今回はネタとか宇宙の塵にして趣味全☆開でカキコしました。
誹謗?中傷?そんなの知らねぇでございますよ。
《ジェラールSide》
「は、なせ…っ!」
ジーク兄さんが用事でいない時、知らない男がやって来て俺の腕を掴んできた。
周りにも同じような服を着た奴等が何人もいて、逃げられないことを暗に示していた。
「(クソッ!なんなんだコイツ等!)」
大人と子供では有り過ぎる腕力の差。
痛いほどに掴まれた腕が離される気配は無い。
オマケにこちらは体力的にも限界がある。
気を張っていないと倒れそうなほどだ。
「離せ!……ぐっ!」
「大人しくしろ!!」
大きく抵抗しようとすると何処からか飛んでくる鞭。
倒れると無理やり立たされ、殴る蹴るの暴力が始まる。
痛くて、痛くて、痛くて。
飛びそうになる意識の中で、俺はぼんやりと地面に落ちる血を眺めた。
「やっと大人しくなったか?」
「奴隷のクセに手間取らせやがって!」
「(ど、れい……?)」
ジャラリと音を響かせ、冷たくて重いモノが俺の両手首に嵌められた。
それが枷だと知った瞬間、体内の血が一気に冷めていくのを感じた。
「(連れて行かれる…?嫌だ、兄さん!)」
最後の抵抗とばかりに暴れようとしたが、ぐったりとした身体は俺の言うことを聞かなかった。
どうして、俺はただ……兄さんと一緒にいれれば、それで……それだけで…ッ!!
もう兄さんに会えなくなるなんて、俺は…!
「(兄さん!!)」
ドゴォッ!!
「が、ぁッ!」
「何だこのガキ!!」
硬い音が鳴り、俺を抱えていた奴が倒れた。
宙に投げ出された俺は地面にぶつかる覚悟で目を閉じたが、感じたのは優しい包容だった。
その暖かさに、じわりと目尻に涙が浮かぶ。
「に、さん…!」
「ごめんなさい。間に合わなくて」
「にいさん、兄さん…っ!」
違う、違うよ。
兄さんはちゃんと間に合ってくれた。
俺を助けてくれた。
「ジェラール」
「にい…さん……」
名前を呼ばれて気が抜けたのか、俺は眠るように気を失った。
《ジェラールSide 了》
「さて」
気絶するように眠ったジェラールを静かに地面に寝かせ、奴隷商人共に向き合う。
全く、ジェラールをこんな目に合わせるなんて兄として失格ですね。
まぁ今はそれより、
「私の大切な弟に手を出して、無事に済むなんて思わないで下さいね?」
ごきりと手を鳴らし、威圧するようにゆっくりと歩を進める。
じりじりと煮え切らない歩みに刺激されたのか、私から一番近い奴が考えも無しに突っ込んで来た。
「うおぉおおおぉぉぉおぉ!!!」
「大地の咆哮。其は怒れる地竜の双牙」
“グランドダッシャー”
地面が割れ、その隙間から鋭い刃と化した大地が敵に喰らいつく。
ザシュッという音が響き、ボタボタと地面に赤い水溜りを作る。
生死などどうでも良いと考える私は、随分と怒っているようだ。
「ひ…っ!」
「うわあぁあぁぁ!!」
仲間の姿を見て悲鳴をあげる者、動けなくなる者、逃げようとする者。
私はそれら全員を捕まえ、最初の男と同じようにしてやった。
勿論、血を浴びるなんてドジな真似はしない。
そんな穢らわしいモノを服に付けたくし、何よりジェラールの目を汚したくない。
こんな奴等の血を見るのは、私だけで十分だ。
~~~~~
奴隷商人共に一生消えることのない傷痕(トラウマ)を植え付けた私は、ジェラールの側に膝をついた。
「……万物に宿りし生命の息吹よ、此処に」
“リザレクション”
身体中に痛々しい痕を残しているジェラールに、治癒魔法をかける。
青褪めた様な顔に血行が戻ったのを確認すると同時に、私はゆっくりと息を吐いた。
あぁ、良かった。本当に。
「ジェラール」
顔にかかった前髪を払い、静かに微笑む。
その顔はこの場に似合わぬほど穏やかだ。
ジークはジェラールを優しく抱き締めると、最後とばかりに魔力を紡いだ。
「二つの点は一つの点に。星幽界の守護者よ、我をかの場所へと導き給え」
“ルーラ”
淡い光が二人を包み込み、空へと消えた。
たった一言だけ言わせて貰おう。楽しかった以上。」
ぶっちゃけ詠唱とか好きですが何か?
今のところ、使う予定の詠唱は↓
・ドラクエ
・テイルズ
・FF
・スレイヤーズ
・カノン王国聖戦記
・タクティクスオウガ
・ソードワールド
・BLEACHの鬼道
の内のどれかから選んで使います。
今回のグランドダッシャーとリザレクションはテイルズ、ルーラはドラクエです。
前話のライディンもドラクエ使用です。
他にもこの作品の詠唱をして欲しい!という希望がありましたら感想にてお書き下さい。
使える場面がありましたら採用します。
詠唱が無くても大丈夫です。KE.が勝手に詠唱を作りますので。
オリジナル詠唱もOKです。
技名、詠唱、効果を感想にてお書き下されば採用させて頂きます。