メドゥーサが逝く   作:VISP

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 活動報告にて言っていた嘘予告です。


嘘予告 メドゥーサが逝く FGO編

 ある日、唐突に世界は滅んだ。

 何の前触れもなく、何の覚悟もなく、何の慈悲もなく。

 世界は、人類は、地球は、人類史は滅び去った。

 

 だが、何事にも例外はいるものである。

 

 

 「ふぅ…3人とも大丈夫ですか?」

 「あ、あぁ…何とかな。」

 「桜、そっちは?」

 「大丈夫です。ランサーが守ってくれたので。」

 

 縮地で異空間に周囲にいた3人ごと退避したこの世界線の第五次聖杯戦争のランサーはあっさりと人理焼却を回避してみせた。

 

 「セイバーは藤村氏と同道していましたが…。」

 

 セイバー陣営と同盟していた関係で、何とか慎二と桜だけでなく士郎も守る事は出来たが…状況は絶望的だった。

 

 「この様子じゃ無理だろ。」

 「慎二!」

 「衛宮、冷静になれ。先ずは僕達が生き残る事が最優先だ。」

 「く……藤ねぇ、セイバー…。」

 

 燃え盛る冬木の街並みを見ながら、4人の例外達は生き残るための行動を開始した。

 その数時間後、彼らは未来からの異邦人と遭遇した。

 

 

 

 

 「聖杯戦争…お父様が昔参加したって聞いたけど…。」

 「まぁ互いに事情は把握できた訳ですし、取り合えず暫しの休憩を。」

 「ここはランサーが強化してくれた結界で守られてますし、そこそこの霊地ですから…少しは休めるかと。」

 「とは言え、その前に出来る事はやっておきましょう。」

 「へ?」

 「犬!聞いているのでしょう!」

 『犬じゃねぇーーーー!てめぇ分かってて言うとか質が悪過ぎんぞ!?』

 

 

 

 

 「ライダーにアサシンにアーチャーにバーサーカー………選り取り見取りですね全く。」

 「貴様ら二騎を相手に油断など出来んよ。此処で取らせてもらう。」

 「…そういえば、貴方には私の宝具を見せていませんでしたね?」

 「何?」

 「『梵天よ、地を覆え』!」

 

 

 

 「ではこの入手した聖杯を使いまして。」

 「ちょ、何をするつもりよ!?」

 「慎二に魔術師の才能とレイシフトの適正を、桜と士郎にはレイシフトの適正を。序にオルガマリーにレイシフトとマスター適正の肉体を構築っと。」

 「は、へ、え?」

 「気づいてなかったんですか、貴方死んでますよ?」

 「ええええええええええええええええええええ!?」

 

 

 

 

 「うーむ、下位とは言えこれだけの数の竜種は久々に見ましたね。」

 「暢気な事言ってないで戦えよメドゥーサ!」

 「ではでは……食っちまうぞゴラァぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 「あ、ワイバーンが逃げてく。」

 『本能で分かったんだ、自分よりも上位の怪物だって。』

 「アーキマン、後で酷いですよ?」

 『ヒィィィィィィ!?』

 

 

 

 「ローマ!」

 「ローマ!」

 「汝の持つローマ、実にローマである。古き女神よ、そのままローマを捨てず、多くの子等を育て、ローマを育み続けるが良い。」

 (半分以上何言ってるのか分かりませんね…。)

 

 

 

 「あ、私次の特異点パスで。何か凄く嫌な予感しかしなくて。」

 「よし、次は恐らくギリシャ系のサーヴァントが出てくるわ。各自、事前準備はしっかりと行っておきなさい。メドゥーサもよ!」

 「あの、オルガマリー?私の話を聞いて…。」

 「相手がギリシャ系なら、顔の広い貴方がいれば話し合いもスムーズに進むでしょう。万が一恨みを持つ相手なら、それはそれで行動を誘引できるわ。正に一石二鳥ね。」

 「いや、あの、恐らくはその逆になるかと…。」

 

 なお、現地で立派に束縛系ヤンデレに成長したメディアと再会する模様。

 

 

 

 

 「成程。これは勝てないのも道理ですね。」

 「何だ、漸く理解したのか?」

 「えぇ、まぁ。序に一つ、質問をしておきましょう。」

 「ほぅ?許可する。囀ってみせよ。」

 「貴方、誰です?私の知る魔術王は、今の貴方の様な自意識は持っていなかった筈ですが。」

 「何を言うかと思えば。私は正真正銘の魔術王ソロモン。それ以外の何かではない。」

 「つまり、肉体か宝具を乗っ取った辺りですか。魔術王ともあろう者が己の後始末も出来ないとは。」

 「その言葉、世界の誰よりも貴様に言われたくはないだろうよ。なぁ、世界を滅ぼしかけた無知蒙昧の輩よ。」

 

 

 

 

 「よし、耄碌して余所に迷惑をかけまくってる徘徊老人に引導を渡しましょう。」

 「大体合ってるみたいだけど酷い言い様だね!?」

 「あーいうのを見てると、過去の自分の所業を思い出してしまってサブイボが出ます。」

 『つまり同族嫌悪か…。まぁ君の生み出した怪物は明らかにやばかったからなぁ…。』

 「アーキマン、帰りを首を長くして待っていなさい。」

 『だから君辛辣過ぎるよ!?』

 

 

 

 「…………。」へんじがない ただのしかばねのようだ

 「メドゥーサ、しっかりして!?ショックなのは分かるけど、本当によく伝わるけど!今はお願いだから動いて!?」

 「ふふ、ふふふふふふふ…竜麟が一匹、竜麟が二匹、竜麟が…。」

 「ランサァァァァァァ!?」

 

 過去の自分が生み出した者が大ハッスルしている様子を見てショックを受けた模様。

 

 「貴様さえいなければぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 「aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!?」

 「おお、これぞ怪獣大決戦。」

 「迫力は凄いのに、何故か哀愁を感じますね…。」

 

 

 

 

 

 

 メドゥーサが逝く FGO編 開始未定!

 

 

 

 

 

 

 

 


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