IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
ゲーム病を発症した一夏は、なんとか一命を取り留めた。今は眠っている。その間に簪たちは会議をして居た。
「それにしても、どうにかして私たちのガシャットを取り戻さないとね。」
「ポッピー、私たちのガシャットがどこにあるかわかる?」
「ごめん簪。私じゃ追跡がバレちゃう。」
「そっか。うーん、新しいガシャット作る?」
「いや、それを奪われたらそれこそ問題だわ。そうなる事を予見して、一夏君も一個しか作らなかったのよ、きっと。ま、とにかく。一夏君が起きるのを待ちましょう。」
ちょうどその時だった。一夏の目が覚めたのはだぁかしかぁし!
「よお!何してんの?俺も混ぜろよ。」
何故か、変身してないのにゲーマーSのような話し方だった。
「緊急通報!一夏君、ガシャット借りるわ!」
楯無が一夏の状態異常を察し、出撃しようとする。しかし、一夏はそれを止める。
「これは俺のゲームだ。俺がやる。」
と言って、出てってしまった。すぐに簪が追いかける。それの後に続いて楯無、ポッピーが走り出す。
現場に居たバグスターは『ゲキトツロボッツ』のラスボスである『ガットン』バグスター。
「この女の体は乗っ取った。システムオールグリーン。レベル30!」
「レベル30か。レベル差を埋めるのも、ゲーマーのテクニックだ!」
『マイティアクションX!ゲキトツロボッツ!』
「大・大・大変身!」
『ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティマイティアクション X!アガチャ!ゲキトツロボッツ!』
「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
エグゼイドは、初っ端から空中での叩き込みをお見舞いするも、レベル差が大きいためあまりダメージがない。
「おっ、丁度いいのがあるじゃねぇか!」
エグゼイドは、ロケットアームで回転攻撃をし、エナジーアイテムを回収する。
『鋼鉄化!』『反射!』『挑発!』
挑発でガットンを、確実にこちらに寄せ攻撃させる。鋼鉄化と反射で確実にガットンにダメージを与える。
「ダメージレベルレッドゾーン。一時てっt…。」
「そうはさせるか!」
『ガッシャット!キメワサ!ゲキトツクリティカル ストライク!』
ロケットアームでマッスル化のエナジーアイテムを回収し、ガットンを抑え込む。
そして、エグゼイドが会心の一撃を放とうとして居た時だった。突如ゲーマーが現れたのは。
「ハハハ。どうだい、いっくん?自分のゲームを改良される気分は?」
「束……ゲンム!」
彼女の手にはデュアルと似た、だが色の違うガシャットが握られて居た。