IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
「社長、緊急事態です。」
と、忍びの如く一夏の背後に現れたのは明日那だった。まぁ、実際のところはウイルスになって移動して来たんだけどね。
「アメリカ、イスラエルで共同開発されていた軍用ISが暴走。こちらに向かっているようです。」
と、冷静に情報を伝えていく。すると、一夏は
「わかりました。搭乗者は?」
「無人……となってますが、おそらく搭乗者は居るかと。」
「ライダーだけ招集してください。楯無さんにも連絡を。あの人ならどうせ来れますよね?」
「そうですね。どうせブレイブに変身されますから、国家代表であることはわかりませんからね。」
「それでは、よろしくお願いします。」
そう言って再び明日那は消えた。
しばらくすると、千冬の元にも同じ情報が入った。すぐに生徒達を旅館内に避難させ、専用機持ちを集めようとしたが……一夏に止められた。危険すぎる……と。
さらに時間が経つ。楯無が到着したので、明日那からの詳細情報を元に戦術を練る。最も合理的で完璧な作戦を導き出したのは、簪だった。
「一夏が、ロケットアーム飛ばして足止めをする。その間にお姉ちゃんが氷の道を作ると同時に動きを固定。私と鈴がハンターZでとどめを刺す。これでいいかな?」
「そうですね。それで行きましょう。」
「ちょっと待ったぁ!」
「………束さん?」
「それ、雷電スネークを使えばもっと楽になるよ?」
「どう言う事ですか?」
「よくぞ聞いてくれました。雷電スネークにはパッケージ『Metal gear REX』搭載されてるんだよ。これを使えば確実に有効打を与えられるよ!」
「ですが、篠ノ之は初心者です。とても実戦には……。」
「そこはプロフェッショナルであるAIが、万全なサポートをするから安心。REXの開発担当である『ハル・エメリッヒ』の人格コピーのAI『オタコン』が搭載済みなのだぁ。」
「……わかりました。却下で。」
「………ほぇ?どうして、いっくん!?」
「だって、他社のゲームじゃないですか。」
「うぐっ!……確かに。」
「確かにMG〇は面白いですよ。でも!それとこれとは、話が別なんです。」
「……はぁ、わかったよ。束さんの負けだね。」
「それでは、全員出撃!」
「うん!」「えぇ!」「いくわよぉ!」
「大・大・大…。」
「術式レベル2。」
「第五戦術!」
「五速!」
「「「「変身!」」」」
『『『『ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!』』』』
『マイティマイティアクション X!アガッチャ!ゲキトツロボッツ!』
『タドルクエストォ〜!』
『バンバンシューティング!アガッチャ!』
『爆走バイクゥ〜!アガッチャ!』
『『ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナーイト!ドラ・ドラ・ドラゴナイトハンター Z!』
作戦通りのライダーが揃った。
THE 出落ち な篠ノ之姉妹でしたぁ。
protoです!それではここで失礼!←本当に何も言ってない