ソードアート・オンラインが半分異世界転生ぽくなったら 作:黒天使
今更ですがオーディナルスケール面白かったですね。
個人的感想で出てくるのはどいつもこいつも身体能力ハイスペック過ぎると思いました。
2022年11月6日日曜日午前12時50分 パソコンに写っている日付と時間をトントンと指で机を叩きながらせっかちな人のように俺は一時になるのを待っていた。
その理由はただ一つ、今日の午後一時に世界初のVRMMORPGである《ソードアート・オンライン》の正式サービスが開始される為である。
2022年の現在、VRの黎明期とも呼べるこの時代に一つの大きな革命とも言えるこのゲームは存在が公表されてからずっとゲーマー達を熱狂させていた。かくいう俺、桐ヶ谷和人もその内の一人なのだが。
《ソードアート・オンライン》、通称《SAO》の情報が徐々に段階的に発表される度にゲーマー達の熱狂は燃え盛る業火のようになっていた。
そんな折に《SAO》のクローズドβテストに参加するテスターの募集が始まった。その募集人数は《ナーヴギア》の初回生産数の約半分の10万人に及んだそうだ。その細く、小さな門を俺が潜り抜けたのは奇跡か僥倖以外の何物でもなく、そして俺はたった1,000人という《SAO》の初回生産数の一割という壁を越え、一足早くその《SAO》の舞台である《浮遊城アインクラッド》に俺は降り立った。
そして、二ヶ月のベータテスト期間が終了し、一から創り上げた《キリト》という本名をモジっただけの安易なネーミングのアバターがリセットされた時、なんとも言えない悲しさに心打ちひしがれたものだ。
12時55分、あと五分で正式サービスが開始される。クローズドβテストに合格した特典としてもらった《SAO》の初回生産プロットの購入優先権を使い、届いた《SAO》のデータが詰まったチップを《ナーヴギア》へと挿入する。
そして、仮想現実の世界へと潜る為に自分のベットに仰向けで横になり力を抜く。
午後一時を《ナーヴギア》のゴーグル部分に搭載されている電子時計が指したのと同時に。
「リンク・スタート…!」
と、仮想現実に魂を飛翔させる為の《音声コマンド》を俺は少し、力を込めて吐き出した。
その瞬間、視界が急激に青く染まった。俺の頭に装着されている《ナーヴギア》が俺の五感をその内部から発せられる無数の電子信号にリンクさせようとする。一つ一つの項目がクリアされる度にベットの柔らかい感触が消えて無くなっていく。
そしてβテスト時代から長年愛用していた、といっても二ヶ月の間だが…最早指が覚える位に使用していたβテスト時代での俺のアカウントのパスワードを打ち込む。
そして最後に《βテストのデータが残っています。使用しますか?》というアナウンスが出現する。勿論、YESの欄を即答で選択する。そして、作業を終えると《WELCOME TO SWORD ART ONRLIN》の文字が大きく表示される。
そして光が俺の視界を覆った。
その時にまだ、薄っすらと感じていた自室のベットの感触がこれで最後になることを俺はまだ知らない。
ふう…順調!とは言えないですねぇ〜……どうしたもんか…次からは流石にもう少し長くしたいと思います。
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