「言わなくても、解ってもらえるんじゃないかな?」
「前書きを“台本形式”にしていればよかったのにぃ!!!!」
「なぜだい?」
HK「たくマギかと思ったか? それは私のおいなりさんだ」
「なんてネタが成立したはずさ」
「わけがわからないよ」
「まあ“ハイテンションキュゥべえ”とか思い付いただけでなく、実際に書いちゃうあたりが、三剣だよね」
「作者の名前を、平然と出すのは控えた方がいいんじゃないかい?」
「ちなみに“ハイテンションキュゥべえ”でも“ハジヶえ”でも、アルファベットで表示すると“HK”になると気づいた瞬間、ボクに変態仮面属性が付与されたよ!!」
「わけがわからないにも程がある!?
そもそも属性じゃないよね、それ!!」
「こんな感じで孵卵器を引っ掻き回せば、多少は平和になるとは思わないかい?」
SIDE ウィキッド
自らの肉体からつくり出された【紅い】水溜り。
その中心で横たわる、見滝原中学の生徒。
「【まいったねぇ】」
その遺体の横を、
「【最近】【近接戦闘ばかりだったから】【銃の腕が落ちてるかと思ったが】【そんな事はなかったぜ!!】」
よくよく考えれば、<
ちなみに今のガンプレイも、プログラム化されている動きだ。落とさないよ?
そして、プログラム化されているからこそ。
「【今より上は】【望めない訳だ】」
「【まあ】【生まれて初めて引き金を引いたら】【反動で仰向けに倒れて後頭部打ちつけた挙句】【すっぽぬけたのに何故か真上に飛んだ銃が顔面直撃するなんて】【ギャグマンガみたいな事やらかしたからなぁ】」
「ったく、なにやってんだか」
【
「【銃の反動を明確に描写する】【西部劇が無かったのが悪い】」
「西部劇に限定するなよ。
てか、予想通りに空想からの情報メインか、お前」
「【そりゃあ】【オレですからね】」
「まあ、どんな武器を使おうとも、お前の目的は最初からひとつだけだもんな」
「【そう言うことさ】」
奥から、僅かに聞こえる銃声は、オレ以外のもの。それが意味する事はひとつ。
そりゃそうだ。
もう隣に、杏子はいなかった。
SIDE 暁美ほむら
結界最深部。そこにいたのは魔女ではなく、放送室を占拠していた二人組み。
魔法少女姿となった、二人の元凶だった。
カチンッ
「この魔女結界を解きなさい。
貴方達が、関与しているのでしょう?」
「なんのことかしら?」
平然としらを切る。そう来るのは想定内。
貴方達の目的なんて、知る必要は無いわ。
二人の足元で、
右手で髪を払い、私は背を向けてまどかの所へ……。
「はじめから、話し合うつもりが無い相手に。
油断する私達ではないわよ?」
っ!?
私の
読まれてた!? いえ、時間停止に対応したのっ!?
「世界の終末。
そこに辿り着く貴方が立ち塞がるのは、当然なのかもしれないわね?」
白い魔法少女が告げた言葉が、私を縛り付ける。
世界の終末。それが意味する事。
すなわち ま ど か の 喪 失
「私は何度も繰り返し、アレを観た。
心を押し潰す、終焉の絶望を視た。
それを防ぐ為。
それを避ける為。
その果てに私は
躊躇う理由なんて無い! 私は即座に
しかし、その弾丸は黒い魔法少女の鉤爪に切り裂かれる。
「魔法少女狩りも、それが目的だったのね!?
この場所で、魔女結界を展開した事も!!」
構わず、私は銃を持ち変えて、もう一丁取り出し、二人の魔法少女へ向ける。
銃口を向けられているのに、平然と言葉を紡ぐのは、余裕の表れなの!?
「私の言う
驚いた。
貴方は“あの場所にいた貴方”なのね」
そうか……!? 白い魔法少女の能力は……!!
「
「未来予知」
「時間操作」
SIDE 呉キリカ
正直、織莉子と目の前の魔法少女の会話が、理解出来ない。
当然だよね。私は未来なんて見えないし、知らないし、要らないから。
織莉子が望む未来。その為に尽くすだけだしね。
“私の魂が生み出した結界”
それは、私以外の存在の“速度を低下”させている。
飛来する弾丸すら、容易く目視出来るほど。織莉子を護るのに、これほど適した能力はないと胸を張って言えるね!!
織莉子の言うように、現れた黒髪の魔法少女の能力は“時間操作”なんだろう。織莉子が言うんだ。間違いなんてない。
でも、織莉子は“時間操作の先”を知る。その“前”から動きが遅くなっているんだから。
私達が、攻撃を回避できない訳が無い。
相手が、攻撃を回避しきれる筈が無い。
迫る“攻撃”を織莉子が予知し。
迫る“攻撃”を私が遅らせる。
向かう“攻撃”を織莉子が開始し。
向かう“攻撃”を私が遅らせない。
むしろ、相手を遅らせる。
織莉子に敵う奴なんていない。それを私が磐石なものにする!!
「何度、貴方は繰り返したのかしら?」
相手の攻撃を回避しながら、織莉子は魔水晶を作成する。
「何度、貴方は繰り返すつもりかしら?」
その水晶を、自分の速度低下魔法の対象から外す。
「貴方の歩いてきた、その
望んだ形があったのならば。
今、貴方はここにいないわよね?」
「黙りなさい……!!」
その上で、速度低下魔法を相手に“重ね掛け”する事で、回避行動を遅らせる。
「黙れぇ!!!!」
「黙るのはキミの方だよ」
私の言葉と共に、織莉子の水晶が魔法少女に直撃する。ぶざまに転がる少女を見ながら、私は織莉子の傍に立つ。
織莉子が視た未来を成立させる為、私は織莉子に無限に尽くす。
私が無限に尽くした結果、織莉子が見た未来が成立する。
どちらでもいい。どっちだって構わない。
だって織莉子が、ワタシノスベテ。他人を故人にする事なんて、無限の前の有限にすぎないんだから。
「道が
倒れ付した魔法少女の前に、織莉子は悠然と立つ。
「未来を諦め、過去に逃げ続ける貴方に。
未来を夢見て、未来を見続ける私が、負ける訳が無いのよ」
織莉子の横に立って、私は鉤爪を振り上げる。
まあいいや。これまで通り切り裂き続ければ、その内死ぬでしょ!!
振り下ろした鉤爪が、魔法少女に届く直前。私は織莉子に迫る黒い光を見た。
「こっっっっのおおおぉぉぉぉぉ!!!!」
SIDE 群雲琢磨
完全に不意打ちだった筈だが。呉先輩は『
白い魔女に、黒い魔法少女狩り。なんか、暁美先輩が倒れてるけど、知ったこっちゃない。
最深部に辿り着いた先に、ナマモノがいないって事は“オレの仮定した過程は正解に限りなく近かった”わけだな。ざまぁwwwwww
迷った挙句、入り口に戻っちゃった【
そりゃそうだ。“
さて。目的を果たして帰って寝たいんだが。軽く一年ぐらい寝てないけどね、オレ。
どう考えても、邪魔な存在がいるんですわ。お?
そういうわけで、まかせた!!
SIDE ウィキッド
ったく。だったら出てくるなよ。仕舞われてろよ、大人しく。無理だな。
「【さて】【オレを殺した責任】【とってもらいに来たぜ】」
オレを見る三人の魔法少女。全員が驚愕の表情なのは、想定内ですよ。
注目の的な訳だし、オレも【群雲琢磨】だし、やっぱりここは言うべきだよな。
で
は
、
闘
劇
を
は
じ
め
よ
う
TIPS 有頂天孵卵器ハジヶえ★ウザス
次回予告かと思ったかい? ざんねん! ハジヶえちゃんでした!!
今回は、良い太古とはひとつだけ!!
間違えた! 言いたい事はひとつだけ!!
魔法少女まどか☆マギカの二次創作についてさ!!!!
え? お前が言うなって? ボクが言わずに、誰が言うのさ!!
設定うんぬんは、どうでもいい
同胞を“キュウベエ”とか“キュウべえ”とか書いている作品は、駄目だと思うんだよ!
“キュゥべえ”だから!! “ゥ”だから!!
いまだに安定しない辺りが、同胞が重要視されてない証明だよね!!
さあ、そろそろ次回予告にいこうか
こうやって、先手を取り続けていれば、きっとボクが本編にあちょっとやめ
次回予告
未来に向かうしかない だって過去には戻れない
未来に向かうしかない だって過去には戻れない
未来に向かうしかない だって過去には戻れない
未来に向かうしかない だって過去には戻れない
みらいにむかうしかない だってかこにはもどれない
みらいにむか しか い だって こには れ い
みら に し って には
み て
百五十四章 喰らって