【凶狼】が闇落ちしたのは間違っているだろうか。   作:ほしぞら

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どうしようもなく、ダンまちの腐、その漫画とかが見たいです。
ベートさんには右でいて欲しき今日ですよ。

そして気付いたら一ヶ月過ぎてましたすみません……!!

背後が忙しくて……夏に学生に襲いかかるものとかに殺されかけてて……!!


怯えの決意と、焦る【凶狼】と。

響いていた音が止む。

ずる、と重傷を負った闇派閥の人間が、その体を引きずって逃げようともがくのをリーネは何処か冷めた目で見つめた。

 

__治療師としては治すべきなのだろう。

だが周りの仲間の姿が、その意識を壊してくる。

 

「っ……ぅ」

 

聞こえた小さな呻声に振り向き、詠唱と共に治癒の光を浴びせる。

部分的に塞がらない傷__呪いの武具を使っていたらしい__も有ったが、それでもある程度は治せた。

 

後ろの荷物から精神回復薬を抜き取り、一気にあおる。

モヤがかっていた意識が鮮明になるのを感じながら、少女は前を向いた。

 

「__行きましょう」

 

恐怖が無いわけではない。

足は確かに震えて、一歩踏み出せるかさえわからない。

 

けど、進まなければ。

癒えぬ傷に何重にも包帯を巻いて、出血を遅らせた痛々しい左腕を掴む。

 

冷たさを感じる人造迷宮はまだ終わりが見えない。

 

決意の色を瞳に浮かべ、彼女は歩き出した。

 

        ▼▽▼

 

走って、駆けて、駆ける。

 

狼人の青年は若干の焦りと共に人造迷宮の冷たい通路を走り続けていた。

 

こんなんじゃ、確実に後でヴァレッタに罵倒を浴びされ、タナトスに笑われるだろう。

途中で会ったガキエルフ、ソイツの『吠えた』姿に、弱者の咆声に、相手の視界から消えたあと、興奮が収まらず時間を喰ってしまった。

 

目指すのは西の通路。

はぐれた【ロキ・ファミリア】と戦うだけ。

 

アイズと戦うことはない。

レヴィスのあの目は、逆らった時点で既に刃が首を沿っていく、そんな危険を孕んでいる。

 

フィンも同じく。

ヴァレッタがどうにかして仕留めるのだろう。

 

【ロキ・ファミリア】の第一級冒険者はリヴェリア、ガレス、そして自分が退団した後すぐに入ったと言う女戦士の双子だけの筈だ。

 

ババァは入ってきていない。入ってこれない。

入り口を守る必要があるから。

 

ならば一番警戒するべきはジジイだ、とベートは心中で呟いた。

 

青年が【ロキ・ファミリア】内で最も苦手とする相手、それがガレスである。

 

一撃一撃が軽いが、圧倒的な速度で幾千万にも手数を重ねるのがベートの戦い方だ。

 

それに比べてガレスは、一撃必殺。

高い耐久と力、前衛特化のステイタス。

それらにモノを言わせ、一瞬の好機を逃さず、確実に仕留める。

 

手数が多ければ多いほど、その隙は生まれやすい。

 

まさにベートの天敵。

【ロキ・ファミリア】内__否、ランクアップにより器を昇華させたオラリオ最速のLv.6【凶狼】、その最大の敵。

 

まだ、近くにはいねぇだろう。

 

全身鎧特有のがちゃついた音が遠いことに安堵を覚える。

唯一聞こえてくるのは、『近付いてくる』しなやかな足音のみ。

 

__近くに、来る?

 

ゾワッ、と全身が粟立つ悪寒。

すぐにでも魔剣を銀靴に叩き込めるよう、臨戦態勢に入った。

 

たったったっ、と冷たい床に軽快な足音が響く。

 

ベートは琥珀色の双眼を鋭く細め、視界の奥、一つの曲がり角を睨みつけた。




続きでっせ!!

         ▼▼▼

こんこんこん、と。
控えめなノックが、三度響いた。

「……鍵なら、開けてるぞ」
「し、失礼します……」

蝶番をならして、おさげの少女が姿を現す。
眼鏡の奥、何処か落ち着かない瞳が青年を捉えた。

「……そこにつったってるんじゃねぇ」
「す、すみません」

自分がついていたテーブル、その対面を顎で指して、少々呆れた溜め息をついた。

          ▼▼▼

すみません今回はこの程度で……!!


なんやかんや言って、前書きの腐の奴はネタがあったりなかったりですん。
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