IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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第95話 Emergency な出来事

「社長、緊急事態です。」

と、忍びの如く一夏の背後に現れたのは明日那だった。まぁ、実際のところはウイルスになって移動して来たんだけどね。

「アメリカ、イスラエルで共同開発されていた軍用ISが暴走。こちらに向かっているようです。」

と、冷静に情報を伝えていく。すると、一夏は

「わかりました。搭乗者は?」

「無人……となってますが、おそらく搭乗者は居るかと。」

「ライダーだけ招集してください。楯無さんにも連絡を。あの人ならどうせ来れますよね?」

「そうですね。どうせブレイブに変身されますから、国家代表であることはわかりませんからね。」

「それでは、よろしくお願いします。」

そう言って再び明日那は消えた。

 

しばらくすると、千冬の元にも同じ情報が入った。すぐに生徒達を旅館内に避難させ、専用機持ちを集めようとしたが……一夏に止められた。危険すぎる……と。

 

 

さらに時間が経つ。楯無が到着したので、明日那からの詳細情報を元に戦術を練る。最も合理的で完璧な作戦を導き出したのは、簪だった。

「一夏が、ロケットアーム飛ばして足止めをする。その間にお姉ちゃんが氷の道を作ると同時に動きを固定。私と鈴がハンターZでとどめを刺す。これでいいかな?」

「そうですね。それで行きましょう。」

「ちょっと待ったぁ!」

「………束さん?」

「それ、雷電スネークを使えばもっと楽になるよ?」

「どう言う事ですか?」

「よくぞ聞いてくれました。雷電スネークにはパッケージ『Metal gear REX』搭載されてるんだよ。これを使えば確実に有効打を与えられるよ!」

「ですが、篠ノ之は初心者です。とても実戦には……。」

「そこはプロフェッショナルであるAIが、万全なサポートをするから安心。REXの開発担当である『ハル・エメリッヒ』の人格コピーのAI『オタコン』が搭載済みなのだぁ。」

「……わかりました。却下で。」

「………ほぇ?どうして、いっくん!?」

「だって、他社のゲームじゃないですか。」

「うぐっ!……確かに。」

「確かにMG〇は面白いですよ。でも!それとこれとは、話が別なんです。」

「……はぁ、わかったよ。束さんの負けだね。」

「それでは、全員出撃!」

「うん!」「えぇ!」「いくわよぉ!」

「大・大・大…。」

「術式レベル2。」

「第五戦術!」

「五速!」

「「「「変身!」」」」

『『『『ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!』』』』

『マイティマイティアクション X!アガッチャ!ゲキトツロボッツ!』

『タドルクエストォ〜!』

『バンバンシューティング!アガッチャ!』

『爆走バイクゥ〜!アガッチャ!』

『『ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナーイト!ドラ・ドラ・ドラゴナイトハンター Z!』

作戦通りのライダーが揃った。

 




THE 出落ち な篠ノ之姉妹でしたぁ。

protoです!それではここで失礼!←本当に何も言ってない

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