IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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第124話 仮面ライダー Chronicle 始動

ポッピーピポパポ失踪の次の日のことだった。朝普段はあまり付けないTVを付けた。そらにより、今日の授業を欠席することが決まった。内容はこうだ。

『幻夢コーポレーションが新作ゲームを発表しました。なんの告知もなかったのにも関わらず、コーポレーション前には沢山の人が集まって居ます。』

一夏は知らなかった。開発責任者であるにも関わらずだ。一夏は千冬に欠席の旨を伝える。

「一夏、新作を発表するのはいいが、せめて平日はやめてくれ。」

どうやら、他の生徒たちも急遽平日にもかかわらず休んだようだ。そう考え、急ぎ幻夢コーポレーションへと駆けだした。

 

 

 

幻夢コーポレーションへの道を急いでいると、突如ソルティバグスターが現れた。

「こんな時に!」

『マイティアクションX!』

「へんし……?早く逃げろ!」

エグゼイドになろうとしていると、一般人がソルティバグスターに向かって立ちはだかった。

「「ゲームスタート!」」

その手には、緑と黒のガシャットが握られて居た。そして、彼らはガシャットの起動ボタンを押した。

『『仮面ライダークロニクル!』』

「「変身!」」

『『Enter The GAME!Riding The END!』』

小太りの男と痩せ型の女がガシャットで姿を変える。そして、そこに現れた人物は、一夏たちが探していたその人だった。

「はーい♪ポッピーピポパポがゲームをナビゲートするよ♪」

いつもの明るいトーンがその場に響く。

「このゲーム『仮面ライダークロニクル』は、みんながライドプレイヤーに変身して、バグスターに立ち向かうの♪でも〜、みんなのレベルじゃ勝てない!ちまちま雑魚バグスターを狩るのも効率が悪い。なので!レアキャラの仮面ライダーたちから、ゲーマドライバーやガシャットを取れれば♪いっ〜きにレベルアップするから♪」

その言葉を聞くや否や、後ろを振り返り一夏が持っているゲーマドライバーとガシャットに目をつける。

「不味い!変身!」

『ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティマイティアクション X!』

「アイテムよこせ!」

「レアキャラ!絶対取るわ!」

ソルティからエグゼイドに目標を変えるライドプレイヤー達。それを避けて、ガシャコンブレイカーでソルティを狙う。が、ゲーマーの執念は恐ろしく、ライドプレイヤーがすぐに戻ってエグゼイドのアイテムを奪おうとする。その間にソルティには逃げられてしまった。

「クッソ!こうなったら!」

『爆走バイク!ガッシャット!キメワザ!爆走クリティカル ストライク!』

目のないレーザーに乗り、ライドプレイヤーの頭上を通り過ぎ、学園へと戻り……日向審議官と、会議を開くのだった。


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