とある憑依者衛宮士郎の日記   作:カミざわ

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マジで久しぶりすぎる投稿です。
更新遅れて誠に申し訳ありませんでした。
もう片方もできれば今月中に更新予定です。



2ー7ページ目

最近たまに日記を見返すのだが、ところどころ黒塗りになってまるで虫食いのようになっている。

その場所を間違えた文字を消す為に塗りつぶしたのならいいが、もし何者かが意図的に塗りつぶしたのならば……。

 

───衛宮士郎の日記のあるページから抜粋───

 

────────────────────────────────

 

●月(^ ^)日

 

不味い、魔術の練習をしているところを愛歌に見られた。

俺の魔術は養父(じい)さん曰く、かなり特殊で他の魔術師に見られたらかなりヤバイらしい。

…てか、何で俺は愛歌のことを魔術師だなんて知ってたのだろう?

少なくとも今日彼女が言ってくれなければ知らなかっただろうに。

 

……まあ、思い出せないってことは対して重要なことでは無いことだし気にしなくてもいいか。

だが、まさか愛歌が俺の魔術の特訓に付き合ってくれようになるなんて、とても驚いた。

 

まあ、そのおかげでだいぶこの特訓の効率が良くなったし、そのおかげで他の特訓に時間を割けるようになったし。

結果オーライってことでいいか。

 

 

●月^ - ^日

 

愛歌の地獄の様な魔術の特訓と俺自身が組んだ肉体強化の特訓の所為で、オデノカラダハボドボドダ!

 

ヤベェマジでヤベェ愛歌の特訓マジでヤベェ(語彙力喪失)。

俺がやってた特訓が凄え生温く見えるレベルでクソ厳しい。

なんせ、一手ミスっただけでDead endルートまっしぐらなんだぜ。

この前なんて少しでも反応が遅れてたら、腕の一本ぐらい軽くとんでたくらいだ。

 

まあ、そのおかげで一人で鍛錬している時よりもだいぶ効率良く実力も付いてきた。

もう基礎もだいぶ固まっただろうし、そろそろ少し応用織り交ぜながら鍛錬した方が良いかもしれないな。

 

●月(^^)日

 

相変わらず愛歌の地獄すら生温いと思わせるような特訓が続いている。

今日は寝不足気味で調子が悪かったのか愛歌の攻撃をまともにくらってしまった。

 

ぶち当たった瞬間意識が飛び、死んだ養父(じい)さんと銀色髪の女性が川の向こうで笑顔で手を振っている光景が見えた時は、流石にビビった。

すぐに凄まじい激痛により意識が戻り事無きをえた。

 

だがもし…もしもだ、あのまま目を覚まさなかったら俺は……、いや考え無いでおこう。

考えたらマジで起こりそうで怖いしな。

てか、銀髪の女性っていったい誰なんだろう?

 

●月(^ω^)日

 

愛歌の決死の看病(魔術)のおかげで無事傷は完治した為、特訓は直ぐに再開した。

一様病み上がりなのに一切の手加減すら無い(即死級の)攻撃が飛んでくる。

 

流石に2日連続でダウンするのはいやなので精一杯避けていくが、病み上がりの為か回避行動に体がついていかなくなり体勢を崩しぶち当たりそうになった。

咄嗟に魔術で強化した右腕を前に出て俺は何かを呟いた。

すると、次の瞬間三枚の鮮やかな花弁の盾が現れ愛歌の攻撃を弾き軌道を変えた。

 

愛歌の攻撃を俺はどうやら防いだ様だ。

なんとか命は助かったが、俺は魔力を使い過ぎの為かぶっ倒れた。

目を覚ました後、愛歌にあの花弁の盾の事を聞かれたが、俺自身咄嗟になおかつ無意識でやった事なのであまり覚えていないと言った。

……だが少なくともわかったことが一つだけある、それは……少なくとも本来あの盾の花弁は7枚だという事だ。

 

 

〜●

 

その日もいつも通り彼の特訓に付き合ってあげていた。

いつもは彼の特異性と特殊な起源ゆえに付き合っていただけだが今日は久々にどぎもを抜かされた。

何故なら彼は私の攻撃を防ぐ為に不完全とはいえ熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)…つまり宝具を投影してみせたのだ。

流石に私でもこれには驚き戸惑いを隠せなず、目の覚ました彼に質問ぜめしてしまった程だ。

だがこれで益々欲しくなってしまった、凄まじい何かを宿す(衛宮士郎)のことが。

 

「ふふふ、ねえ士郎…今度は一体何を貴方は私に何を見せてくれるのかしら?」

 

ああ本当に、明日の彼との特訓が待ち遠しいわ。

 





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