巫女姫の呪いと魔術師   作:思春期を殺した少年の翼

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週一投稿と言ったな。あれは嘘だ…。


ごめんなさい。色々リアルが忙しかったんです。
高総体やテストが終わって、余裕ができたので久しぶりに投稿しました。決して失踪はしておりません。
では、どうぞ



叢雨丸 前編

俺は芦花姉と話しながら志那都荘についた。

どうやらじいちゃんは今いないらしい。春祭りの実行委員らしく建実神社に行っているとのことだ。

今すぐ俺が手伝うことはないとのことなので、荷物だけ旅館に置き、神社に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

境内は人で溢れかえっていた。

腕をぶつけながら、神楽殿に視線を向けている人が多かった。

 

「お、ちょうど今、巫女姫様が舞を奉納してるみたいだね」

 

「えーと、じいちゃんは裏かな?」

 

「まー坊、まー坊。そんな興味なさげにしてないで、ちょっとぐらい舞をみてみない?巫女姫様の舞は結構すごいんだよー。観光のお客様にも評判で、お祭りの見どころの一つになっていらの。ここからならまー坊の背丈なら見えるでしょ?」

 

「確かに見えると思うけど、俺そこまで興味がないんだけど…」

 

芦花姉に言われて神楽殿の方に視線を向けたら、そこには自分と同じくらいの歳の美少女が舞っていた。

正直、目を奪われた。綺麗な姿勢と、優雅な手の振り。ふわりと広がる髪、翻る袖、それら全てが美しかった。

その舞に目を奪われていたら、ある異変がおきた。

 

ピョコッ

 

!?!?!??

おかしい、俺の目には巫女さんの頭に獣耳が生えているように見えた。

気のせいだと思って目をこすりもう一度見てみると、そこには何も生えていなかった。

きっと、疲れてるんだ。ずっと部活してて休む暇がなかったからな、その反動がが今きているんだろう。

 

「どうだった、巫女姫様の舞は?」

 

「すごかった。最初から見ればよかったって後悔してる。」

 

「巫女姫様の舞は春祭りじゃなくて、祭祀でも披露されるから、機会はいくらでもあるよ。そろそろ玄十郎さんのところに行く?」

 

「そうだった…挨拶しにきたんだった」

 

さっきの舞で目的を忘れてた

 

「まだここにいると思うんだけど……あっ!、連太郎ー!小春ちゃーん!」

 

「なんだ、芦花姉?」

 

「どうしたの、お姉ちゃん?」

 

「よっ、久しぶり」

 

芦花姉に名前を呼ばれた二人に挨拶をした

 

「あれ?お前将臣か?」

 

「あ、本当だ!お兄ちゃん!」

 

俺を見て驚いているのは鞍馬連太郎、その妹の鞍馬小春。

2人もじいちゃんの孫、つまり俺の従兄妹だ。

 

「本当に久しぶりだな!珍しいじゃないか、最近は全然顔を見てなかったのに、どうした?」

 

「じいちゃんの宿の手伝い、人手不足だってさ」

 

「お兄ちゃんが?てっきり、いつもみたいに叔母さんが来るんだと思ってた」

 

「随分とこっちに来てなかったから、顔ぐらい見せて来いって、無理矢理な」

 

「本当に久しぶりだもんね。全然帰って来ないんだもん。すっごく背が伸びてるから、最初誰かわからなかった」

 

「小春も昔と比べたらちゃんと成長したじゃないか」

 

「ほ、本当?えへ……えへ……そう言ってもらえると嬉しいな」

 

「お世辞に決まってるだろ、その胸のどこに成長があるんだよ」

 

「あ、あるもん!きょ、去年と比べて0.2ミリも育ってるもん!」

 

それは誤差ではないのか?

 

「そんなもん誤差だ、誤差」

 

「廉兄、うるさい!ちょっと黙っててよ」

 

「廉太郎は毎日顔合わせてるから、気付かないだけだろ」

 

「お兄ちゃん、優しい……なんていい人……! こんなバカ兄じゃなく、お兄ちゃんが本当のお兄ちゃんだったらどれだけよかったか」

 

すまん小春。俺も誤差だと思った。

 

「こんな小憎たらしい妹じゃなく、キュートでプリチーな妹だったらどれだけよかったことか」

 

「なにさ!」

 

「なんだよ」

 

「バーカバーカ」

 

「ブースブース」

 

「はい、ヤメヤメー、兄妹のじゃれ合いはそこらへんで」

 

「そういうとこらは変わらないな、お前ら…」

 

二人が変な言い争いをし始め芦花姉が止めに入った。

本当、仲が良いままだ。

 

「それよりも玄十郎さんはどこにいるのかな?」

 

「祖父ちゃんなら今は中にいるよ」

 

「ほら、例のイベントが行われてるから」

 

「あー、アレねー」

 

「???例のイベントって?」

 

ここにそんなイベントあったか?

久しぶりすぎて忘れてるのか?

 

「伝説の勇者イベント」

 

「何だそりゃ?」

 

「この建実神社の御神刀だよ、話ぐらいは聞いたことあるんじゃない?」

 

「御神刀……あー、アレか……話は知ってるけど、実物は見たことないんだよな」

 

建実神社には、ちょっと特別な刀が奉納されている。

他ではお目にかかることはできなくて、それを利用したイベントが今行われているらしい。

 

「中に入れるのは抽選で選ばれた人だけじゃなかったっけ?」

 

「そりゃ無関係な観光客はな。イベントとは関係なく、祖父ちゃんに挨拶するだけなら大丈夫だろ」

 

「じゃあ行ってみるか」

 

俺たちはそんな会話をしながら神社の中に入って行った。




今後はもう少し早く投稿できるように頑張ります
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