IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
パラドにより強引にバグスター側に戻って居たポッピーピポパポは、1人外に出て居た。
「はぁ〜、もうピプペポパニック……だよ。」
噴水広場のような場所で1人たたずむ。手にしたバグヴァイザーツヴァイを眺めながら。
すると、後ろから声をかけられる。
「ポッピー、こんな所に居たんですか。」
「え?」
振り返ると、一夏が柔らかい笑みを浮かべて立って居た。
「さぁ、僕らの所に戻りましょう?」
「ダメだよ。」
「どうして?」
「だって!私はバグスターなんだよ!人間の敵!バグスターは人間に恨まれる存在なんだよ!」
「そうですか。なら!」
一夏は、ポッピーの手に握られて居たツヴァイの銃口を自分に突きつけさせる。
「撃ちなさい。人間はバグスターの敵なんでしょ?」
首を横に振る。
「無理だよ!」
「やれ!」
「………無理…だよ。」
「ふふ、でしょうね。」
「え?」
「だって、僕が貴方という存在を作ったんですよ?優しいキャラクターになるように。あなたは、人を傷つけるバグスターではない。共にドレミファビートで楽しむ、そんな存在として考えてました。ポッピー、あなたは何がしたいですか?」
「私は、……みんなで仲良く、ドレミファビートがしたいよ!」
「それでいいじゃないですか。みんな、もう大丈夫。」
後ろに隠れて居た簪や楯無、ニコに鈴が出てくる。
「みんな、ごめんなさい!」
「気にしないで、ポッピー。」
「そうよ。ポッピーは悪くない。」
「お帰り、ポッピー。」
「ほら、帰ったらアタシとドレミファビートで勝負よ!」
「うん♪」
ポッピーは無事に戻ってきた。
帰路、一夏たちに1人の男が立ちはだかる。
「はぁ、面白くない。」
「「「「「!?」」」」」
突如現れたパラドは、一夏に突撃する勢いで、駆け出す。すると、一夏にぶつかる寸前で、オレンジの粒へと変化した。
「一夏、大丈夫?」
一夏は一切反応せず、数歩前に進み振り返る。そして、ガシャットを取り出した。
「ねぇ!なんで一夏くんがパラドのガシャット持ってるの!」
『ノックアウトファイター!』
「変身。」
『デュアルアップ!KNOCK OUT FIGHTER!』
「術式レベル50!」
「第伍戦術!」
「「変身!」」
『タド〜ルファンタジー!』
『バンバンシューティング!アガッチャ!ドラゴナイトハンター Z!』
2人がパラドに襲いかかろうとする。が、
「いいのか?俺を攻撃すれば、一夏にダメージが行くぜ?」
その言葉を聞き、攻撃を躊躇する。その間に、ギアデュアルのギアを再び回す。
『キメワザ!ノックアウト クリティカルスマッシュ!』
地面に拳を叩きつけ、衝撃波で砂煙が舞う。地面はゲームエリアに変わっているので、破壊されない。
「………一夏。」
パラドに乗っ取られた一夏は、何処かに消えてしまった。
投稿時間の関係上言えませんでしたが、
次のCSMはVバックルみたいですね。
まぁ、自分はCSMオーズドライバーと
ホルダー待機勢なので。(念のため。)