弟はマのつく自由業、私はメのつく自由「いえいえ、王たる夫に永久就職です!!」   作:紗代

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うーん、戦闘シーンって難産ですよね。

水着ガチャ、礼装以外当たりません・・・・


躾はしっかり手綱を持つことから始まる。 2

一方その頃の倉庫街。イノリがリオに乗ってその場に向かうなか、戦いは既に始まっていた。

突如として現れた乱入者・バーサーカーがアーチャーの宝具の迎撃をしたことにより一層その場の空気が張り詰める。

 

「痴れ者が天に仰ぎ見るべきこの我を同じ大地に立たせるか!その不敬は万死に値する!そこな雑種よ、最早肉片一つ残さぬぞ!!」

 

更に宝具を射出しようと構えたその時

 

「見つけた!」

 

はるか上空から声がすると同時に鎖が現れ、バーサーカーを拘束した。もがき苦しむバーサーカーを尻目に獅子に乗った少女―――――イノリが降り立ち、アーチャーとバーサーカーの間に割り込むような形になる。

 

「Aaaaaaaaaaa!!」

「やっと見つけたと思ったらこんな面倒なところにいるだなんて、あなたは狂戦士というより戦闘狂ですね。全く、あの人さえ余計なことをしなければこんな緊迫したところに首を突っ込まずに済んだんですけど」

「A、Aaaaaaaaaaaaaa!!」

「うるさい。また供給止められたいんですか?それとももっと痛いのがお好きで?私は別にどちらでも構いませんけど」

「A、a・・・」

「よろしい。なら霊体化しておきなさい」

 

そしてバーサーカーが霊体化したのを見届けアーチャーに向きあう、と目を見張る。それは向こうのアーチャーも――――――――ギルも同じだったようで驚いたように目を見開いている。それはそうだ、だって、あの時私が死んだその時でもう会えないと思っていたはずだから

 

「おまえなのか・・・?」

「うん、久しぶり、ギル」

 

すると金の粒子になったギルが私の目の前にやってきて、私を抱きしめた。

 

「ギル、」

「叶わないと知りながら、どれほどこの時を待ちわびたのだろうな我は・・・・・会いたかった」

「私も・・・・そう思ってた」

 

どれほど経ってもきっと私はこの人に恋をしてこの人を愛するのだろう。少し腕を緩めギルの目を見る。

 

「最初はただ召喚者の声に応じただけだったんだけど、ふふ、聖杯戦争も捨てたものじゃないわね」

「こうも我を興じさせるとは、聖杯もなかなか粋な事をするではないか」

「あなたは見たところアーチャー?」

「そういうお前はなんだ?キャスターか?」

「んーん、今回は正規のクラスじゃなくてエクストラクラス、シールダーとして召喚されたよ!」

「シールダー、盾のクラスとはな!おまえにピッタリではないか!」

「でしょー。ある程度自由利くように色々頑張ったんだよ。魔術は元ほどじゃないけど使えるし、ちゃんと戦えるよこれでも」

「ほう、なら試してみるか?」

 

そうしてお互いに離れ臨戦態勢に入る。ギルの背後にはさっきより多い何十もの波紋が浮かぶ。

全員が息を呑み何も言えずに見守るなか私も構えた。

 

「うーん、久しぶりだねこういうの。不謹慎だけどちょっとワクワクしちゃう」

「そら、全て受け止めて見せるがいい!!」

 

ギルの言葉を合図に宝具の雨が私に向かってきた。そして私も盾を出して応戦する。と言っても寸前で出したので爆発の煙とか轟音とかは消せなかったけど。煙が晴れるとその場にいるギル以外の全員が目を見開いてこちらを見る。

 

「馬鹿な・・・あれだけの宝具を受けて傷一つないなど」

 

いや、黒子の美丈夫さん聞こえてるよー。シールダーを舐めてかかっているセリフじゃないか?今の。

 

「聞こえてますよ!そこのタイツっぽい服の人!!」

「お、俺の事か?というかタイツ!?」

「そうですあなたです!シールダーを馬鹿にするような発言!!やめてもらえます?」

「い、いや俺はただ・・・」

「はあ、まあいいです。どうせ役に立たないサーヴァントっぽく思ってる人、あなた以外にもいるんで・・・・うちのマスターも最初そんな感じだったし・・・」

 

最初の雁夜さんを思い出して少し沈む、が今はギルとの戦闘中なのでとりあえずタイツの人を置いておいてギルに向き直る。

 

「じゃあちょっと邪魔が入ったけど、次は私ね!」

 

魔術で応戦しようと宙に浮かぶ金の文字。私を囲むように展開されたそれが消える。今だ!

 

「神秘が少ないのはいただけないけ、どっ!!」

 

まあ、私にはあんまり関係ないだろうし、とか他人事っぽく思いながらギルに向けて一閃。ギルはそれを避け当たらなかったそれは拡散しまた集まって一本の巨大な剣になってギルに迫る。けど――――――――剣はギルに当たる直前で砕けた。ギル自身に結界を張る力や権能はない。とすると

 

「ふん、お前の魔術だ、耐えられるものにも数に限りがあるが・・・確実に耐え防ぎ切るものなら一つある」

「!それ、私のあげた鏡」

「そうだ。―――――――さてそろそろ仕舞にするとするか。」

「!、なら」

 

ギルの新たに出した波紋から金の柄が出てくる、間違いない。エアだ。

私も負けじと盾を展開して待ち構える。が、ギルが柄に手をかけようとした瞬間ギルの動きが止まった。

 

「貴様如きの甘言で王たるこの我に退けと?大きく出たな時臣」

「え」

 

ギルは納得いかないようでかなりイラついているようだけど展開していた波紋も、刺さっていた宝具も全て消えていく。おそらく令呪を使われたんだ。というかひょっとしてギルのマスターって時臣さんなんだろうか。

 

「雑種共!次までに有象無象を間引いておけ、我とまみえるのは真の英雄のみでよい」

「あ、待って。今言った人がマスターなら私も付いてく」

「よし、行くぞ。」

 

そして霊体化しているバーサーカーの鎖を持ってリオに乗りそのまま私も倉庫街を離れた。




次はお約束の突撃遠坂さんちの晩御飯!をやろうと思っています。
そして作中に登場させていないイノリちゃんからのギルへの贈り物。天の鎖が宝物庫にあったのを思い出して親友があるのに奥さんがないなんて・・・と思って緊急出動させました。
あとランサーは驚いて呟いた言葉のせいでイノリちゃんのなかではちょっとだけ株が下がりました。魅了も全く効いてないから特にね!
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