IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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第132話 hijack された一夏

パラドにより強引にバグスター側に戻って居たポッピーピポパポは、1人外に出て居た。

「はぁ〜、もうピプペポパニック……だよ。」

噴水広場のような場所で1人たたずむ。手にしたバグヴァイザーツヴァイを眺めながら。

すると、後ろから声をかけられる。

「ポッピー、こんな所に居たんですか。」

「え?」

振り返ると、一夏が柔らかい笑みを浮かべて立って居た。

「さぁ、僕らの所に戻りましょう?」

「ダメだよ。」

「どうして?」

「だって!私はバグスターなんだよ!人間の敵!バグスターは人間に恨まれる存在なんだよ!」

「そうですか。なら!」

一夏は、ポッピーの手に握られて居たツヴァイの銃口を自分に突きつけさせる。

「撃ちなさい。人間はバグスターの敵なんでしょ?」

首を横に振る。

「無理だよ!」

「やれ!」

「………無理…だよ。」

「ふふ、でしょうね。」

「え?」

「だって、僕が貴方という存在を作ったんですよ?優しいキャラクターになるように。あなたは、人を傷つけるバグスターではない。共にドレミファビートで楽しむ、そんな存在として考えてました。ポッピー、あなたは何がしたいですか?」

「私は、……みんなで仲良く、ドレミファビートがしたいよ!」

「それでいいじゃないですか。みんな、もう大丈夫。」

後ろに隠れて居た簪や楯無、ニコに鈴が出てくる。

「みんな、ごめんなさい!」

「気にしないで、ポッピー。」

「そうよ。ポッピーは悪くない。」

「お帰り、ポッピー。」

「ほら、帰ったらアタシとドレミファビートで勝負よ!」

「うん♪」

ポッピーは無事に戻ってきた。

 

 

 

帰路、一夏たちに1人の男が立ちはだかる。

「はぁ、面白くない。」

「「「「「!?」」」」」

突如現れたパラドは、一夏に突撃する勢いで、駆け出す。すると、一夏にぶつかる寸前で、オレンジの粒へと変化した。

「一夏、大丈夫?」

一夏は一切反応せず、数歩前に進み振り返る。そして、ガシャットを取り出した。

「ねぇ!なんで一夏くんがパラドのガシャット持ってるの!」

『ノックアウトファイター!』

「変身。」

『デュアルアップ!KNOCK OUT FIGHTER!』

「術式レベル50!」

「第伍戦術!」

「「変身!」」

『タド〜ルファンタジー!』

『バンバンシューティング!アガッチャ!ドラゴナイトハンター Z!』

2人がパラドに襲いかかろうとする。が、

「いいのか?俺を攻撃すれば、一夏にダメージが行くぜ?」

その言葉を聞き、攻撃を躊躇する。その間に、ギアデュアルのギアを再び回す。

『キメワザ!ノックアウト クリティカルスマッシュ!』

地面に拳を叩きつけ、衝撃波で砂煙が舞う。地面はゲームエリアに変わっているので、破壊されない。

「………一夏。」

パラドに乗っ取られた一夏は、何処かに消えてしまった。




投稿時間の関係上言えませんでしたが、
次のCSMはVバックルみたいですね。
まぁ、自分はCSMオーズドライバーと
ホルダー待機勢なので。(念のため。)

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