IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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前回から1ヶ月空いてしまいました。
ごめんなさい。


第123話 史上最悪の Game スタート

束さんがパラドの手によって消された。この事実は、僕らの胸に重く突き刺さっていた。

そんな中、1つ動いた出来事がある。

束さんが占めた、2/3の株が誰かに買収されてしまった。社員達は表面上取り繕っているが、僕の帰りを待ってくれているらしい。そんな時だった。3人のゲーム病患者が運ばれて来たのは。

「患者は、ブラスバンド部の生徒3人。えーと、ゲンムコーポレーションの新作ゲームの主題歌のオーディションを受けに行ったみたい。」

「新作ゲーム?そんなprojectあったかな?」

「新社長が企画立案したらしいわ。」

「そうですが。ありがとう、明日那。」

こうして運んだはいいものの、すぐにゲーム病が発症。外に出ていく一夏達。

 

明日那からポッピーに戻った。その時、1人の男が現れた。

「えーと、どちら様?」

「私、幻夢コーポレーションの新社長に就任しました。『天ヶ崎 恋』です。座右の銘は、『世界中にI LOVE YOUを』。今回は、うちのオーディションに来た子たちが運ばれたと聞いたので。」

「へぇ、幻夢コーポレーションの。私の故郷なんだ〜。」

「なるほど。あぁ、こうして出会えたのも何かの縁。《一曲歌ってもらえないかい?》」

唐突に声が変わる。まるで諏訪〇順一のような声で、ポッピーピポパポは魅了されてしまった。

 

『People Game』

歌:ポッピーピポパポ

(↑良かったら聴いてみてね。)

 

「んん〜、素晴らしい!さぁ、私と共に。」

「うん!」

こうして、IS学園CRから

 

 

 

 

ポッピーピポパポが消えた。

 

 

 

 

学園に戻って来た一夏達は、ポッピーピポパポがいないことに気がついた。

「あれ?筐体にもいない。」

「一夏、ポッピーが居ない。」

「一夏くん、ポッピーちゃん知らない?」

「一夏、ポッピーが居ないんだけど。」

「すみません。こっちが知りたいです。」

3人同時に話しかけられたが、同じ内容なので対応できた。思い当たるところは探したが見つから無かった。

「果報は寝て待てね。」

楯無さんのその一言で一先ず解散になったが、根本的な解決策は見出せなかった。

 

幻夢コーポレーション地下施設。

ここでは、バグヴァイザーを使ってパラドが何かして居た。

「やぁ、グラファイト。」

「お前は、パラド。俺はライダー達にやられたはず。」

「ゲンムは知らなかったんだ。完全体のお前なら、いつでも復活させ

られることを。そして、もう1人。」

ドアが開く。そこから出て来たのは…

「おかえり、ポッピーピポパポ」

「うん、ただいま!」

こうして、マイティアクションX・タドルクエスト・バンバンシューティング・爆走バイク・ゲキトツロボッツ・ドレミファビート・ジェットコンバット・ギリギリチャンバラ・シャカリキスポーツ・ドラゴナイトハンターZ……全てのバグスターが集まった。

「さぁ、仮面ライダークロニクル。ゲームスタートだ。」

今ここに最悪のゲームの開始が……宣言された。




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