Fools And Towers~愚者と塔~ 作:Laziness
アンケートへのご協力、お願い致します!(活動報告参照)
グレンの試合の結果は、惨敗だった。
「じゃあな!!」
「って、ちょっと待ちなさい!!」
しかも、グレンは負けを認めずに逃げていった。
「ったく、なんなのよあいつ!!」
「えーと、フィーベルさんでしたよね?」
「ええそうよ、新入生君。何か用?」
(明らかに不機嫌じゃん!)
「その・・グレンが済まなかったな。」
「済まなかったって貴方・・。グレンの知り合いなの?」
「まあ、そういったところだ。それと、グレンはちょっとした事情があって、魔術が嫌いなんだ。だから授業もあんなのなんだ。」
「はっ!だったら魔術講師なんて止めてしまえばいいのに!」
「いやその・・家には絶対に逆らえない悪魔が居るんだよ。」
「其れと何が関係あるの?」
「まぁ、頼まれたんだから最後までやれよ。とは思うが、グレンが魔術が大っ嫌いだってことは覚えておいてくれないか?」
「貴方、グレンの知り合いなのよね?」
「え、ああ、そうだ。」
「じゃあ、私と決闘して私が勝ったら、どうにかしてあいつを更正させる。負けたら、私はさっきの決闘は無かったことにするわ。」
「ほう、まあ、いいだろ。だが俺、グレン並みに魔術は使えないぞ?」
「・・は?はぁ。」
(ふん、また余裕ね。これでまともな授業が受けれるわ・・)
「ルールは此方で決めても良いか?」
「ええ、お願いしたのはこっちですもの。」
「じゃあ、[3節詠唱のみ使用可能]ということでどうだ?」
「ええ、使う魔法は何でもいいの?」
「もちろんだ。」
そうして、俺とシスティーナの試合が始まった。
[3・・2・・1・・GO!!]
「《雷精よ・紫電の衝撃以て・打ち倒せ》」
(やはりそう来たか、では・・)
「《雷帝よ・紫電の惨劇以て・打ち滅ぼせ》」
「えっ!?なにそのえいしょ・・!」
俺の雷撃は、システィーナの【ショック・ボルト】の雷撃を飲み込んで迫っていった。
「しょ、勝者、アレス・レーダス・・。」
こうして、戦いは幕を閉じた。
「あ、貴方、今の魔術は何!?」
「【ショック・ボルト】だ。」
「なっ!?あんなの【ショック・ボルト】の威力じゃないわよ!?」
「はぁ。・・知らな過ぎるな、お前らは。馬鹿か。」
「なっ!?ば、馬鹿ですって!!」
「・・今に分かる。」
「ちょ、ちょっと!!」
俺は、グレンの走っていた方へ向かっていった。
「なあグレン、何で皆、魔術に誇りを持ってんだ?」
「さあ、分からん。多分、これからもずっと・・。」
「そう・・だよな。魔術なんて、碌なモンじゃない。」
「それにあいつ等は、魔術について知らなすぎる。」
「ちなみに、あの後決闘したんだ。システィーナと。」
「・・見てたぞ。改変か。」
「まあ、詠唱なんてそこまで重要じゃないんだけどな・・。」
「馬鹿みたいに教科書読んで、詠唱を訳して・・。」
「なぁグレン、お前が教えてやってくれないか?本当の魔術を。」
「・・考えとく。」
これでグレンが良い授業をしてくれるといんだが・・。
何度も言いますが、活動報告のアンケート、ご協力よろしくお願いします!
1日に2話投稿、初めての経験でした!