2話を見て下さっているということは、1話を読んで下さったのですね。
ありがとうございます!
さて、突然で本当に申し訳ないのですが、ネタがありません。
ネタが無さ過ぎて試作用に作った2話と3話を無理矢理繋げてみました。
途中で話の脈絡がなくて「は?なんでこうなってんの?」と思うかもしれません。
修正は必ずするので見逃して下さい切実に。
「………」
朝起きると、私に寄り添って寝ているジェラールが視界に映りました。
原作ではジェラールの小さい頃の描写といったら楽園の塔建設の時でしたからね…。
まさか捨て子だったとは思っていませんでしたよ。
「ん…っ」
「!」
小さい声を漏らし、寝返りをうつジェラールの身体からパサリと毛布代わりの布がずり落ちた。
それを拾い、再びジェラールに掛け直す。
私は一人っ子でしたからね……弟がいるというのは新鮮で良いものです。
ジェラールの横顔を見ながら、私はこの世界の原作を思い出していた。
「楽園の塔、ですか」
このまま原作通りに進めば、ジェラールは……。
ギリッと音を立てて手を握り締める。
「(させない。絶対にジェラールは守ってみせる)」
そのためには“力”が必要です。
大切な家族を護れるほどの、大きな力が。
手っ取り早いのは魔法ですね。
エルザが魔法を覚えた瞬間、楽園の塔を制圧するほどの力を手に入れたのですから。
残された時間は多くありません。
“使いこなす”までいかなくとも“使える”ようにはしたい。
「(もし失敗したら、その時は…)」
私はジェラールを見つめ、浮かび上がった未来に首を振った。
その未来を、かき消すように。
~~~~~
「七つの星に裁かれよ、七聖剣(グラン・シャリオ)!」
人里離れた森の中、煌めく七つの光が1つの木へと降り注ぐ。
木はメリメリと幹を割り、大きな音を立てて崩れ落ちた。
「……及第点、といったところでしょうか?」
長い蒼髪を揺らしながら、ツカツカと木の側に近付くジークレイン。
始めてにしては上出来ですね。などと呟きながら周りを軽く見渡した。
現在、ジークは一人で魔法の修行をしていた。
勿論このことは実の弟であるジェラールにさえ内緒にしている。
理由はただ単純に1人で練習したかったのと、
「“ライディン”」
自分が知っている“他の世界の魔法”を使ってみたかったからだ。
現代の知識がある“私”にとっては、それが唯一無二のアドバンテージですからね。
試さないという手はありません。
一応自分が知っている限りの魔法を使ってみましたが、全く問題はなし。
要はイメージですから、私の魔力が尽きない限り失敗は無い。ということですね。
本当に便利ですよ。
「っと、いけません。早く帰らないと」
この光景をジェラールに見せるわけにはいきませんからね。
ジークはくるりと踵を返し、急いでジェラールの所へと向かった。
黒コゲになった巨木に、見向きもしないで。
やっちったぜ☆