ダンジョンにカボチャが居るのは間違っているだろうか? 作:読書好き(ラノベに限る)
「はっはっは、パーティーのことでお困りかあっ、【リトル・ルーキー】!?」
後ろから突然大きな声がし、その声のほうを向くとそこにはいかつい男がいた。
「話しは聞ぃーた、仲間が欲しいなら俺たちのパーティーにてめーらを入れてやろうか?」
「「えっ!?」」
全員が同じく意外に思ったのか、同じタイミングで声を上げた。
「なぁに驚いてんだよ、ひひっ、助け合いってやつだ、助け合い~い。今話題のお前らならパーティーに入れてやっても構わねえし・・・なあ!」
「それで、だ! 俺たちが中層に連れて行ってやる代わりによぉ・・・このお嬢ちゃんたちを貸してくれよ!? 俺もエルフに酌を受けてみてえんだよ。お前んがいくら払ったかは知らんが、仲間なら助け合いが基本だ!そうだろう!?」
たしかにベルたちは、この後結構払う予定ではあるが・・・まあそこは今は関係なく、ジャックはこの場を喧嘩せずに、どうやって収めるかを考えていると、
「いい、結構です。あなたは彼らにふさわしくない」
「・・・おぉ? 何でだい、俺たちじゃそいつのお守りは務まらないってかい?」
「ええ、だからお帰りなさい」
「ひひっ、おい、っぽっと出のルーキーには、俺たち足手まといだとっ! お嬢ちゃん、俺たちはこれでもかなり中層にいるんだぜ。Lv2さ。俺たち全員な」
「わかりました。では、失せなさい。貴方では彼らにはふさわしくない」
「・・・嬢ちゃん、俺たちはそんなに頼りねえかい、そこのカスみたいなクソガキよりよぉ?」
そう言いながら、男は自分の手をリューの肩に置こうとした。
「触れるな」
リューはジョッキで男の手を抑え込み、中に詰め込んだ。
そしてその腕をねじると、
「いっ、いででででででででぇっ!?」
男は大きな声で悲鳴を上げた。
「いえ、すまない、これは私の我儘だ。私はクラネルさんに貴方達とパーティーを組んでほしくない。そして、蔑むことも許さない」
リューがさらに腕をねじると男はさらに大きな悲鳴を上げた。
リューがその手を離すと、その男は仲間にジョッキを抜いてもらい彼女に襲い掛かろうとした。
彼女が小太刀を装備し大男三人を迎え撃とうとしたが、
「「げはっ!」」
男たちは地面にたたきつけられた。
「__ニュフフ、後頭部がお留守にニャッてますよ、ニャ」
「男ってーのは本当に面相くさいニャー」
「お客さん、うちのエルフは狂暴だから、そこまでにしといた方がいいよ?」
ジョッキやお皿を抱えたノエルさんが、残った一人の男に淡々と告げた。
「なんなんだよ、てめーらはぁぁぁぁぁ!?」
自棄になった男は武器を取り出し襲い掛かろうとした、
その瞬間、別の方向から大爆発が起きた。
「騒ぎを起こしたいなら外でやりな。ここは飯を食べて酒を飲む場所さ」
その言葉に反応してルノアさんたちは、仕事に戻っていった。
「で、そこのアホンダラそこに転がってる馬鹿どもを連れてきな。もし今騒ぎを起こしたら・・・この家の下に埋めるからね」
男は仲間を連れて出ていこうとしたが、
「アホンダレェッ、金は払っていくんだよぉ!!」
「は、はいぃぃぃ!」
男は早く逃げようと、金貨の詰まった袋をそのまま投げ出し、走り去っていった。