ごめんなさい。色々リアルが忙しかったんです。
高総体やテストが終わって、余裕ができたので久しぶりに投稿しました。決して失踪はしておりません。
では、どうぞ
俺は芦花姉と話しながら志那都荘についた。
どうやらじいちゃんは今いないらしい。春祭りの実行委員らしく建実神社に行っているとのことだ。
今すぐ俺が手伝うことはないとのことなので、荷物だけ旅館に置き、神社に向かった。
境内は人で溢れかえっていた。
腕をぶつけながら、神楽殿に視線を向けている人が多かった。
「お、ちょうど今、巫女姫様が舞を奉納してるみたいだね」
「えーと、じいちゃんは裏かな?」
「まー坊、まー坊。そんな興味なさげにしてないで、ちょっとぐらい舞をみてみない?巫女姫様の舞は結構すごいんだよー。観光のお客様にも評判で、お祭りの見どころの一つになっていらの。ここからならまー坊の背丈なら見えるでしょ?」
「確かに見えると思うけど、俺そこまで興味がないんだけど…」
芦花姉に言われて神楽殿の方に視線を向けたら、そこには自分と同じくらいの歳の美少女が舞っていた。
正直、目を奪われた。綺麗な姿勢と、優雅な手の振り。ふわりと広がる髪、翻る袖、それら全てが美しかった。
その舞に目を奪われていたら、ある異変がおきた。
ピョコッ
!?!?!??
おかしい、俺の目には巫女さんの頭に獣耳が生えているように見えた。
気のせいだと思って目をこすりもう一度見てみると、そこには何も生えていなかった。
きっと、疲れてるんだ。ずっと部活してて休む暇がなかったからな、その反動がが今きているんだろう。
「どうだった、巫女姫様の舞は?」
「すごかった。最初から見ればよかったって後悔してる。」
「巫女姫様の舞は春祭りじゃなくて、祭祀でも披露されるから、機会はいくらでもあるよ。そろそろ玄十郎さんのところに行く?」
「そうだった…挨拶しにきたんだった」
さっきの舞で目的を忘れてた
「まだここにいると思うんだけど……あっ!、連太郎ー!小春ちゃーん!」
「なんだ、芦花姉?」
「どうしたの、お姉ちゃん?」
「よっ、久しぶり」
芦花姉に名前を呼ばれた二人に挨拶をした
「あれ?お前将臣か?」
「あ、本当だ!お兄ちゃん!」
俺を見て驚いているのは鞍馬連太郎、その妹の鞍馬小春。
2人もじいちゃんの孫、つまり俺の従兄妹だ。
「本当に久しぶりだな!珍しいじゃないか、最近は全然顔を見てなかったのに、どうした?」
「じいちゃんの宿の手伝い、人手不足だってさ」
「お兄ちゃんが?てっきり、いつもみたいに叔母さんが来るんだと思ってた」
「随分とこっちに来てなかったから、顔ぐらい見せて来いって、無理矢理な」
「本当に久しぶりだもんね。全然帰って来ないんだもん。すっごく背が伸びてるから、最初誰かわからなかった」
「小春も昔と比べたらちゃんと成長したじゃないか」
「ほ、本当?えへ……えへ……そう言ってもらえると嬉しいな」
「お世辞に決まってるだろ、その胸のどこに成長があるんだよ」
「あ、あるもん!きょ、去年と比べて0.2ミリも育ってるもん!」
それは誤差ではないのか?
「そんなもん誤差だ、誤差」
「廉兄、うるさい!ちょっと黙っててよ」
「廉太郎は毎日顔合わせてるから、気付かないだけだろ」
「お兄ちゃん、優しい……なんていい人……! こんなバカ兄じゃなく、お兄ちゃんが本当のお兄ちゃんだったらどれだけよかったか」
すまん小春。俺も誤差だと思った。
「こんな小憎たらしい妹じゃなく、キュートでプリチーな妹だったらどれだけよかったことか」
「なにさ!」
「なんだよ」
「バーカバーカ」
「ブースブース」
「はい、ヤメヤメー、兄妹のじゃれ合いはそこらへんで」
「そういうとこらは変わらないな、お前ら…」
二人が変な言い争いをし始め芦花姉が止めに入った。
本当、仲が良いままだ。
「それよりも玄十郎さんはどこにいるのかな?」
「祖父ちゃんなら今は中にいるよ」
「ほら、例のイベントが行われてるから」
「あー、アレねー」
「???例のイベントって?」
ここにそんなイベントあったか?
久しぶりすぎて忘れてるのか?
「伝説の勇者イベント」
「何だそりゃ?」
「この建実神社の御神刀だよ、話ぐらいは聞いたことあるんじゃない?」
「御神刀……あー、アレか……話は知ってるけど、実物は見たことないんだよな」
建実神社には、ちょっと特別な刀が奉納されている。
他ではお目にかかることはできなくて、それを利用したイベントが今行われているらしい。
「中に入れるのは抽選で選ばれた人だけじゃなかったっけ?」
「そりゃ無関係な観光客はな。イベントとは関係なく、祖父ちゃんに挨拶するだけなら大丈夫だろ」
「じゃあ行ってみるか」
俺たちはそんな会話をしながら神社の中に入って行った。
今後はもう少し早く投稿できるように頑張ります