club live! school band project   作:gooty

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台風やばかったー


第7音 悠太の秘密 Coda

悠太は、全速力で歌舞伎町に向かった。

もちろん後ろには、μ'sとβ'sが付いてきていた。

 

到着すると、まずは現状を確認した。

悠太「遼、中はどういう状況?」

 

遼「このビルの8階で暴力団の頭領が籠ってる。あと、康夫がやられた。」

 

悠太「了解」

 

そう言って悠太と浩二は、階段を駆け上がった。

 

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8階に行くと、そこには、たくさんの団員がいた。

 

頭領「ふん、またサツか。さっきのやつはどうした?」

 

悠太「お前がやった事なんだろう。ふざけんな。」

 

頭領「随分と威勢が良いな。まぁいい。殺っちまえ。」パチン

 

指パッチンをすると30人くらいの男達が出てきた。

 

浩二「悠太!行くぞ。」

 

そう言って浩二はデザートイーグルを、悠太は2丁のp226を取り出した。

 

男達「お前らがその気なら!」

 

彼らもそれぞれの銃を構えた。

 

悠太「行くぞ!」

 

彼らは銃撃戦を始めた。

あちこちに飛び交ってる銃弾を宙返りなどをして避ける悠太と浩二。

そしてほぼゼロ距離で撃っていた。

だがいっこうにへる気配がない。

 

浩二「悠太!お前はアイツを殺りに行け!」

 

悠太は頷くと走って行った

 

浩二「さぁショータイムだ。」

 

彼は銃をしまい、そう呟いた。

 

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一方悠太は頭領のいる部屋に向かった。

 

その時、二人のガタイのいい男達がこちらに向かって来たため、悠太は宙返りをして攻撃を避けながら、ホルスターからp226を出し、撃った。

 

悠太「邪魔。」

 

そうつぶやくと、彼は片手5発ずつ、計10発を相手の関節に当て、行動不能にした。

 

そして5m位走るとその部屋に着いた。

 

頭領「よく辿り着くことが出来たな。」

 

そう言って妖しい笑みを浮かべながら振り向いた。

 

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浩二「さてと、これで最後かな?」

 

そう言うと彼は最後にたおした相手に手錠を掛けた。

 

遼『応援、いるか?』

 

浩二「警護車両を6台頼む。」

 

そう言って通信を切り、「後はアイツ次第だ。」と呟いて一人を引きずって階段を下って行った。

 

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一方悠太は、頭領と話をしていた。

 

頭領「ここまで来る事が出来たことは褒めてやる。名は?」

 

悠太「水野悠太。」

 

頭領「なっ。水野だと!?まさかあの小娘の弟か?」

 

悠太「お前だったのか。姉さんを殺ったのは。」

 

頭領「そうだ。まぁ知った所で意味は無い。なんせお前はここで死ぬのだからな!」

 

頭領はそう言って手に持ったチェーンソーのエンジンをかけた。

 

悠太「チェーンソーでさよならバイバイって、結月ゆかりかよ。」

 

そう言って悠太も、海未から受け取った2本の刀を抜いた。その次の瞬間、チェーンソーはチェーンが切れて動かなくなっていた。

 

頭領「まさか、丁度つなぎ目を狙って切ったのか。」

 

悠太は、頭領の鼻先に刀を突き付けると、「どうして姉さんを殺した?」と聞いた。

 

頭領「死んでも答えるかよ。」と答えた瞬間、彼は刀をしまい、p226を構えた。

 

悠太「じゃあ我慢対決と行こうじゃないか。俺はお前か答えるまで殺さず苦しめることが出来たら勝ち。逆に我慢出来ず殺してしまったらお前の勝ちだ。じゃあ始めよう」

 

悠太「まずは一つ目」

 

そう言って右肘の関節を撃ち抜いた。

だが答えない。

 

悠太「二つ目」

 

そう言って今度は左肘の関節を撃った。

だがまだ答えない。

 

悠太「そろそろ吐いたら?3つ目」

 

次は右肩の関節を撃った。

 

悠太が四つめという前に待ってくれ、という声が木霊した。

 

頭領「分かった。答えるよ。俺は、まだ下っ端だったころ、お前と同じ仕事をしていたお前の親父に頭領を殺されたんだ。それをにくみ俺はあの小娘を殺した。それだけだ。」

 

悠太「ふーん素直に言ってくれてありがとう。でもお前には殺害命令が降りてるから。苦しかったな。ゆっくり休め。」

 

そう言って彼は脳天を撃ち抜いた。

 

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しばらくすると真っ白なワイシャツに所々血が着いた状態で悠太が降りてきた。

 

にこ「ほんとに人をなんも躊躇わず殺すのね。」

 

悠太「そう言う教育を受けているからな。でも秋男達。μ'sのみんな、怖くないのか?」

 

希「もっちろん、こんな事してたって悠太君は悠太君やし。」

 

秋男「それに、俺らは本当の悠太さんの優しさを知っていますしね。」

 

悠太「みんな…ありがとう。」

 

友広「じゃあ次のライブに向けて練習しよう。」

 

そう言って彼らは今日もイオンの楽器店に向かった。

 

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{悠太の手紙}

 

お父様へ、

 

僕は、様々な人を殺して来ました。

 

しかしそれでも付いて来てくれる仲間が居て、

 

信じてくれる先輩たちがいます。

 

僕は、青春を謳歌することを知りません。

 

ですが僕の友人は、できないなら聴けば良いといってく

 

れました。

 

なのでその言葉を信じて、聴いてみようと思います。

 

なのでしばらく仕事を休みます。戻る時には伝えます。

 

良ければライブに来てください。

 

わがままですいません。どうぞお許しください。

 

悠太より。

 

 

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その2日ご彼は、自分自身をイメージして作った曲を披露した。

 

きっと青春が聞こえる SONGS by β's

 

その曲は、この名を世の中に轟かせるきっかけになった。

 

 

 




おまけ

穂乃果「そう言えば悠太君のお父さんってどの役職?」

悠太「どのって…警視総監だけど?」

絵里「嘘っ!?」

凛「別荘とかって…」

悠太「全国に13はあるよ。」

真姫「あら、その位当たり前じゃない?」

友広「こいつらどうかしてると思う。」

End


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それではまた次回、じゃあね´ ³`)ノ ~♡

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