この素晴らしいスターオンライン2!   作:カザミノコフ

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Q.安藤って何さ?

A.安藤優=あなた=主人公。ファンタシースターユニバース(以後PSU)のクレジットの最後に「And You」と記載されていたのを、語呂合わせで人名になぞらえたもの。PSU以降のシリーズでプレイヤーを指し示す。

Q.安藤の容姿は?

A.想像にお任せします。ご自分の安藤でもよし。PSO2未プレイの方はオープニング映像の誰かで想像するもよし。ヒューマンでもよし、ニューマンでもよし、キャストでもよし、デューマンでもよし。よしよしよしよしとてもよし。


ACT1 THIS WONDERFUL WORLD AND YOU #2

⇒α.「そうかそうか、妙な格好をしているもんだから遠目から気になっていたんだが、よほど遠くから来たんだなぁ。アクセルに来たってことは冒険者になりに来たのかい?」

 

⇒β.「なに? 冒険者を知らんのか!? お前さん妙な格好をしていると思ったが、よほど遠くから来たんだなぁ……」

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 冒険者、か……言葉の意味は判る、冒険で得た物で生計を立てる者の総称だろう。アークスは基本的に組織的な側面を持ってはいるが、冒険者かと問われれば冒険者だと言えない事も無い、か……?

 いや、ここはひとまず「着の身着のまま旅をしていたが、路銀が尽きたので立ち寄った」とでも言い訳しておこう、ここでは我々の通貨(メセタ)は使えないからあながち間違いでもないのだし。

 

「そういう事なら街の中央にあるギルドに行ってみると良い。お前さん腕は立ちそうだからクエストの報酬で稼ぐのが一番手っ取り早いだろうさ」

 

 色々と話を聞いていくとなるほど、そのギルドという場所なら情報集めにも役立ちそうだ。となれば先ずはそこへ行ってみるとしよう。

 

「この大通りをまっすぐ進めばギルドがあるぜ! 頑張れよ!」

 

 守衛に「ありがとう」と礼を言い、言われた通りに大通りを歩き始める。なかなかに活気があって良い街だ、子供達が笑顔で遊んでいる姿に思わず笑みがこぼれた。さて、どのような仕事があるのだろう、少し楽しみだ――

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「――という訳で、登録手数料1000エリスがかかりますが宜しいですか?」

 

 ……流石にこれは想定外だ、ギルドに辿り着いて早速クエストを受けようと思ったら冒険者登録が必要で、その上冒険者登録をする為に手数料が必要とは……自分は「路銀が尽きた」と言ったのだが、あの守衛もまさか無一文とは思わなかったのだろう。

 どうする? アークスシップのオーダー担当官なら素材収集系オーダーを色々と出してくれているし、個人で報酬をくれる人もいたが、ここではそうもいかないだろう……いや、念の為手持ちの品を換金出来ないかどうか聞いてみよう。

 

「そういうことでしたら、モンスター素材の買取も行っておりますのでお手持ちの品を……今どこから出したんですか? あ、あぁいえ、では査定の方をさせて頂きま…………えぇっ!?」

 

 ギルド受付嬢の目の前でアイテムパックから物を取り出したのだが、それだけで軽い手品のように見えてしまったらしい。まだ物体の量子化等の技術も確立されていないだろうから無理も無いか。それよりも今見せた素材アイテムに何か問題でもあったのだろうか?

 

「……その、この牙は一体何処で手に入れたのですか? この近辺ではないのですよね?」

 

 彼女が手にとっているのはここに来る前に討伐した獣型エネミーの牙だ。今自分が持っている素材アイテムは、件の牙以外だとアークスシップに戻った際情報部に提出する予定だった植物のサンプルのみ。恐らくこの中では一番価値がありそうな物だと思われるが……

 ひとまず受付の女性にここに来る道中で、丁度ここの外から見える森の奥地でエネミーの群れに遭遇した事、そしてその群れのエネミーの特徴と側に居た猫科の中型エネミーの特徴を身振り手振りを交えて説明した。

 

「中型、中型ですか……いえそんな事より、これはあなたの説明通りであれば初心者殺しの牙です。周囲に居たのはゴブリンの群れですね。それを本当にたったお一人で全て倒してしまわれたのですか?」

 

 ……? 自分は十分中型だと思うのだが受付嬢は若干顔が引き攣っている……しまったな、自分はナベリウスの大型原生種で慣れてしまっているが、ここではあれでも大型に属するらしい。とりあえず、証拠はその牙以外に無いが確かに自分が狩ったと言っておくしかないか。

 

「この時期のアクセル近郊にゴブリンの群れと初心者殺しが居たなんて……情報が出てからでは誰かが犠牲になっていたかもしれません、少々お待ち下さい」

 

 そう言って受付嬢は奥へと引っ込んでしまった。どうしたものか、後ろに他の冒険者も並んできているので手続きがモタついているせいか視線が痛い。申し訳なく思うがもう少し待って欲しい。

 

「お待たせいたしました、これから冒険者登録を行いますので、こちらの書類に身長、体重、年齢、身体的特徴の記入を願います」

 

 はて? 自分はまだ手数料を払っていないのだが……そんな疑問を口にしたが、受付嬢は笑顔で書類と共に項目の大半がまっさらなカードを自分の目の前に置いて続けた。

 

「先ほどの牙は損傷が激しい為買取は出来ませんし、他のアイテムは野草や薬草が中心で買取価格が1000エリスに届きません」

 

 …………。 背後から牙で襲い掛かってきたのをジャストガードしてから、カウンターで上顎と下顎を横一線に泣き別れさせたのは失敗だったか。結果牙こそ採取出来たが、受付嬢の言ったとおり損傷が激しい。しかしそれだと自分は冒険者登録が出来ないのではないだろうか?

 

「……ですが、あなたが仰っている事が事実であれば冒険者カードに討伐したモンスターの情報が表示されます。ですので、その内容を精査し、後出しという形になりますが正式にクエストとしての報酬を支払わせて頂きます。勿論これは特例中の特例ですが、未然に被害を防いで下さったあなたへのこちらからの誠意です」

 

 この手のオーダーは基本受注後の討伐数による報酬が当たり前なのだが……そういう事か、随分融通を利かせてくれたな。どうやら自分が冒険者になる事を大きく期待しているようだ。

 さて、当然書類はこちらの言語で記入するのだが……翻訳機能のアシストがあって助かったな、一部の文字がオラクル文字に似ていた為うっかり書き間違えるところだった……よし、どうにか記入出来た。

 

「はい、ではこちらに触れてください、それであなたの今のステータスがわかりますので、その数値に応じてなりたい職業を選んでください……ですが今回は、まずは討伐したモンスターの確認からさせて頂きます――」




《ラッピーでもわかる!PSO2を知らない人の為のトピックス》

ヒューマン……オーソドックスな人型種族、ステータスもオーソドックス、良くも悪くも標準。レイヤリングウェア実装以降コスプレの幅が広がった昨今、見た目にもクセが無い為既存キャラの再現もさせやすい。小難しい事はヨクワカランって方はとりあえずコレ。

ニューマン……いわゆるエルフ耳の種族、ステータスはHPが全種最低で法撃力(魔法的な物)が全クラストップと見た目通りの魔法職向け。初期Verはどんなに耳を小さめにクリエイトしても髪の毛で耳を隠せなかったが、短いタイプの耳が実装されて以降耳の形状次第ではヒューマンと同じ感覚で隠せるようになった。

キャスト……アンドロイド(ロボット)。男のキャストは箱と呼ばれる事も。魔法が苦手で打撃と射撃が強く、HPが高い。パーツやアクセサリーが豊富になった昨今では普通に飛行機型してたり車だったり、ロビーアクションを利用してトランスフォーマーみたいに変形したり、果ては四足歩行のゾイド勢まで現れた。

デューマン……額にツノを持ち、その上オッドアイの厨二病歓喜な人型種族。攻撃特化でHPは2番目に低い、当たらなければどうという事は無いタイプ。ある意味見た目に一番クセがある為、既存キャラの再現コーデには基本的に不向き。裏を返せば角の形状とオッドアイのカラーだけで十分にオリジナリティを出せるとも言える。

ナベリウスの大型原生種……惑星ナベリウスの森林奥地に雄のファングバンサーと雌のファングバンシー、凍土の奥地に雄のスノウバンサーと雌のスノウバンシーがそれぞれ生息している。レア種はどちらも性別関係なく頭にバンサと付く「バンサ・○○○」。
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