IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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ごめんなさい。あと3、4話以内には束さんご乱心行きますから。


第105話 New ライダーはレベル50!?

『Perfect Puzzle』

「変身」

パラドはデュアルのボタンを押す。

『デュアル アップ!Get the glory in the chain! PERFECT PUZZLE!』

パラドの前にパネルが現れ、パズルピースがずれて行くにつれて一枚の絵が出来上がっていく。そして、そのパネルの後ろから現れた彼こそは……

「俺はパラド。そして仮面ライダーパラドクス、レベル50(フィフティー)。」

青いカラーの新たなライダー『パラドクス』のレベルは50。彼女達の最大レベルは5。到底太刀打ちできる相手ではない。それでも、彼女達は諦めるということはしない。

『バンバンシューティング!ガン!』

『タドルクエスト!ブレード!』

「第五戦術!」

「術式レベル5」

「「変身!」」

『バンバンシューティング!ドラゴナイトハンター!スナイプ!』

『タドルクエストォ〜!ドラゴナイトハンター!ブレイブ!』

そして楯無は、ミステリアス・レイディを纏い、さらにガシャコンソードと専用機の武装である蒼流旋(そうりゅうせん)で二刀流?のように構える。

「おぉ。なんだか楽しめそうだな。でも、まずはこっちの手の内を晒すか。じゃないと、フェアじゃないからな。そうだな、例えばよっと。」

そう言ってパラドクスが、両手を掲げるとフィールドに展開されていたエナジーアイテムが入っている宝箱やドラム缶がエナジーアイテムに変わっていく。

「バラバラだったお前達のアイテムを統一することも可能だ。」

「………許せない。」

「え?なんだって?」

「一夏が作ったものに手を加えるなんて邪道!罰当たり!その行為、万死に値する!」

激おこプンプン丸なスナイプは、『ガシャコンマグナム』を取り出し、

「うぉぉぉぉぉぉ!」

ガシャコンマグナムとドラゴナイトガンでパラドクスを乱れ撃つ。何発撃っても百発百中の腕前の簪は、この乱れ撃ちの中で腕が上がり続けている。

「こりゃいい腕だ。楽しめそうだな。」

そうして、パラドクスは両手を上に掲げエナジーアイテムを空中に集め、パズルのように並び替え始めた。そして、選んだ三枚を自分へ使う。

『反射!』『マッスル化!』『回復!』

反射のエナジーアイテムでスナイプの攻撃を、スナイプとブレイブに跳ね返す。簪の正確無比な射撃を利用した戦法だ。回復のエナジーアイテムで多少減った分のライダーゲージを戻す。最後に地面を叩き、スナイプとブレイブを変身解除に追い込む。

「ふぅ。意外と楽しめたぜ。それじゃあ、ガシャットは頂いてくぜ。」

所持していたタドルクエスト、バンバンシューティング、ジェットコンバット、ドレミファビート、ドラゴナイトハンターZ。その全てをパラドに奪われたのだった。


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