IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
仮面ライダーゴースト、一度死んでライダーとなり蘇ることに成功した彼の残り時間は刻一刻と迫っていた。感染したバグスターウイルスにより消滅する時間まで1時間あるかないかだろう。しかし、彼は戦い続ける。彼がこの世から消えるということは、彼の大切な人も同時にこの世から消えるという事だ。たが、彼の現状は酷い事に自らの無限の可能性をも打ち倒されたというひじょ〜に不味い状態なのである。
ムゲン魂を変身解除まで追い込まれたタケルには、もう為す術が無いところまで来ていた。でも、彼は諦めていなかった。
「アカリを……この世界を守ってみせる!たとえ、この命を燃やし尽くすのだとしても!」
ハテナバグスターはタケルにとどめを刺そうとその右手から光線?を放つ。ハテナバグスターの攻撃がタケルへと向かうが、彼は避けようとしない。否もう避けれないのだ、それ程までに彼の体力は消耗しきっていた。敵の攻撃はもうすぐそこまで近づいてきている。そんな時だった。一つの眼魂がタケルに近づき、タケルを取り込む。
タケルが目を開けるとそこにいたのは、
「………信長さん。」
「タケル、お前の心意気たしかに感じた。だが、命を投げ出すようなことを言うのはお前らしく無いな。だが、かつて天下統一を願ったもの同士。祖国を守りたいという志は同じ。我々もお供しよう。お前を必ず生きて帰すためにも。」
どこからか、絵に描いたような2人の武将が現れる。そして、信長もそのような形になっていく。そして3人は混ざりあっていく。
現実世界に戻ってきたタケルは浮いている眼魂へ向けて即座に手を出す。が、ハテナバグスターによる攻撃で彼の姿は捉えられなくなってしまった。
「タケル君!」
ゲノムスに襲われながらも、その名を叫ぶ一夏。
「他人の心配をしてる場合か?」
と、的確にツッコミを入れたのはゲノムスだった。
爆発による煙が晴れ始める。煙が薄れていきだんだんシルエットが見え始める。
『カイガン!信長!秀吉!家康!果たすのはいつ?天下統一!』
煙が完璧に晴れるとそこには、新たな力を宿した『仮面ライダーゴースト テンカトウイツ魂』が立っていた。ガンガンセイバーを薙刀モードにしている彼は戦国武将のようだった。
「信長さん、秀吉さん、家康さん。皆さんの力、お借りします!」
速攻でゴーストドライバーのレバーを操作する。
『ダイカイガン!信長!秀吉!家康!オメガドライブ!』
薙刀でハテナバグスターを斬りまくる。その光景は、神様のそれよりも少々雑っぽく見えてしまうが、3人の偉人の力を秘めているためその程度でも問題はない。さらに、ゴーストはガンガンハンドとガンガンキャッチャーを取り出す。
『ダイカイガン!信長!秀吉!家康!オメガストライク!』
二丁拳銃による乱れ打ちを始める。この攻撃からゴーストの逆転劇が始まる。
さぁ、次回盛大な本編ネタバレがあります。