IS〈インフィニット・ストラトス〉〜織斑一夏は天才ゲームクリエイター〜 作:proto
新章開幕から番外編三連発で申し訳ない。
火野と伊達が変身した直後、一夏はどこからともなくパソコン、空ガシャット二本、その他の機材を取り出し作業を始めた。オーズとバースのガシャットを作るためだ。簪はスナイプになって一夏の護衛。その場には戦闘音とキーボードのカタカタと言う音だけが聞こえる。
オーズはメダジャリバーとメダガブリューの二刀流で、グリード達と戦う。幸いな事にまだ完全復活へと達して居ないため、何とか捌ききれている。バースもオーズの援護に徹している状態だ。後藤も常にバースバスターのポットのセルメダルを入れ替えている。オーズは何とかコアメダルを砕こうとメダガブリューで攻撃しようとするもなかなかクリティカルでは攻撃が入らない。
20分経っただろうか?そのくらいの時間でガシャット二本を作り終えた。
「簪、そろそろ僕らも参戦しようか。」
「うん、ミッション開始!」
ガシャットを作るために変身解除していた一夏は、再びエグゼイドへと変身する。
「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」
お決まりの決めポーズをし、ガシャコンブレイカーを取り出しグリードに飛びかかる。その場に居たのは……今来たばかりの重量系グリード『ガメル』だった。何故最初から居なかったのかは知らないが、一夏のB連打ハンマー攻撃を受けてしまいかなり吹き飛ばされる。
「うぅ、とつぜんなんだ?」
少々口調が幼い。なんだか罪悪感に見舞われる。けど、敵……なんだよな。
「なんだか面倒な奴が出て来たな。」
すると、昆虫系グリードの『ウヴァ』はセルメダルを砕き大量の屑ヤミーを生み出す。それに続き、恐竜グリード以外全員が屑を生み出した。
「チッ、厄介だな。おい、映司!メダル貸すから絶対取られんなよ!」
アンクは赤いメダルを二枚、オーズに飛ばした。
「わかってる!」
オーズは真ん中と左側のメダルを交換し、スキャナーでスキャンする。
『タカ!クジャク!コンドル!タ〜ジャ〜ドルゥ〜!』
オーズは真っ赤の鳥系メダルコンボ『タジャドルコンボ』へと変身した。
伊達さんはと言うと、何やら全身に装備を追加したみたいだ。
「スナイプそろそろ。」
「うん、第
『ミリオンゲッター バース! ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!撃ち出せ!欲望!手に入れろ一億!ミリオンゲッター バース!』
「こっちも行きますか!」
『ジャングルオーズ!ガッシャット!ガッチャ〜ン!レベルアップ!タカトラ!タカトラ!バッタ!ジャングル!ジャングル!オーズ!』
仮面ライダーエグゼイド オーズゲーマーと仮面ライダースナイプ バースゲーマーへと変身した。
そこからの展開は実に早かった。オーズはアンクにメダルを要求。渋々投げ渡したのは、タカ・クワガタ・ライオン・シャチ・サイのコアメダル5枚。それから映司は自分の中にあるプテラを一枚何とか引きずり出した。そして落ちて居たタカセルメダルをタジャスピナーへと入れる。伊達さんも大量のセルをベルトへと入れ、エネルギーをチャージしている。その間一夏達は時間を稼ぐ為に、固有武器のメダジャリバーやバースバスターをバグスターウイルスから構築し、教科書に載せても良いくらいのコンビネーションを発揮し敵を翻弄して居た。
オーズがメダルを入れ終わり、スキャナーを持つ。そして、タジャスピナーの中が回転し、それをスキャンしていく。
『タカ!クワガタ!ライオン!シャチ!サイ!プテラ!ギガスキャン!』
タジャスピナーからコアメダルのエネルギーを射出し、グリード諸共屑ヤミーを一掃する。流石に屑ヤミーの壁が厚くグリード達に大ダメージはいかなかった。しかし、そこからのダメ押し。
『セルバースト!』
バース・デイ状態のバースから最大出力のブレストキャノンが放たれ、屑ヤミーを吹き飛ばす。だが、奴らは更に屑を増やしこの場から立ち去った。最後の仕事は一夏達だ。
『『ガッシャット!キメワザ!』』
『ジャングル!クリティカル ストライク!』
『ミリオンゲッター!クリティカル フィニッシュ!』
バグスターウイルスが作り出す三色の輪を潜り、ライダーキックが炸裂する。また、スナイプはガシャット挿入口が付いたバースバスターを使い、セルバーストもどきを発動させ、敵を塵に返した。
オーズが一夏達に近づいてくる。
「いやー、ありがとう。助かったよ。」
そう言うオーズに一夏は、
「ライダーは助け合い。そうでしょ?」
と、返した。
「それじゃ、俺たちはここで。またいつか、一緒に戦おう!」
「うん。その時はまた。」
一夏達は、オーズ達に別れを告げIS学園へとバイクを走らせた。
ここで、オーズ編は終了です。
くぅぅ!早くFINALを観に行きたいです!
その為にも今週乗り切らないと。