IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜   作:proto

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今回も過去編。タイトル通りあの人が出てきます。


第4話 九条貴利矢の NEW GAME !

どうも、一夏です。えーと、みなさん忘れてるかもしれません僕の本分は学生です。なので、いかにバグスター達がいるからと言って、学校を休んではいられないのです。学生って面倒な身分ですね。この作品のうp主もそう言ってました。しかし、中学生だから夏休みがあります。その夏休みを全部費やして、二台だけ試作品のゲーマドライバーが完成しました。まずこの二台で性能テストをし、完成品を作らなければなりません。しかし、夏休みが明けてしまったので、学校に行かないといけません。本当に学生は面倒くさいです。

 

そんなわけで、僕は束さんのラボからゲーマドライバーの性能テストも兼ねて決め技スロットホルダーのステージセレクトの実験をしてみました。結果は大成功。ジャスト校門前に着きました。ステージセレクトの実験データが取れたのでゲーマドライバーを外しました。

 

ゲーマドライバーを隠し、教室へと向かうと見慣れたクラスメイトが夏休み中の話をしていました。

「よう、一夏。夏休みは寝れ・・・てないな。」

今話しかけて来たのは、五反田弾。五反田食堂という店の息子です。下に妹が居ます。どうやら、僕が一睡もしていないことを悟ったようです。

「弾か、久しぶり。元気だったみたいだね。」

「それがさぁ、じいちゃんが店の手伝いしろってうるさくって。全然遊べてねぇよ。」

そんな世間話?をしていると、先生が入って来た。

「はーい、みんな。席ついて。えー、このクラスに

転校生が来ました。九条君、入って自己紹介を。」

先生がそう言うと、教室のドアが開いた。

「どもー。自分、九条貴利矢って言います。」

と、唐突に自己紹介を始めた九条君の格好は制服では無く、

赤い革ジャンにアロハシャツ。ジーンズと丸いサングスだった。

「目立った特技とかは持ってないけど、

自分レースゲームなら負ける気ないんで。」

ん?レースゲーム?・・・爆走バイク。

「えー、彼は制服が用意できなかったみたいですので、用意できるまでこの格好で過ごしてもらいます。」

彼に預けてみようかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・ゲーマドライバーと爆走バイクのプロトガシャットを。

 

 

僕は九条君にゲーマドライバーを託すか決めるため、放課後九条君を呼び出した。と言うと聞こえが悪いが実際そうなので否定できない。

 

「どうも、織斑一夏です。」

「へぇ〜、あの天才ゲームクリエイターの?自分が知ってる限りだと、確かゲームの腕も天才的って聞いたけど?」

「まぁ、否定はしません。」

(その情報どこから流れたんだ?)

「おっし、決めた。一夏、自分あんたのこと“名人”って呼ぶわ。」

「え?・・・まぁ、いいでしょう。とりあえず本題に入ります。」

僕はゲーマドライバーと爆走バイクのプロトガシャットを取り出した。

「なぁ名人。これ何?」

「これは僕と篠ノ之束が開発した、新しいゲーム。爆走バイクは、10個作ったうち唯一のレースゲーム。妨害しようが何しようが関係なしのバイクレースゲーム。ねぇ九条君、君の腕は見たことないけど頼みがある。」

「へぇ〜、会ったばっかりの自分に頼み事ねぇ。」

「そうだね。信用してもらえないかもしれない。だけど!今から言うことに嘘はない。・・・僕は10個のゲームを作った。そのゲーム全てに重大なバグが・・・・・。」

と、僕は全ての事情を九条君に話したのだった。

「それで、君のレースゲームの腕を借りたい。そう言う話だったんだよ。」

「へぇ、面白そうじゃん。その話乗らせてもらおうかな。」

 

こうして、九条貴利矢は試作ゲーマドライバーの使用者となった。




はい、protoです。
えーと、学校生活中にも作品書きたいんですけど、
朝のHR時に携帯回収、帰りのHR時に返却。
その後部活で書けない。そんな毎日です。
行き帰りで少しづつ書いている状態ですので、
物凄く亀更新になります。この作品を読んでくださっている
皆さまには申し訳ないのですが、ゆっくり待って
いただけたら幸いです。

それでは次回もこの過去編の続きです!

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