ハイスクールD×D~四天の龍を宿す赤龍帝~   作:ネヘモス

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旧校舎の四天の龍と赤龍帝
第1話 歴代最強の赤龍帝、堕天使と再開す


よう!俺は兵藤一誠!今全速力で走っている。何故かって?それは、学校に遅刻しそうだから。そして、もう一つは…

 

『イッセー君!!今日こそ私と登校してーーー!!』

 

絶賛女子から逃げているからだ!

 

(全く、こんなののどこがいいんだよ!?松田と元浜の頭を疑う!)

 

確かに女子にモテるのは男として悪い気はしない。だがな、

 

「人数にも限度があんだろぉぉぉぉぉぉ!!?」

 

俺、大勢の女の子(推定20人以上)から逃げてるなう!!

 

『赤龍帝の宿命、いや、ドラゴンに魅入られた者の宿命だ。諦めろ』

 

『『『『右に同じ(ですね)』』』』

 

コイツら本当に神すら恐れる天龍なのか!?まあ、ドラゴンだからこんな事の対処法は知らなくて当然か。なら、

 

「クリアウィング!」

 

『はいはい。戦いでもないのに私の力を使わないでください…』

 

『すまんな、こっちの禁手(バランス・ブレイカー)がコントロールできるようになったら俺がやるから』

 

『分かってますよ。主様が頑張ってるのは十年前から知ってますから』

 

俺は背中にエメラルドグリーンの翼が生えるのを確認すると道の途中で思いっきり屈伸して

 

空に飛んだ。比喩表現ではない。文字通り空を飛んだ。

 

………そうか、もうあれから十年経つのか。

十年前に起こった姫島神社の襲撃事件。それは、俺、朱璃さん、朱ちゃん、そしてレイちゃんに深い傷痕を残した。

当時のことを俺はハッキリと覚えていない。俺はあの時黒装束に斬られて、そして、コイツらと出会った。

 

そこから先は覚えていない。次に目が覚めた時に俺が見たのは血塗れになった黒装束とその返り血を浴びた俺自身、そして、化物を見るかのような怯えた目をした2人の少女だった。

 

結果論を言えば朱璃さんは助かった。だが、その代償として朱ちゃんとレイちゃんは俺から離れていった。

 

俺は子供の頃から変わった人間だと言うことを自覚していた。丁度5歳の頃だったか。それは俺に姿を現した。

名を「赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)」ドライグ。神滅具(ロンギヌス)の1つ「赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)」に宿る二天龍の一角とだ言った。

ドライグは自分を使いこなせば世界を意のままに出来ると(当時5歳の)俺に囁いた。だが、俺はそんなことに興味などなかった。

 

では、何のために力を欲するのか、ドライグは俺に尋ねた。俺は迷わずにこう答えた。

 

ーーーこの力が守ることに使えるのなら、俺は家族や大事な人を守るために使いたい、と

 

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校門を突っ切って自分の靴箱を見る。

 

「何で女ってこんなに手紙を書いて飽きないのかね?」

 

そこには溢れんばかりのラブレターらしき封筒の山。高校入って1年で200通近くは貰っていたが、今年もこの光景を見るハメになりそうだ。

 

「おーおー、嬉しい悩みじゃないの?イッセー?」

 

「キミの色恋沙汰とかは置いておいて、仕事の話がある。早く教室に行こう」

 

「分かってるよ、松田、元浜」

 

背後から話しかけてくる親友の名前を呼びながら3人組は教室に向かう。

 

余談だが、彼らは残る1人の男子と引っ括めて「駒王学園イケメン四天王」として名を知られている。

 

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「さて、仕事の話だが、ここ最近駒王町で異様な力がポツリポツリと発生することが起こってるらしい。その原因を突き止めてくれと言うのが今回の依頼だ」

 

午前中の授業が終わり、昼休み。俺と松田、元浜は賞金稼ぎ(バウンティハンター)の依頼の話をしていた。

 

「ちなみに、その力の種別は?」

 

「その異様な力ってのが2種類あってな、その内1つは魔力と断定できたんだが、もう1つが全く検討がつかん」

 

「なるほど、お前らの意見から察するに悪魔関係か。多分、転生悪魔の契約関係の」

 

「流石イッセー、話が早い。今回の依頼はその異種族の保護、そして契約しようとしている悪魔の厳重注意だ」

 

あの人も苦労人なのななどということを思いつつ、昼休みを過ごした。仕事は今日の夜に始めることにしてこの話は終わった。

まあ、悪魔の対応如何では多少の強硬手段もやむを得ないという事になったのだが。

 

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放課後俺は真っ直ぐに帰路につく。追手の女子を撒きながら。

そして、いつも通る公園を通り過ぎようとしたその時。

 

「イッセー君?」

 

「!?」

 

それは、少女の声のようだった。ただそれだけなら俺は通り過ぎていただろう。だが、俺はその少女の声に聞き覚えがあった。

当たり前だ、忘れるものか。十年前のあの日から絶対に2度と聞くはずないと思っていた声。

 

「レイ…ちゃん…?」

 

「久しぶり、イッセー君」

 

黒髪を背中まで伸ばした少女レイナーレーもといレイちゃんがそこにいた。

 

俺はレイちゃんに近づいてそして気がついた。レイちゃんは、泣いていた。どうしたのと俺が尋ねたらレイちゃんはまるで神に許しを乞う罪人のような目でこう言った。

 

「また会えて嬉しい…。でも、ごめんなさい…」

 

「レイちゃん?何を言って…」

 

『イッセー!後ろだ』

 

ドスリ

 

背中から痛みを感じる。恐る恐る見てみると、そこには光の槍の様なものが俺の脇腹を貫いていた。

 

俺はその場で意識を失った。

 




原作との相違点
①イッセーがモテている。ここまでは他二次創作でもお約束(のはず)
②松田と元浜もモテている。ここではイケメン眼鏡とイケメンスキンヘッド
③イッセー、松田、元浜ともう1人(一体何祐斗なんだ?)は駒王学園イケメン四天王として女子から絶大な人気を得ている
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