IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

114 / 149
第104話 完璧な Puzzle

束はパソコンに向かって、キーボードを叩き続ける。部屋にはタイプ音のみが響き、パラドが少々つまらなさそうにしている。のだが…

「ふぅ、完成した。パラド、ガシャット完成したよ。」

「おぉ、ようやくか。……一夏に感謝しないとな。あと俺にも。」

「冗談はよして。それより、早く戦いたいだろ?」

「あぁ、戦いたくて心が滾ってるぜ。」

「なら、スナイプとブレイブのガシャットを回収して来てよ。」

「いいぜ。あぁ、心が躍るなぁ。」

パラドは消えて行った。

 

 

「2代目、あなたにガシャットの作り方教えようと思うのですが……聞きたいですか?」

「………え?いいの?」

「今後あなたの発想力が、僕らの役に立つかも知れませんから。」

「よし!やってやるわよ。ノリノリでね!」

「わかりました。では、こちらへ。」

一夏は鈴を連れて、とある部屋にやって来た。

「ガシャットを作る工程を全てこの中に叩き込みました。これをプレイすれば、ゲーマドライバーの修理……は、かなり時間がかかるものですがマスターできます。ただし、作った僕自身クリアまで至りませんでした。なんせ、いつもやってる事を復習してるだけなんで飽きてしまって。でも、未知の世界を見るあなたなら、クリアして全てをマスターできるはずです。」

「…………。」

鈴は無言でヘッドガジェットを被り、ゲームを始めた。

 

IS学園屋上

ここには女子が集まって……まぁ、ほぼほぼ女子校だし当たり前か。面子は篠ノ之、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒだ。

「どうして、一夏をこっちに引っ張れる!」

「一夏さんの周りはがっちり抑えられていますわ。」

「そうだね。僕も接近しづらくて。」

「よ、婿の近くに居るあの虫が邪魔だな。」

バタンと、屋上のドアが開く。

「誰が虫だって?」

声がする方を向く一行は、笑顔の裏に隠された怒気を肌で感じていた。

「「「「い、いえ!なんでもありません!」」」」

その正体は……本人ではなく楯無だったとさ。

お前ら幸運だぞ?一夏に聞かれてたら地球から消されてたもの。

「どうしたのお姉ちゃん。」

そこで本人登場。

「「「「いえ!なんでもありません!簪さん!私たちはこれで失礼します!」」」」

「?」

簪は首をかしげる。例えるなら、仮面ライダーなでしこだろうか。まぁ、簪がこうなるのは仕方がない。姉が怒気浴びせてるからね。

 

そんな合間の事だった。一人の男が乱入して来たのは。

「やぁ、初めましてか?突然だけど、俺と遊ぼうぜ?」

男否、パラドは黄色いギアの付いた青く太いガシャット『ガシャットギアデュアル』取り出した。

「なにそのガシャット!?」

「私も、見たことない。」

パラドはギアを青と赤の絵が付いているギアを、青側を下にするように回す。

『Perfect Puzzle!』

「変身。」

ここに新たなライダーが生まれる




次回

ライダー大激突(の予定)!


束のあのシーンをお待ちの皆様へ
今しばらくお待ちください。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。