超次元ゲイムネプテューヌ~緑の女神候補生~   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。
オリジナルの技が出てきます。

それではどうぞ。


第39話 みんなで修行! 2日目

「それじゃあ、今日やる修行……もとい特訓の内容を説明します」

 

修行2日目の朝。

ルルがネプギア達に本日の特訓メニューの説明をする。

 

「まず課題として、ネプギアちゃん達にはギャラクシーギア(それ)を使いこなしてもらいます」

 

ネプギア達に作ってあげたギャラクシーギアを指差したルル。

どうやら今日はこれを特訓に使うらしい。

 

「とりあえずネプギャーちゃん。昨日、僕が説明した通りの操作をお願いね?」

『はい♪ 分かりました。では皆さん、少し失礼します』

 

ネプギアのギャラクシーギアの画面に映ってるネプギャーが嬉しそうな顔芸をした後、4人の目の前にホログラムを出現させた。

 

そこには『アビリティ一覧』と表記されていた。

 

「それはみんなのアビリティ……簡単に説明すると、潜在能力かな。それを僕なりに纏めたやつだよ」

「アタシって、こんなにあるんだ。……これってみんな同じなの?」

 

ユニの疑問に、ルルは少し違うと答える。

 

「共通してるアビリティもあれば、その人特有のアビリティあるんだ。ユニちゃんの場合、銃火器関連と火属性のアビリティが多く書かれてない?」

「ほんとだ。耐性とか攻撃力増加とかも書かれてる……」

 

自分のギャラクシーギアを操作し、自身のアビリティの詳細を読むユニ。

ネプギア、ロムとラムも自分達のアビリティを確認する……

 

「今から説明するのは、みんなが使ってる()()()()()()()()()……平たく言えば、新技かな」

「新技……(ワクワク)」

「ほんと!? わたしとロムちゃんもできるの!?」

 

新技と聞いて真っ先に反応したのは、ロムとラム。目を輝かせてる2人を見て、もちろんと答えたルル。

 

「それで4人には、この9()()()()()()()()をマスターしてもらいたいんだ。ネプギャーちゃん、指定アビリティの表示お願い」

『了解しました』

 

ネプギャーがルルに指定された9個のアビリティをネプギア達の前に表示させる。

 

そこには『コンティニューエスアタック』、『リジェド』、『アジェリティ』、『アースクエイク』、『ガーディアン』、『ディフュージョン』、『クリムゾン』、『ゲイル』、『ウォーターダスト』の9個。

 

「…というわけで。ネプギアちゃん、出番だよ」

「ええええ!? わ、私!?」

 

ルルに指名され、驚くネプギア。

 

「ネプギアちゃんが僕達の中で、一番の適材適所なんだよ。えーっと確か練習用の的当て人形は……あった。よいしょっと」

 

ボールのような物を目の前に投げたルル。

すると白煙と共に現れたのは、エンシェントドラゴンを模した巨大な人形だった。

 

「今からネプギアちゃんには、巨大エンシェントドラゴン人形に僕が指定した必殺技をやってもらいます。あ、属性解放状態は使わないから」

「うん。分かった」

 

そう言われ、ネプギアはビームソードをコールする。

 

「…『コンティニューエスアタック』のアビリティをセットして……それじゃあネプギアちゃん。スラッシュウェーブを使ってみて?」

「う、うん。スラッシュウェ……『アビリティにより新技を獲得しました』え?」

 

スラッシュウェーブを行う直前、自身のギャラクシーギアの音声が頭に響いた。

 

そして無意識の内に、衝撃波を2()()放っていた……

 

「「「……」」」

 

突然の事に他の3人は驚愕の表情になっていた。

 

「私、今……」

「じゃあ次いくよ。『コンティニューエスアタック』を()()()、代わりに『リジェド』をセット。もう一回、スラッシュウェーブ使ってみて?」

「? うん……スラッシュウェー……『アビリティにより新技を獲得しました』」

 

再び自身のギャラクシーギアから音声が頭に響き、今度はビームソードを地面に叩き付け、()()()()()()()()を発生させていた。

 

「こんな感じ。何か質問とかあるかな?」

「え、えっと、私が特に色々あるんだけど……」

 

ユニ達にそう締めくくったルルだが、ネプギアの戸惑いの言葉を聞いて、まぁ……そうなるよねと呟いた。

 

「今のが新技……正確にはアビリティ変化技っていうんだけど、今みたいにアビリティを予めセットしておいて、それに合った必殺技を使うと今みたいに無意識で新技を覚えるんだ」

「そういえば、さっきの音声が私の頭に響いた途端に身体が勝手に動いた気がしたような……」

 

ちなみにネプギアが最初に使った変化技が『ツインウェーブ』、次が『スラッシュインパクト』という変化技だとルルが付け足す。

 

「その代わりデメリットもあって、アビリティ変化技をマスターしてないと、変化元の必殺技は使えないんだ。マスターしちゃえば関係ないんだけどね?」

「確かにマスターしちゃえば、実質的に新技が増えたって事になるわね……」

 

ユニの言葉にルルは、そういう事だと言う。

 

「変化技や変化魔法をマスターする方法は、50回使えば、マスターしたって事になるから」

「あ、あはは……なんだか長いような、短いような……」

 

それを聞いて苦笑いするネプギア。

 

「午前中はそれ。午後は僕が()()()()()するから」

「「「「っ!? こ、個別で!?」」」」

 

ルルの個別で特訓という言葉に過剰に反応するネプギア達4人。

 

『ルル君と個別特訓ですか? 個別特訓……つまり、2人で……いやん♡』

 

訂正。4人ではなく、ネプギャーも含めて5人であった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。

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