IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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第121話 新たな力 Reprogramming

無数のゾンビを相手にして居たブレイブとスナイプ。その間にガシャットを何とか完成させようとレバーを開閉し続けた一夏の努力が実ろうとして居た。

 

ガシャットへバグスターウイルスが集まり終わる。すると、内部にできたパーツが上に解放、ガシャットがドライバーより射出される。それをしっかりと掴み取り、ガシャットを起動させる。

『マキシマムマイティX!』

「変身」

ガシャットを再度装填する。

『マキシマムガッシャット!』

何も起こらないことを不思議に思い、レバーを解放する。

『ガッチャ〜ン!レェ〜ベルマァ〜ックス!最大級のパワフルボディ!ダリラガーン!ダゴスバーン!最大級のパワフルボディ!ダリラガーン!ダゴスバーン!』

キャラ選択スロットが周り、自身の姿であるエグゼイドを選択すると、レベル2の姿へと変わる。更に、上にエグゼイドの顔を模した巨大な鎧が現れている。そして、ガシャットから飛び出た部分を押し込む!

『マキシマームパワー エェ〜ックス!』

鎧に身を包み、

「仮面ライダーエグゼイド…レベル99」

へと、変身する。

『ガシャコンキースラッシャー!ガッシャット!ズ・キュ・キュ・キューン!』

「リプログラミング!」

銃モードのキースラッシャーから、光線?が放たれた。すると、東京ドームを埋め尽くせるくらい居たゾンビの群れは、消えた。

「ゲンム!ゾンビのデータはリプログラミングさせてもらった!」

「その不正なガシャットは、削除する!」

「そうはいくか!もう一変リプログラミング!」

ゲンムは、リプログラミングの光を避けようと横回転するが、僅かにかすってしまう。

「よっしゃ!リプログラミング成功!」

ゲンムのライダーゲージは、ゼロからマックスに変わり、不死身のゾンビが不死身ではなくなった。

「これで終わりよ!」

『キメワザ!ドラゴナイトクリティカル ストライク!』

リプログラミングの影響で動揺して居た束にブレイブの重たい一撃がもろに入る。

ゲンムは、ライダーゲージを数ドットだけ残し、ほぼ瀕死の状態。

「ここはぁ、一旦引くかぁ!」

と、いう捨てゼリフを残し、ゲンムは姿を消した。

 

「一夏、それが新しいガシャット?」

「はい。前に試作して居た空のガシャットに、僕の中にあるバグスターウイルスを使って作れたみたいで…。」

「一夏は天才なんだよ。結局、そう言うしかない。」

「ま、これでゲンムも下手に動かないはずです。今度、またどこかデートにでも行こ?」

「うん!その為にも早く騒動を終わらせないとね!」

「えぇ、僕らの戦いはこれからです。」

こうして一夏は、ゲンムへ…そしてバグスターウイルスへの対抗手段を手にしたのだった。


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