ダンジョンにカボチャが居るのは間違っているだろうか? 作:読書好き(ラノベに限る)
次回から頑張りますから………
「どうしたんだい、その怪我は!まさか……そこのジャックとかいう人に襲われたんじゃあ……」
今のジャックはカボチャをかぶっておらず、カボチャの紳士ではなく殺人鬼の姿になっていた。
もしベルが普段通りなら、声を掛けられたとたん逃げ出しているだろう。
「いえ、そうではなく……ダンジョンに潜ってました」
「ば、馬鹿っ!そんな格好で一晩中もダンジョンにいるなんて…………どうしてそんな無茶をしたんだい?君らしくないじゃないか?」
「…………」
今のベルのどこか暗い雰囲気に叱る気が失せたヘスティアは優しく話しかけたが、ベルは口を開こうとはしなかった。
「……わかった、何も聞かないよ。早くシャワー浴びておいで。血はもう止まってるみたいだけど、傷の汚れを落とさなきゃ。その後に治療しよう」
「…はい、ありがとうございます」
ベルはシャワーを浴びるために歩きだしたが、どうやら右膝の怪我が思ったより体に響いたようで、ぎこちなく歩き出すと、すぐにジャックに肩を貸されてふらふらとシャワーへ歩いていった。
ベルがシャワーに無事着いたのか、ジャックが一人でシャワーから帰ってきた。
「君、ベル君を助けてくれてありがとう」
「いえ、私は何も…むしろ道に迷っていた私が助けられたぐらいですよ。」
「ところで君はどこのファミリアに入っているんだい?」
「ファミリア…ですか。すみません、私はあまりここのことを知らないもので…よければその”ファミリア”について詳しく教えてもらってもいいですか?」
「そうなのかい?…そうだね、ファミリアとは……」
ヘスティアが話を始めようとしたそのとき、ドアを開けてベルがシャワーから出てきた。
「……って、ベル君、一人で歩いて大丈夫かい?」
「ええ、大丈夫ですよ」
「ベル君、君はベットで寝ること。いいね?」
「いいんですか?」
「当然だろう。その代わり僕も同じベットで寝させてもらおうかな?君を捜すために散々駆け回ってへとへとだし………フフフ、まさかぁ断ってくれないよねぇ?」
「ええ、神様も疲れてますもんね。いいですよ、一緒に寝ましょう。」
「…えっ!?」
冗談のつもりがまさかの強烈なカウンターとなり顔を赤くするヘスティア
抱きつく。絶対に抱きつく!!
言質はとった。もう逃げられない。じゅるり。
「神様……」
「………! にゃ、にゃんだいっ」
「……僕、強くなりたいです」
「!」
「うん…」
ジャックは二人の会話を聞きながらどうするかと考え、小さな声で「また明日来ます」と言うと、ドアから外へ出ていった。
毎回1000文字以上を目指していきます!!