IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
ごめんなさい。
束さんがパラドの手によって消された。この事実は、僕らの胸に重く突き刺さっていた。
そんな中、1つ動いた出来事がある。
束さんが占めた、2/3の株が誰かに買収されてしまった。社員達は表面上取り繕っているが、僕の帰りを待ってくれているらしい。そんな時だった。3人のゲーム病患者が運ばれて来たのは。
「患者は、ブラスバンド部の生徒3人。えーと、ゲンムコーポレーションの新作ゲームの主題歌のオーディションを受けに行ったみたい。」
「新作ゲーム?そんなprojectあったかな?」
「新社長が企画立案したらしいわ。」
「そうですが。ありがとう、明日那。」
こうして運んだはいいものの、すぐにゲーム病が発症。外に出ていく一夏達。
明日那からポッピーに戻った。その時、1人の男が現れた。
「えーと、どちら様?」
「私、幻夢コーポレーションの新社長に就任しました。『天ヶ崎 恋』です。座右の銘は、『世界中にI LOVE YOUを』。今回は、うちのオーディションに来た子たちが運ばれたと聞いたので。」
「へぇ、幻夢コーポレーションの。私の故郷なんだ〜。」
「なるほど。あぁ、こうして出会えたのも何かの縁。《一曲歌ってもらえないかい?》」
唐突に声が変わる。まるで諏訪〇順一のような声で、ポッピーピポパポは魅了されてしまった。
『People Game』
歌:ポッピーピポパポ
(↑良かったら聴いてみてね。)
「んん〜、素晴らしい!さぁ、私と共に。」
「うん!」
こうして、IS学園CRから
ポッピーピポパポが消えた。
学園に戻って来た一夏達は、ポッピーピポパポがいないことに気がついた。
「あれ?筐体にもいない。」
「一夏、ポッピーが居ない。」
「一夏くん、ポッピーちゃん知らない?」
「一夏、ポッピーが居ないんだけど。」
「すみません。こっちが知りたいです。」
3人同時に話しかけられたが、同じ内容なので対応できた。思い当たるところは探したが見つから無かった。
「果報は寝て待てね。」
楯無さんのその一言で一先ず解散になったが、根本的な解決策は見出せなかった。
幻夢コーポレーション地下施設。
ここでは、バグヴァイザーを使ってパラドが何かして居た。
「やぁ、グラファイト。」
「お前は、パラド。俺はライダー達にやられたはず。」
「ゲンムは知らなかったんだ。完全体のお前なら、いつでも復活させ
られることを。そして、もう1人。」
ドアが開く。そこから出て来たのは…
「おかえり、ポッピーピポパポ」
「うん、ただいま!」
こうして、マイティアクションX・タドルクエスト・バンバンシューティング・爆走バイク・ゲキトツロボッツ・ドレミファビート・ジェットコンバット・ギリギリチャンバラ・シャカリキスポーツ・ドラゴナイトハンターZ……全てのバグスターが集まった。
「さぁ、仮面ライダークロニクル。ゲームスタートだ。」
今ここに最悪のゲームの開始が……宣言された。
今後の投稿スタンスについて
活動報告欄にて、記載しております。