IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
はい、どうもこんにちは。織斑一夏です。
えー、本日は唐突ながら簪とデートにきております。現在地は文京区小日向5丁目。簪が喫茶店をご所望したので現在地は、当たり前ですが喫茶店ですね。この店を知った経緯は、喫茶店通の社員から聞きました。オリエンタルな味と香りが楽しめる洋食屋兼喫茶店………らしい。『ポレポレ』というお店だ。そしてこの店は、カレーが美味しいらしい。
「こんにちは。」
と、喫茶店のドアを開ける
「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ。」
少々早めにきたためか、少し空いているようだ。そして、店員さんは若い男の人だ。
「お客さん、この辺じゃ見ない顔ですけど、どちらから?」
「えーと、幻夢コーポレーションって知ってますか?」
「えぇ、あの大手ゲーム会社の。あそこのゲームはすごく面白くて、俺旅人なのに、旅に出ること忘れてやり込んだ事があったんですよ。」
「それに、IS学園は?」
「もちろん。世界から独立した島に作られたIS操縦者の育成をする学校ですよね。まぁ、個人的にはそんなに良い印象を受けないんですけどね。あ、それでご注文は?」
「えっと、このポレポレカレーで。簪もこれで良い?」
「うん、一夏と同じで……同じのが良い。」
「じゃあ、ポレポレカレー二つ。」
「かしこまりました。」
「お待たせしました。ポレポレカレーです。」
待つ事数分、目の前に置かれたカレーの匂いは僕らの胃を刺激し、とてつもない空腹感に襲われた。
「「い、いただきます。」」
まず一口、口の中に入ったカレーの旨味が、とろけ出すように味を伝える。僕らがこの料理に対する評価はたった一言、たった一言のシンプルな言葉だった。
「「うまい!」」
そこから僕らは枷が外れたかのように、カレーを口一杯に頬張った。皿からカレーが無くなる頃には既に満足感で溢れていた。
「「ごちそうさまでした。」」
「一夏、美味しかったね。」
「うん。うちの会社の食堂で働いて欲しいくらいだよ。」
「あぁ!思い出したぁ!」
と、若い店員さんが声を上げる。
「もしかして君、天才ゲームクリエイターの織斑一夏さん?まさか、高校生だったなんて。」
どうやら、僕が織斑一夏であると気が付いた様だ。でも、みんな何故か年齢知らないんだな。そんなことを考えつつ、サインを求められて色紙に書く。そして、帰り際に事件は起きた。
「ありがとうございました。」
と、若い店員さんの声を背に受けて、店を出ようとした時。すぐ近くで悲鳴が聞こえた。駆けつけると、怪物が人を襲っていた。
「何、あの化け物。バグスターじゃない。」
「とりあえず助けよう。」
『マイティアクションX』
『バンバンシューティング』
『『ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!』』
『マイティマイティアクション X!』
『バンバン!シューティング!』
「ミッション開始!」
「ゲームスタートだ!」
と、怪物に向かってスナイプがマグナムを放つが、IS戦闘用に威力を抑えていた為、効果が薄い。ガシャット自体の出力を落として居る為なおさらだ。拳で殴っても結局は無意味だった。仮面ライダーとしての戦闘能力をIS戦闘用に落としたままで苦戦するとは。そんな時だった、あの若い店員さんが出てきて、腰の辺りに両手手をかざす。すると、それに反応してベルトが出現する。左斜め上に突き出した右手を、右側に広げながら、ベルトの真ん中ら辺にあった左手を左脇腹の方へ引いていく。
「変身!」
最後に右手と左手で、ベルトの横のボタンを押すと、クワガタのような戦士に変身した。
「おい、大丈夫か?」
クワガタのような戦士はこちらに来て、そう聞いて来た。
「あんたは、一体?」
「俺はクウガ、仮面ライダークウガ。2000の技を持つ男だ。」
「仮面ライダー!?だったら!」
俺は赤いボディに持ち手が黄色いガシャットを取り出した。
「これのボタンを押してくれ!」
「?わかった。」
ボタンを押すと、何かが吸い込まれるような感じで、ガシャットの端子が光る。
「スナイプ!時間稼ぎ頼む!」
「了解。」
俺は即座にPCを取り出し、その場で高速作業に移行した。ガシャットに吸い込まれたデータをもとに、ゲームを作る。ベースがあるのならすぐに作れるからな。そして完成した。平成一号の『冒険野郎!クウガ』ガシャットだ!
「スナイプ、スイッチ行くぞ!」
『冒険野郎 クウガ!ガッチョ〜ン ガッシュ〜ン ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティジャンプ!マイティフォーム!冒険野郎〜 クウガ!』
俺はレジェンドゲーマー『仮面ライダーエグゼイド クウガゲーマーレベル2』になった。
「よっしゃ!ノーコンティニューで速攻クリアだぜ!」ステージセレクトで、安全な場所へと移動する。俺とクウガは息を合わせながら、例えるならエ○ァのユニゾン攻撃のように、怪物に攻撃を浴びせていた。俺が殴った後は、クウガが殴り、クウガが殴った後は、俺が蹴りを食らわせたりと、初めて会ったとは思えないほどのコンビネーションを発揮した。そして、
「これでフィニッシュだ!』
『ガッシュ〜ン ガッシャット!キメワザ!』
キメワザスロットホルダーにクウガのガシャットを装填しボタンを押す。するとクウガも右足にエネルギーを貯める。そして、同時に走り出す。俺はホルダーのボタンをもう一度押す!
『冒険野郎!クリティカル ストライク!』
「おりゃぁぉぁぁぁ!」
俺とクウガは空中で一回転し、俺は左をクウガは右足で怪物を蹴る。見事撃破に成功した。
もちろん、そのまま気付かれないように学園に帰った。正体は、なるべくバレないようにね。
はい、唐突にデートさせるprotoです。
前作に比べるとそんなに、いちゃついて
ないはず。そんなにイチャイチャさせないようにしました。
今回はですけどね。さて、今回のようにレジェンドライダーの
街へデートしに行かせたりします。が、サブライダーガシャットは
音声がありませんので、現在活動報告欄にて音声アイデアを募集
しておりますので、是非皆様のお力をお借りできればと思います。
それと、基本的にレジェンドライダーが出るときはそのライダーのキャッチコピーを使いますので。
それではまた次回。