IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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番外 私の恋人は genius game creator

私は更識簪。織斑一夏の彼女。元日本代表候補生。今は幻夢コーポレーションのテストパイロット、という名目・建前で仮面ライダーとしてバグスターと戦っている。姉の更識刀奈、改め第18代目当主更識楯無はロシアの国家代表である為幻夢コーポレーションのテストパイロット(という肩書き)になれなかった。そんな私/仮面ライダースナイプは、世間的に言えばオタクだ。特撮・アニメは大好きだ、愛していると言っても良い(もちろん一夏の方が上だが)。勿論ゲームも大好きだ。特に一夏の作ったゲームは名作揃いだ後々不朽の名作と呼ばれるのは決定事項と言っても過言ではない。それに一夏のゲームをプレイした90%の人が織斑一夏のゲームは、控えめに言って神と答えた。その90%は東京都内でも、日本統計でも無い。世界だ、世界が彼のゲームを認めているのだ。そんな彼の彼女になれた経緯を全て話そう。

 

 

恋愛感情を抱いたのは、約3年前のグラファイト戦だった。あの戦いは大きな傷跡を残す結果になったが、あの時一夏にグラファイトからの一撃を守ってもらったことが決定打だった。それからほぼ毎日一緒に居た。互いに失った物が大きすぎた。私は父を、彼は大切な相棒を。2人一緒に居ることで自然とその穴を埋めようとして居たのかもしれない。そんな時だった。・・・私のヲタバレイベが発生した。IS学園入学の1週間前のことだった。織斑一夏のゲームはヲタクじゃ無くてもプレイする。ヲタクじゃ無くてもファンになる人がかなり多い。そして、私は彼にはヲタクであることを隠してきた。でも、それが間違いだった。彼にヲタクがバレた、そう思い後ろめたいというか、何というか。まぁ、バレてしまったのは仕方ないと思い、全力でカミングアウトした。しかし、彼はこう返した。

「知ってましたよ。」

「え?どうして?頑張って隠してきたつもりだったのに。」

「だって僕もそうですからね。」

「え?一夏もヲタク?」

「えぇ、我が国の娯楽は」

「「世界一ィィィ!!」」

「あははは、それに好きな人の事は何となく目で追って・・・、あっ!」

「・・・///い、一夏?今なんて?」

「バレてしまっては仕方ありませんね。簪さん、僕はあなたが好きです。あなたに僕の心をクリアされてしまったようですね。」

「一夏、私も一夏が好き。あのグラファイト戦で守られてから、だからわ、私と付き合ってくだしゃい!」

あ、噛んだ。盛大に、大事な場面で噛んだ。

「・・・後悔しませんか?僕はあなたを守りきれないかもしれません。それでも構いませんか?」

「大丈夫、一夏が私を永遠に守ってくれるなら、私も一夏を永遠に守る!」

「わかりました。それでは、よろしくお願いします。」

こうして私と一夏はお付き合いを始めた。




どもども、今回は一夏と簪が付き合う経緯、
まぁ、簪がヲタク隠しててバレて、一夏もそうで
一夏が口滑らせて、両思いで恋人にって流れですね。
それを簪視点でやる話でした。

あ、protoです。
今回はこんな感じでしたが次回は簪vsセシリア
ですね。それでは

SEE YOU NEXT STAGE

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