魔法科高校の蛇   作:がんきゃりあー

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入学編 Ⅺ

翌日、学校へ向かう道中視線を感じた。

スネークは任務のほとんどが隠蔽行動なため人の視線に敏感なのである。

(後ろから視線を感じるが...敵意は感じられない。偵察か?)

と思いつつも学校へ向かった。

 

 

 

 

お昼になりスネークは風紀委員の仕事があるため達也と共に生徒会室へ向かった。

生徒会室へ入ると既に風紀委員が全員集合していた。

「さて、全員揃ったか。お前ら喜べ。今年もバカ騒ぎが始まる。」

バカ騒ぎとは部活勧誘週間の事であり、普段は禁止されているCADの携行が認められるため、魔法絡みのトラブルが多発してしまう時期なのである。

「幸い人員の補充は間に合った。森崎駿、司波達也、ジョン・ドゥの三名だ。」

「使い物になるんですか?」

「心配は無用だ。森崎の魔法展開速度は見張るものがあるし、司波の実力も確認済みだ。」

「そのバンダナをしている二科性は?」

「こいつは服部を一瞬で倒したんだ。戦力にならないはずがない。」

摩利の言葉に辰巳と沢木以外の全員がざわめいた。

「さて、新人の実力も保障できたところで、出動だ!」

摩利の命令に、全員が立ち上がり巡回に向かった。残されたのは一年生三人で摩利から仕事の説明を受け、達也は委員会所有のCADを二つ借り、スネークはダンボールを持ち出し三人は生徒会室から出た。

「おい、CADを二機同時に使って魔法を発動出来る訳がない。二科性ごときが調子に乗るのもいい加減にしろ!」

と森崎は達也に向けて言うと

「それにダンボールを持ち出して何処で何に使うんだよ!」

とジョンに向けて言い巡回へ向かった。

「ウィードと言わなくなっただけマシだな。」

(なぜ、ダンボールをまた持っているのだ?)

達也がダンボールについて疑問を抱いているとは知らずにジョンは言い巡回へ向かった。

 

 

 

 

スネークは建物の陰で電気葉巻を吸いながら休憩していた。

というのも部活勧誘週間とはいえあんなに荒れていたとは思っていなく取り締まってもキリがない、そのためとりあえず一服という訳だ。

「毎年この状態なのか...先が思いやられるな。」

と呟くと電気葉巻の電源を消し、再び巡回を開始するとエリカが勧誘の被害に遭っていた。

スネークはエリカの元へ走りグレネード型CADを取り出し投げつけた。発動するのはスモークグレネード。煙がエリカの周りに広がりエリカ本人と勧誘していた者は慌てだした。この隙にスネークはエリカに近寄り

「こっちだ!」と手を取り、ダンボールの中へ二人共入った。エリカは突然の事で呆気にとられていたが正気に戻り、

「ちょっと!何して「静かにしろ」...」

「このダンボールに隠蔽魔法をかけている。声を出さなければまずバレる事はない。」

「それと、ここは危険だ。向こうまで行くぞ。」

「この状態でいくわけ?!」

「そうだが?」

「......」

ジョン達は建物の陰に向かった。

 

 

達也は勧誘の被害に遭っているエリカを発見したがエリカの近くでいきなり煙が発生し、しばらくして煙が晴れると勧誘していた部員達は慌てていたが少し先にはちょうど二人分入れるダンボールが建物の陰へ向かっているのが見えたのだが、周りの人は全く気付いていない状態に達也は

(まともなのは俺だけなのか...?)

と思い体育館へ向かった。

 

建物の陰へ着いたジョン達はダンボールから出ていた。

「どうだ?以外とバレないだろ?」

「...こんな大きいダンボールに気づかないなんて、どうかしてるんじゃないの...」

「まぁ、そう言うな...それと服が乱れているが直さなくていいのか?」

「えっ?...ちょ!こっち見るな!!」

とエリカが胸を隠しジョンは反対側に向いた。

「...見たよね?」

「あぁ、悪いが見えてしまったな。」

「・・・バカ!!」

とジョンの足を蹴ったがエリカは痛そうにしている...

「悪いと思うならこの後付き合いなさいよね。」

「あぁ...」

 

スネークとエリカは体育館で剣道部の演技を見ていた。

「どうした?不満そうだな?」

「だって、つまらないじゃない。見栄えを意識した立ち回りで予定どうりの一本なんて。」

「そうか...なら、あの女もか?」

「女って...あぁあの人ね、壬生沙耶香、中等部剣道大会女子部の全国二位よ。」

「そうか...見栄えを意識してるんだろが、あれは人を殺す事が手っ取り早い剣術をしているな。」

「...どうしてそう思うの?」

「知り合いに日本刀を使う奴がいてだな、あいつの振りは人を殺めるのには最適だからな、それに似てただけだ。」

「ふーん...おや?なんか面白くなってきたねぇ。」

会話で気づかないかったが、剣道部と剣術部が争っているようだ。

近くに移動すると剣術部の桐原が魔法を展開していた。

(マズイ!)

と思うと突然達也が桐原と壬生の間に入り桐原の魔法を解除し、抑えつけた。

(なかなかの武術だな、達也)

とスネークは関心していると剣術部の部員が達也に襲いかかってた。

達也は武術でさばいていて一人でも充分と思われるが巡回をサボっている印象を持たれたくないため

「達也、俺はこっちを抑える!」

「わかった。」

とスネークも参加した。

スネークも二科生だからなのかお構いなしに襲ってきたがお得意のCQCで無力化していた。

二人の二科生によって剣術部は完全に制圧された。

(やれやれ、二科生に抑えられるのがそんなに嫌なのか...)

スネークはため息をつき、桐原含む戦闘に参加した部員を部活連本部へと連れて行った。

 

 

 

 

 




『ダンボール Ⅰ』

DD内

カズ「スネーク、ダンボール型CADについてだが、」
スネーク「おお!」
カズ「...今のところ試作品なのだが、ダンボールの最大の欠点であった脆さを硬化魔法によって頑丈にし、隠蔽魔法を組み込む設計にしてある。それに折りたためるようにした。」
スネーク「中々良いじゃないか。」
カズ「で、その試作品だが、、、持っていくのか?」
スネーク「もちろんだ!早速一高で使うさ。」
カズ(エメリッヒ博士も大変だな...)

プッ...

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