club live! school band project 作:gooty
今回は悠太目線で書きます。
僕はバイオリンを構えた状態と椅子に座って五線譜に書き込む作業を繰り返していた。正直煮詰まって何も思いつかない。そんな時、
梨子「だいぶ集中してるね」
悠太「うわぁっ!」
僕は、驚いて椅子から転げ落ちてしまった。
悠太「来るなら連絡位してよ。」
梨子「ごめんね。実は今日私の誕生日なの。」
悠太「そうだったの?」
梨子「今から何処かに連れて行って欲しいな。」
梨子は上目遣いでお願いして来た。こんな頼まれ方されたら断れる男は中々いないと思う。僕は時計をみた。
現在10時30分。全然行って帰ってこれるな。
悠太「行こう。僕の気晴らしにもなるし。」
梨子「やったぁ。」
僕は海未に昼ごはんは要らないことを伝え、車の鍵を取った。
悠太「シートベルト付けた?」
梨子「うん。」
悠太「じゃあ行くよ。」
僕はエンジンを掛けた後軽く1回噴かした。
梨子「思ったけど悠太さんって暴走族?」
悠太「いやいや、確かにこの車はいかついけど、僕はむしろそいつら取り締まっている側の人間だからね?」
梨子「悠太さんって警察だったんだ…」
やべっ。口が滑った。
梨子「まぁだからといってどうということは無いけれど。」
よかった。
悠太「じゃあ行くよ。」
彼は車を出した。
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梨子「高速乗るの?」
悠太「うん。」
梨子「てかどこに向かってるの?」
悠太「それは着いてからのお楽しみ。」
そんな会話をしてetcを抜けた。
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しばらく会話しながら運転していると、そろそろお昼頃だということに気が付いた。
悠太「なぁそろそろお昼にしよう。」
梨子「分かった。」
そう言って次のPAに入った。
ってかこいつ燃費悪いわーもうガソリンないし。
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PAにて昼食を取ったあと僕はガソリンを入れ、空いていた為さっきよりスピードを出して行った。
そしてようやく『長泉沼津IC』が見えてきた。懐かしいなぁ沼津。
梨子「ここって…」
悠太「静岡だよ。これからもう少し走るから。」
そしてしばらく走ったあと、ようやく目的の場所に着いた。そう僕は内浦の海を見せたくてここまで来たんだ。
梨子「わぁー綺麗!」
悠太「だろう。僕は小五までここに住んでいたんだ。」
梨子「そうだったの」
悠太「うん。あ、そうだ。これ、誕生日プレゼント。」
そう言って彼はローズクォーツのブレスレットを渡した。
悠太「宝石は違うけれど、お揃いだ。」
梨子「ありがとう!さっそくつけて見る。」
梨子はブレスレットをつけた。
梨子「似合う…かな?」
悠太「うん。君は可愛いから何付けても似合うよ。」
梨子「ありがとう//(いつも不意打ちばっかり。私はこんなに好きなのに)」
悠太「じゃあ帰ろうz…」
なんと梨子が後ろから抱き着いてきた。
悠太「やっぱりお前は可愛いわ。死んだ姉さんに良く似てる。」
梨子(また可愛いって早くこの気持ちに気がついて欲しいなぁ)
よくわからないけど楽しめた休日だった。
おまけ
秋男「お前梨子さんの気持ちにそろそろ気付いたら。」
悠太「何が?」
秋男「お前マジでわかんないの?それじゃあ只のタラシだよ。」
悠太「マジで?」
End
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いやー梨子ちゃん可愛いわー。ちなみに悠太が梨子の気持ちに気がつくのは、aqours編まで無いと思います。いやー鈍いねー。それではまた次回。じゃあね´ ³`)ノ ~♡