事務室へCADを預けたスネークが生徒会室へ戻り全員が揃ったところで摩利は
「さて、色々と予想外の出来事があったが、当初の予定通り風紀委員本部へ向かうとしようか。」
と言い達也とスネークは摩利の後をついて行った。
道中達也が
「ジョン、さっきはありがとう。」
と言うと
「なんだ?俺はお前に感謝されるような事はしてないと思うんだが?」
「深雪の目が曇っていると言われて少し腹が立ったがお前が俺の代わりに言ってくれたことだ。」
「...相変わらずシスコンなんだな。」
と摩利が呆れていた。
本部に着き中に入ると机の上などがとても散らかっている光景を目にした。
「風紀委員は男所帯でね...片付けに関しては口を酸っぱくして言っているのだが...」
と摩利が申し訳無さそうに言うと
「渡辺先輩。部屋を片付けてもよろしいでしょうか?」
と達也が言うと摩利は快く承諾した。
暫く達也とスネークが片付けているとスネークが
「これは!ダンボールじゃないか!!」
といきなり叫んだので達也と摩利は一瞬驚きスネークの方へ視線を向けた。
「...どうした?ジョン」
と達也が聞くと
「いやぁ、中々いいダンボールを見つけてな、嬉しさのあまり叫んでしまってな。しかし中々大きいな。」
とスネークがブツブツ言っいると。
「渡辺先輩。このダンボール貰ってもいいですか?」
「別に構わんが、何に使うんだ?」
「被るんです。」
「「は?」」
「ダンボールを被ると何というか落ち着くというか、やらなければならない使命感があるといいますか、とにかくいいダンボールがあると被りたくなるんですよ。」
「「......」」
二人は呆気に取られていると真由美が来て
「みんな、生徒会を閉めるからそろそろ切り上げて...どうしたの?二人共?」
と尋ねると
「「いや、何でもない(です)。」」
「?」
片付けもCADのセキュリティ設定だけだが、風紀委員ではないため手出しが出来ないので、七草先輩達に断ってから部屋から出る。
達也は帰りに師匠である九重八雲の元へと訪れた。
門をくぐると手厚い歓迎をされいつも通りに師匠の弟子達を倒した。
「やぁ、達也くん。相変わらず君は強いねぇ。」
「師匠ほどではありませんが...」
「ところで、僕に何か用かい?」
「ジョン・ドゥについて調べて欲しいのですが。」
「名無しの権兵衛とは、珍しいねぇ。
わかった。調べてみるよ。」
「ありがとうございます。」
「しかし君が他人に興味を持つとはねぇ、何かあったのかい?」
「放課後に演習室で副会長とジョンが戦い、ジョンが領域干渉を発動したみたいなのですが視ている限りではただ単に想子を消費しているようにしか見えませんでしたので、本人曰くスロー状態にしているらしいのですが。」
「...成る程ねぇ、それで彼の事を知ったらどうするんだい?」
「深雪に害を及ぼすならば消します。」
「相変わらずのシスコンぶりだねぇ。」
と八雲は言い、達也は家に帰った。
一方スネークはオタコンの元(DD)へ訪れていた。
「オタコン、司波達也の事がわかったのか?」
「まだちゃんとはわかっていないけど四葉家に関わっている事はわかったよ。」
「司波家の司波龍郎の妻は司波小百合だけどどうやら前妻がいたようでね、その名前が司波深夜、旧姓は四葉深夜という事がわかった。」
「その子が司波達也だと?」
「それはまだわからないかな。それとスネーク、もう一つ四葉家とは関係ないけど伝える事がある。」
「なんだ?」
「USNAでXOF軍と衝突があったみたい。」
「サイファーだと?」
「あぁ、小規模だったから被害は少なかったらしいけど、どうやら日本にもXOF軍が潜んでいるみたいだ。」
「なんだと?」
「気をつけてスネーク、まぁ君がやられる事はないだろうけどね。」
「まぁ、それもそうだが...」
オタコンと一通り会話を交わした後、カズの元へ向かった。
「カズ、俺に何か用があるのか?」
「あぁ、グレネード型CADを開発してな、あんたに試して欲しいんだ。」
「このCADはグレネードと同じ様に投げるのだが、投げる前にフラッシュ、ファィヤ、スモークのどれかを選択するんだ。選択し投げて地面に着くと魔法が発動する仕組みだ。」
「中々良さそうだな。」
「それと、FLTとのCADの共同開発の話も出ている。」
「ほう。」
「どうするかはあんた次第だ、一週間まで決めてくれ。」
「わかった。」
その後、スネークは家に帰った。
XOFについて
2090年 USNAにXOF軍が侵攻。
USNA軍は追い詰められ崩壊寸前まで追い詰められるが一人のUSNA軍の少年魔法師によりXOFの現地指揮官が殺され、形勢逆転しUSNA軍が勝利した。その少年は現在USNA軍の英雄と称えられている。