超次元ゲイムネプテューヌ~緑の女神候補生~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。
ちなみに後半は、ネプギアちゃん視点になります。

それではどうぞ。


第38話 修行1日目の夜

「……とまあ、こういう感じで……って、もう夜か」

 

5人でミーティングをしてたら、あっという間に夜になってた事に気づいたルル。

 

「さてと。夕飯の支度でもしようかな。ネプギアちゃん達はお風呂でも入ってきなよ」

「お風呂? この辺りにそんなのあったかな……?」

 

ルルの言葉にキョロキョロと辺りを見渡すネプギア。

 

自分達がいるのはバーチャフォレスト。

クエストで何度も訪れた事はあるが、ルルが言ってたお風呂はまず見当たらない。

 

「ごめんごめん。説明が足りなかった。()()()()()()()()()()

「「「「えっ?」」」」

 

その言葉を聞いて目が点になる4人。

ルルが指差した方に視線を向けると、緑色のテントが一張り鎮座していた。

 

そういえば、バーチャフォレストに着いた時にルルが組み立てていたのを4人は思い出した。

 

「一応、この周辺に特殊な結界を張ってあるから大丈夫だから、とりあえず入って?」

 

焚き火を一度消したルルは、ネプギア達をテントの中に入れる。

 

「ひ、広い……」

「ここってテントの中……よね?」

「広い……(キラキラ)」

「わー♪ キッチンと家具もあるー♪」

 

ネプギアとユニの感想がそれだった。

ロムとラムは興味津々(きょうみしんしん)でテントの中に置いてある家具を見ていた。

 

「僕の次元に売ってる特殊なテントで、見た目はテントで中は普通の一軒家と同じ広さなんだ」

「つまり……外見だけテントって事?」

「そういう事。外見だけじゃなくて従来のテントみたいに組み立ても出来るから、その辺も良い利点かな」

 

尤も家具一式とかは、この次元で買ったやつだけどと付け足しながら、ルルはユニに説明する。

 

「そこに調理器具があるでしょ? あれはラステイションで買ったんだ」

「ほんとだ……ラステイション製って書いてある」

 

ちなみに食器とかはルウィー製だよと付け足すルル。

 

そしてお風呂はこっちだよーと言いながら、ネプギア達を案内するのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「じゃあ僕は夕飯作ってるから、ごゆっくり」

 

私達をお風呂場に案内してくれた後、ルル君はキッチンがある場所に戻って行きました。

 

「もしかしてルル君が私達の着替えを買ってくれた理由って……」

「多分そうだと思います。私服とパジャマを選んでほしいとルル君が言ってくれた時点で、私は察しましたが」

 

私の予想に、ネプギャーちゃんが代弁してくれた。

実はバーチャフォレストに行く前にルル君が、着替えを買いに行こうと5人……正確には、ネプギャーちゃんを入れて6人で洋服屋に寄ったのを思い出した。

 

脱衣所の横には、プラネテューヌ製の最新洗濯乾燥機が置いてあった。

 

これ結構高いやつだよね!?

 

そんなこんなで……

 

「「「「「……」」」」」

 

お風呂場に入った私達5人は再び唖然としました。

 

なんと大浴場並みの広さだったんです……

 

「わーい! わたし、いっちばーんー♪」

「待って…ラムちゃん……!」

 

早速お風呂に入るロムちゃんとラムちゃん。2人共、あんなに驚いてたのに……

 

「こんなに便利なテントがあるなら、アタシも欲しいんだけど……」

「うん、正直テントの域を越えてるよね……」

 

ユニちゃんに同意する私。

というか、ルル君の次元のリーンボックスがいよいよ謎になってきたと思う……

 

歩いてシェアを獲得できるアプリ、闇の女神と闇の女神候補生、そしてこの便利なテント等。

 

「それなら私がルル君に訊いてきましょうか? ええ、そうしましょう」

「「ちょっと待って!!」」

「…いやん♡」

 

何食わぬ顔芸をしながら、ルル君のところに向かおうとしてるネプギャーちゃんを止める私とユニちゃん。

 

「あ、あんた……まさかその格好でルルのところに行く気!?」

「そうだよ! ネプギャーちゃんがそんな格好で行ったら、私までルル君に裸族だって思われちゃうよ!!」

「いえいえ、それはそれ。これはこれです」

 

そういう問題じゃないよ!?

ただでさえ私のコンパチキャラなのに、好きな人に裸族状態で質問をしに行かないよ!?

 

「ルル君なら、私が服を着てようが着てまいが、教えてくれると思います」

「「その自信はいったいどこから……?」」

 

謎の自信ありげな顔芸をするネプギャーちゃんの言葉を聞いて、私とユニちゃんはその自信はどこからくるのだろうと思いました……




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。

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