IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
一夏がマキシマムマイティXを手に入れた後日のこと。
「ドラゴナイトハンターZとドレミファビートのバグスターはどこだぁ!」
束は焦っていた。リプログラミングという自らの不死身の能力を封じるものが現れたせいで、計画に支障をきたしているからだ。
ドラゴナイトハンターZのバグスターであるグラファイトは仮面ライダー達によって倒され、ドレミファビートのバグスターも見つからない。だが、早々に計画を完了させなくてはならない。しかし、目当てのバグスターは街を放浪していても見つからない。
「究極のゲームのためだぁ!」
なんとかして、バグスターを探そうとする束はもうボロボロだった。
……目撃情報はすぐに集まった。ボロボロの女性が歩いていれば、今時SNSで拡散される。あの鳥の王も使った手だ。
「見つけましたよ、束さん。」
「い、いっくん。何故ここにぃ!まぁ、いい。はぁ、ガシャットを削除しておくか。」
『デンジャラスゾンビィ!』
「へぇ〜んしぃ〜ん!」
『ガッシャット!バグルアップ!デンジャラスゾンビィ!』
「そっちがその気なら、やるしかありませんね。」
『マキシマムマイティX!』
「決着をつけるわ!術式レベル5!」
『タドルクエスト!ドラゴナイトハンターZ!』
「止める。第伍十戦術!」
『バンバンシミュレーションズ!』
「マックス大…。」
「「「変身!」」」
『ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルマァ〜ックス!(レベルアップ!)(デュアルアップ!)』
『マキシマームパワー !エェ〜ックス!』
『タドルクエストォ〜!アガッチャ!ドラ・ドラ・ドラゴナイトハンター!Z!』
『バンバンシミュレーショォ〜ンズ!発進!』
「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
「これより、ゲンム切除手じゅちゅ……ん、ん!切除手術を開始します!」
「ミッション…開始。」
「ねぇ、今噛んだよね?噛んだよね?」
ゲンムが鋭く突っ込むが、全員がスルーする。
「ま、まぁいい。それよりも、不正なガシャットは削除するぅ!」
こうして1vs3のバトルが始まった。
それを高みの見物と言わんばかりに眺めるパラドの姿。
「ここらで、潮時か。」
そう、意味深なセリフをつぶやいて姿を消した。
戦いは終始、ゲンムが押されっぱなしだった。いくらレベルXとは言え、レベル99が相手では部が悪い。それに、前回の戦いでライダーゲージが復活してしまったのも原因だ。
「こうなればぁ!」
『クリティカルエンド!』
空中で回転する。そして、狙うのはレベルが一番低いブレイブだった。
「予想通りね!」
『鋼鉄化!』『反射!』
ゲンムのクリティカルエンドは2つのエナジーアイテムによって阻まれる。そして、そのまま上空に跳ね返される。
「今だ!これで決める!」
『『ガッチョ〜ン キメワザ!』』
『ガッシャット!キメワザ!』
2人はレバーを閉じる。ブレイブはドラゴナイトハンターZガシャットをキメワザスロットホルダーに装填し、ボタンを押す。2人はレバーを開く!
『『ガッチャ〜ン !』』
『マキシマムマイティ! クリティカル ブレイク!』
『バンバン!クリティカル ファイア!』
『ドラゴナイト!クリティカルストライク!』
ブレイブ、スナイプ、エグゼイドの順に攻撃が炸裂する。
ブレイブの蹴りで更に上空へ飛び、スナイプのミサイル弾頭で深手を負い、エグゼイド の蹴りで変身解除される。
「はぁ、はぁ、はぁ。まだだぁ、まだ終わらないぃ!」
『デン ……ゾ…ビ』
ガシャットが起動しなくなった。何度も何度も起動スイッチを押すが、反応がない。
「無駄だ!お前の抗体は、リプログラミングした。」
「なんだとぉ!この束さんが負けた?ありえない。」
「……束さん、罪を数えて…償って。僕らの元に戻って来てください。」
「はぁ……はぁ。」
息遣いが荒い。束が迷っているのかと考えた。
「残念だが、それは無理だ。」
「お前は…パラド!」
「敗者には、敗者に相応しいエンディングってのがあるんだ。」
『ガッシャット!』
バグヴァイザーに、デンジャラスゾンビを装填する。
「じゃあな、ゲンム。」
「やめろ、死にたくない!死にたくないよぉ!……私の、宇宙への夢は……
不滅だぁ!
『Game Over』
無慈悲なシステム通告が宣言され、束は消えた。その時にはもうパラドも居なくなってしまって居た。
久々の投稿です。ごめんなさい、ベリアルの
決着がつけば、戻ってきます。