IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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第125話 Chronicle 対策会議

IS学園CRに揃っているのは、一夏達ライダーズ、織斑千冬と山田真耶。そして、本学園の学園長である轡木十蔵氏である。

「現状での調べですと、学園の生徒の6〜7割の生徒がライダークロニクルをプレイしている状況です。私が今までして来た事が、ここに来て裏目に出るとは、申し訳ない。」

「お、織斑君のせいじゃありません!」

「そうだよ!一夏は悪くない!」

「うむ。偶々そうなってしまっただけだ。気にすることはないよ。」

「山田先生、簪、日向先生。ありがとうございます。」

「しかし。問題は、どうにかうちの学園だけでも使用禁止にできないかですな。」

轡木氏の発言は、生徒を心配するものだ。

「予め説明した通り、推測にはなりますが、ゲーム中に死んだらGame Overで、……。」

「学園では、校則を新たに作るようにしましょう。ライダークロニクルガシャットの違反所持は、発覚した時点で没収・1週間の停学。」

「そうしましょう。」

「一般にも、危険なものだとしっかりと公表しましょう。」

「日向審議官、私たちライダーの方でもできる限り回収します。」

「うむ。頼むよ、一夏君。それから、彼のことを頼んだよ、更識君……特に、簪君の方は。」

「は、はい!お任せください!」

「すみません。本来ならこちらで運営を止めるべきものを。束さんに運営権を奪われた後、そのまま別の誰かに買い取られてしまい、一切会社を動かせない状況で。ですが、内部から情報が回って来たら報告します。」

「君の社員達からの信頼は厚いな。」

「いえ、それほどでもございません。」

「それでは、ライダークロニクル対策会議を終了しよう。」

こうして、今回の全体会議は終了した。

 

 

部屋が変わり一夏の部屋。集まった面子は、ライダーズだ。

「今回、仮面ライダークロニクルのプレイヤー達は、僕らのことレアキャラと思って攻撃してきます。」

「一夏、嘘でしょ?」

「一夏君、おねーさんたちを脅かそうとしてる?だとしたら怒るよ?」

「僕が嘘つくように見えますか?」

「見えない。」「見えないわね。」

「それに、ポッピーが言ってたんです。そのことを。」

「ポッピーが裏切った?」

「まさか、あのポッピーが?」

「僕も信じたくないです。何らかの理由があるのかもしれませんが。」

「ところで一夏、私達って適合手術を受けてライダーになるよね?」

「えぇ、普通ならそうです。」

「なら、なんで一般人が変身できるの?」

「「!?」」

一夏もその発想はなかった。そう、本来なら微量のバグスターウイルスを投与して、抗体を作り、ガシャットの持つバグスターウイルスに耐えられるようにする。だから、一般人が変身できるわけないのだ。

「そうか!盲点だった!……なら、それを使えば……。」

一夏はとある装置を作り始めるのだった。




何か思いついたようですね。
ヌルフフフ。次回もお楽しみに。

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