい反射的に……?」
唐突に飛びかかったマスターは、玉藻が手に持っていたビーチパラソルで吹き飛ばされた。刺さらなかっただけマシとも言える。綺麗にベッドにめり込み、スプリングの反動で起き上がってきた。
「いや、いいんだ。気にしないでくれ。兎に角、俺は君が来てくれたことが本当に嬉しかったんだ……」
「ご主人様……」
マスターの脳裏に浮かんでいたのは、幾万にも及ぶ爆死。「恒常だから当たるでしょ」そんな思いを裏切り続けてきた玉藻(キャスター)。「ピックアップしてるから引けるでしょ」そんな期待を裏切り続けてきたキャス狐。「え、水着玉藻!? 引くしかないでしょ!?」そして引けなかった二年間。三度目、ようやく引き当てられた衝撃。
「改めて、これからよろしくね玉藻!」
「はいな♪ 活躍の為にも、種火とスキル上げよろしくお願い致しませね……?」
「ぜ、善処します……」
種火は尽きている。主に、次に呼んでいるサーヴァントに貢いだせいで。
「こんばんは、マスター」
「急に呼び出して悪いね、ジャンヌ」
戦闘用ではなく、動きやすそうなピンクの上下寝間着でやってきたジャンヌ・ダルクを見て、もうすっかりカルデアに溶け込んでやがる、と安堵の息を漏らす。――あれは
「いえ、お気になさらず」
優しく柔らかな、慈愛に満ちた笑み。正に聖女。思い返すのは第一特異点、オルレアンでのこと。サポートジャンヌの頼もしさ。強さ。ストーリーのエモさ。尊さ。ジャンヌとマリーのしんどさ。ずっと揃えたかった。ほんとよかった――と涙が零れるほど感動するマスター。
「あの、それで用件は……?」
「あー……うん、ジャンヌの顔が見たかっただけだから気にしないで! おやすみ」
「そ、そうですか。おやすみなさい……?」
サムズアップされた親指を見て首を傾げながらも、ジャンヌは部屋へと戻っていく。入れ違いざまに、褐色肌の女剣士が部屋に入ってきた。
「……マスター?」
魔神セイバー――もとい沖田オルタ。褐色肌にしてちょっと服装変えるだけでどうしてこんなにエロくなるんだろう、と首を傾げる。ピックアップが終わりそうで、引けなさそうで、不安もあったが――本日未明、閃光のように現れた。やばい。呼符の力は人理一ィィィィ!!
「……沖田さん」
「……ん?」
「帝都聖杯奇譚、絶対終わらせるからね」
イベント期間は残り二日。達成ミッションは百分の七。絶望的な状況ではあったが、マスターの目にはまだ希望の光が灯されていた。「ありがとう、もう行っていいよ」という言葉に首を小さく傾けながらも、沖田オルタは部屋を出た。
最後の投稿以降だとこのメンツ以外の星五は、福袋でヒロインXとオリオン、ジャック、マーリン、沖田さん、アンリ、セミ様、不夜キャス……が当たってますね。よく当たるようになってきたなーと思ってたんですが、並べてみると普通にやばいですね。そろそろ悪いこと起きそう……
これ以降もこの作品を更新出来ないレベルでガチャ勝利していきたいです(フラグ)