IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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ニコポジ誕生!


第114話 M からN へ

捉えることに成功したMの目の前にいる一夏。しかし、その顔を見ると驚愕の表情を浮かべる。

「ち、千冬……姉?いや、髪の色が違う!水色……は!目の色も赤がかっている。つまり……。」

「あぁ、これは間違いなく……。」

『君と、君の彼女の遺伝子から作られた者だろう。』

「一夏君は、不純異性交遊なんてしてないだろ?」

「もちろん。卒業するまではしませんよ。」

既に超一流の大企業の社長なんですよねー、彼。

「DNA鑑定すれば、2人の遺伝子情報と一致するはずだ。そう思うだろ、ベルトさん。」

『そうだねぇ。どうだい?する気はあるかい?』

「そうですね。でも、多分ですけど。彼女のなかのナノマシンをどうにかしないと。」

「何故、ナノマシンがあると?」

「勘ですね。なんというか、その……。」

『まぁ、見てみよう。進ノ介、マッドドクターを。』

「わかった。」

マッドドクターをMの上に置くと、ドクターがナノマシンを無効化してくれている。

「本当にあったんだな、ナノマシン。」

『何故わかったんだい?』

「擦り傷や切り傷が、すぐに治ってるのを見て。なんかこう言うと変な風に聞こえないかな……なんて。」

Mが目を覚ましたのは、その2時間後だった。

 

 

「うぅ、ここは?」

「よかった。私の名前は更識簪。ここは、IS学園の特別医療室?」

「何故疑問形なのだ……。」

「ここの正式名称って無いから。」

「で、私は拘束されていると……ってアレ?されてない?服装が……制服…だな。」

「その方が、武器とか仕込みずらそうかなって。で、名前教えて貰えるかな?」

「私の名前は……Mだ。」

「うーん、じゃあ織斑ニコで。」

「……は?」

「だって、見た目完全に織斑先生だし。それに、いつもニコニコして欲しいから。」

「織斑ニコ………か。悪くないな。」

「それじゃあ、ゲームしよう!」

「私は、………強いぞ。」

と、2人はまるで本物の姉妹のようにゲームを始めた。

 

 

その陰では……

「やはり、ゲームは共通言語ですね。」

「そうだな。で、あの子どうする?」

『警察の力が必要なら、進ノ介が力になれるだろう。』

「そうですね。いずれ、お力をお借りするやもしれません。でも、今は……まだ。」

「わかった。それじゃあ、気をつけて。」

『SEE YOU。体に気をつけたまえよ。』

「はい。お二人ともありがとうございました。」

そう言って2人は帰って行った。

 

 

 

「ニコちゃん強いね。」

「これでも、裏のゲーム界では名が通っていてな。」

「へぇ。そうなんだ。」

簪はかなり関心を寄せているようだ。

「だが、一度だけ敗戦してな。あの『パラド』とか言う奴、かなりやり手だったな。」

パラドと言う単語に、反応したのは簪だけでは無かった。

 

 

が、それは次回。

 




はい。protoです。

最近、執筆スピードが落ちてますが、
オリ作考えてると落ちるんですよね。


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