とある青年が銀河英雄伝説の世界に転生した   作:フェルディナント
<< 前の話 次の話 >>

13 / 38
第十二話

 まえがき
 完全な番外編です。本編で説明できなかった同盟の内情を大雑把に描いています。なので、内容の濃さのわりに短いです。

 動乱の続く帝国からイゼルローン回廊を越えた自由惑星同盟。
 今、同盟は危機の中にあった。
 アムリッツアでの敗北は同盟に決定的打撃を与えた。同盟軍のなかでまともに動ける実働艦隊は

 第一艦隊・・・パエッタ中将
 第五艦隊・・・ビュコック大将(昇進)
 第十一艦隊・・・ルグランジュ中将
 第十三艦隊・・・ヤン大将(昇進)

 のみであった。
 これに辺境警備艦隊を加えても4、50000程度にしかならない。
 逆に帝国の損害は僅少で、戦力差は4、5倍に達していた。
 人事面でもいくつか変更があった。
 統合作戦本部長シドニー・シトレ元帥・・・退役。後任は前第一艦隊司令官クルブズリー大将
 宇宙艦隊司令長官ラザール・ロボス元帥・・・退役。後任は前第五艦隊司令官アレクサンドル・ビュコック大将。
 統合作戦本部次長ドワイト・グリーンヒル大将・・・査閲部長に左遷。後任はドーソン大将。
 宇宙艦隊副司令長官・・・これまではいなかったが、ビュコック大将の推薦でヤン大将が就任した。
 イゼルローン駐留艦隊司令官・・・ヤン・ウェンリー大将。第十三艦隊そのものがイゼルローン駐留艦隊となった。ヤンはイゼルローン方面軍(艦艇15600隻)司令官となり、実質的にイゼルローン要塞はヤンが取り仕切ることになった。
 国家最高評議会議長・・・ヨブ・トリューニヒト。
 国防委員長・・・ネクロポンティ
 
 こうして、新体制の同盟軍は動き出したが、それも長くは続かなかった。
 帝国軍宇宙艦隊司令長官ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥の策でアーサー・リンチ少将が同盟に送り込まれ、クーデターを起こすこととなった。
 ドワイト・グリーンヒルが首謀者に担ぎ出され、アンドリュー・フォークの統合作戦本部長暗殺未遂事件をきっかけとして救国軍事会議がクーデターを起こした。
 同盟軍主力艦隊のうち第十一艦隊がクーデターに参加し、他の艦隊はパエッタ中将の的確かつ迅速な指揮の下バーラト星系を脱出し、周辺の星系に一時的に根拠地を置いた。
 この状況に対し、ヤン艦隊が動き、ドーリア星系で第十一艦隊11000隻を壊滅させ、反乱を鎮圧し、バーラト星系を解放してクーデターを鎮圧した。
 しかし、これはただでさえ艦隊戦力で悩んでいた同盟にとって自分で自分の首を絞めたことに等しかった。貴重な艦艇が15000隻近く宇宙のチリになったのである。
 かくして、この状態で同盟は帝国軍の侵攻を受けることとなる。その時、帝国の実権は誰が握っているのか?

あとがき
 今回はこれまでで描けなかった同盟の話をしてみました。完全に本編と離れており、「第十二話」とする意味はなかったのですが、「本編で説明できなかったところ」なので、あえて本編に入りました。







※この小説はログインせずに感想を書き込むことが可能です。ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に
感想を投稿する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。