一話
___ふと、目を覚ます。
その身体は紅い水溜まりの上で倒れていた、辺りは静寂に包まれているが数刻前はさぞ騒がしかったのだろう。
何故分かるか?それは__自分の回りにも倒れている身体は沢山在るからだ、正直、自分も何がなんだか分かっていない...だが、不思議と平然な自分が居た。
この時、目を覚まさなければ....いや、可能性の話をしても仕方ないか、取り合えずこれが夢であって夢で無いことだけ記しておこう__
「_い、おーい」
「んん?なんだ...?」
呼ばれて起き上がる、しかし先程まで居た水溜まりでは無い、寝心地の良さそうなふかふかのベッドの上だった。
「何時まで寝てるのかと思ってな....もう昼間だぞ?」
「あぁ、もう起きた」
少年の問いかけに答える、暁美黒夜_この少年の名前だ。猫の様な目で見つめてくる
「なんだよ...?」
「変だな、と思って」
夢のことだろうか?確かに変と言えば変だろう、だが夢を覗いている訳でもないのに分かるとはこれいかに
因みに俺は暁美咲夜、歳は黒夜も俺も16才だ
何処にでも居る平凡な少年....で、あってほしかったと思う。しかし、今はどうでもいい朝食の匂いが鼻腔を擽っているから空腹に堪える
「今日はお前が作ったのか」
「おう、楽しみにしろよ?」
「いや、期待しないでおく」
料理は基本、味覚で楽しむものだがどうしても視覚・嗅覚が味に影響を及ぼす事が多い。そして、朝食の匂いからは若干、焦げ臭さがにじみ出ている。
「あ、安心しろって、味はバッチリだから....」
後半の言葉が聞き取りづらい、多分失敗したのだろう。観念しつつリビングに行く。
「.....まぁ前よりマシか」
食パンにポテトサラダ、ハムかチーズ、がこの家の基本的な朝食だ。パンは焦げた後は在るもののしっかり落としているからまぁいい、問題はポテトサラダだ、手で握り潰したのか塊がゴロゴロしている、さらにマヨネーズ、上からかけただけの状態だった。
「あ、味は保証するからな、な!?」
とても必死だ、前と比べると上手だから褒めてもいいとは思う。何せ前回はジャガイモを皮を剥いただけで放り込み、マヨネーズではなくタルタルソースをかけた上で砂糖をぶちまける始末
「まぁ前よりいいんじゃない?」
「ホントか!?」
あからさまに喜ぶ、こんなところがあの人にそっくりだ。名前も知らないただ脳裏に焼き付いていたあの笑顔に
「なぁ黒夜、そのアザどうした?」
手の甲にじんわりと浮かんでいるアザ、それは獣を彷彿させた
「さぁ?こんなアザあったかな....って言うか咲夜もアザできてるじゃねぇか」
「ホントだ...」
自分のは狼の様だった、これが自分達を英雄なんかに祭り上げた出来事の予兆とはまだ、しらない
咲夜)あとがきと言う名のおまけコーナー、ぐだぐだしてるだけだから
黒夜)それ、言っちゃアカン奴やうえた
咲夜)知らん!俺は何時だってフリーダム!
黒夜)これ一話だからね!?いきなりキャラ崩壊とかダメでしょ!?
咲夜)って訳で次回も( `・ω・´)ノ ヨロシクー
黒夜)勝手に終わらせるなぁ!!