Fools And Towers~愚者と塔~   作:Laziness

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今回のタイトルの意味は「反逆者と崩壊」

コールネームが『崩壊』なのは、この先の原作で塔のタロットが出てきたときに、対応できるようにするため。


Rebel and collapse

_____路地裏にて

 

「はは、難儀な組織に忠誠を誓ったものですな。」

 

「構わん、あの組織は私に全てを与えてくれる。」

 

「ふふ、では計画の成功を祈りましょう・・・。」

 

 

 次第に、恐怖は歩を進める・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

「ぐっは!遅刻だ!やっば!!」

 

 今回の遅刻は、正真正銘の寝坊である。時計が壊れていたわけではない。

 

「くっそ!目覚ましは昨日から帝都に出かけてんだった!!」

 

 無職万歳等と言いながら、彼はパンをくわえて掛けていく。

 

「・・・ん?」

 

 人払いの結界の魔術痕跡を感じた。

 

「出てきな、そこに居るのはばればれ何だぜ?」

 

「ふっ・・。まさか気付かれるとは思いませんでした。唯の第三階梯と聞いていましたが。」

 

「はあ、俺は急いでんだ。早く行かせてくれ。」

 

「いえ、その必要はありません。貴方の行き先はたった今、あの世に変更されました。」

 

「・・なんだと?」

 

「《穢れよ・爛れよ・・」

 

「やばっ!?」

 

 その術式に秘められた解放されし力が、今解放される・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

(グレン、遅いな。まさか忘れてるとか・・。)

 

「まったく!少しは見直したのに!今日こそは一言言ってやるわ!」

 

「はは、今日もじゃないかな?システィ。」

 

(相変わらず仲がいいのな、あの2人は。)

 

 そこで、教室の扉が開け放たれる。

 

「あっ!先生、遅刻ですよ!・・って」

 

「いやー、勉強ゴクローさん!がんばれよ、若人!」

 

「貴方達は何者ですか!ここは部外者立ち入り禁止ですよ!」

 

「いやー、そうだなテロリストっていう奴?」

 

(まさか!?天の智慧研究会!?)

 

 どうやらこいつらは、結界ぶっ壊して入ってきたらしい。

 

「貴方達、警備官に引き渡しますよ!」

 

「きゃー僕達捕まっちゃうの?」

 

「・・警告はしましたからね?」

 

 指先を、男に向ける。

 

「《雷精よ・・」

 

「《ズドン》」

 

「・・え?」

 

「ははっ!」

 

(これは・・不味いな。)

 

「《ズドン》《ズドン》《ズドン》」

 

 軍用魔術が3連続で発動する・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ことはなかった。

 

「「な・・!?」」

 

「《崩壊せよ・混沌と化せ・悪魔の技法よ》」

 

 3つの魔方陣は、一瞬にして消え去った。

 

「な・・なんだ、今のは!?ず、《ズドン》」

 

 魔方陣は作れるものの、いつまでたっても魔法が発動しない。

 

「な、何だよこれ!術式が停止してやがる!」

 

「《雷帝よ・紫電の衝撃以って・打ち滅ぼせ》」

 

「ぐはぁ!!」

 

「あ、アレス君!?」

 

「どうした?テロリストさん?」

 

「な、貴様、これは一体・・?」

 

「貴様ら、目的は何だ?」

 

「話す気は・・ない!!」

 

 テロリストの内の一人が、手榴弾を投げる。

 

「くっ!?」

 

「さっさと走れ!行くぞ!!」

 

「え!?きゃっ!!」

 

「ルミア!?」

 

「くそ!待て!!」

 

 テロリストの一人が、銃弾を放つ。

 

「ぐはっ!!」

 

「アレス君!!」

 

「ははっ、護身用に持っておいて正解だったぜ・・。」

 

「ふむ、貴様には眠っていて貰うぞ。」

 

 俺は肩、右足、左腹部を打た、気絶した・・。

 

 同時に、効果も切れるわけで。

 

「じゃあ、皆には捕まってて貰うからね~。」

 

 テロリストたちは、部屋から出て行った。

 

「く・・そ・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・い・・か・・レス!」

 

 俺は、次第に意識が戻っていく。

 

「大丈夫か!アレス!」

 

「ああ、大丈夫だ・・。」

 

「・・何があった?」

 

「テロリストたちに、恐らく天の智慧研究会に、ルミアが連れて行かれた。」

 

「先生!ルミアを・・ルミアを、助けてください!!」

 

「ああ、分かってる。白猫。」

 

「俺も行こう、グレン。」

 

「そんな怪我で大丈夫か?」

 

「大丈夫だ、問題ない。とはいえないが、やれるだけのことはやってやる。」

 

「・・分かった。」

 

 俺とグレンは、教室を飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

「いやー、この先に行かれちゃ困るんだよね~。あれ、君生きてたの?」

 

「ああ、お陰さまで。」

 

「全く、面倒な限りだね~。あれ、そこの魔術講師は・・。まさか?」

 

「グレン・レーダス、魔術講師だ。非常勤だけどな。」

 

「まさか・・キャレルの奴が敗れたってのか!?」

 

「まあ、そんなことはどうでもいい。ところで、ルミアはどこだ?」

 

「知ってたとしても行かせないぜ?足止めを頼まれてるんでな。」

 

「そうか・・グレン先に行け。」

 

「・・頼んだぞ。」

 

「あれ?相談事?」

 

「頼んだぞ、先生。」

 

「任されたぜ!弟よ。」

 

「終わった?じゃあ早速・・。」

 

「お前の相手は俺だぜ?」

 

「ほう?また・・いや、今度こそは殺してやるよ。」

 

「やってみろよ、やれるモンならな。」

 

「《ズドン》!」

 

「全く、それしか使えないのか?」

 

「ほんとに・・なんだその気持ち悪い力は!」

 

「ふん・・じゃあ、面白い力を見せてやるよ。」

 

「・・?」

 

「《ズドン》」

 

「な・・!?」

 

 光線が、奴の頬を掠めていった。

 

「な、なんでそれを!!」

 

「《ズドン》《ズドン》《ズドン》」

 

「くっ・・がはっ!!」

 

 肩、右足、左腹部。

 

「な、何で!俺の魔術は使えないのに!!相手の魔術をコピー・・まさか!!」

 

「気付いたか?」

 

 俺は、『塔』が描かれたタロットカードを見せ付ける。

 

「な・・なんでお前が!!」

 

「思い出したか?天の智慧研究会さん?」

 

「て、帝国宮廷魔道師団・・コードネームは・・『崩壊』」

 

「ご明察♪」

 

「か、勝てるわけがねぇ・・み、見逃してくれ!!」

 

「は?ふふ・・どうしよっかなぁ~」

 

「た、頼む!もう、天の智慧研究会も抜けるから!!」

 

「じゃあ、最後に一言。」

 

 男は、緊張で溢れている唾を飲み込む。

 

「《つまらない・人生・だったね》」

 

「な・・!?ぐはぁ!!」

 

 男は脳天を打ち抜かれ、息を引き取った・・。

 

「よし、俺の仕事は終わりだ・・。」

 

 そこで、グレンから通信が入った。

 

『あ、アレス、終わったか・・?』

 

「ああ、無事にな。」

 

『こっちは、マナ欠乏症だぜ・・はは・・。』

 

「イクスティンクション・レイか?」

 

『ああ・・そうだ・・。」

 

「お疲れ。それで、用件は?」

 

『ルミアの居場所が分かった。転送法陣だ』

 

「了解した。行けそうか?」

 

『ああ、大丈夫だ。俺も向かう。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・グレン!!」

 

「アレス!!」

 

「どうする?このゴーレム。」

 

「くそっ!時間がねぇ。」

 

「・・強行突破か・・。」

 

「行くぞ!アレス!」

 

 そこから俺達は、攻撃を上手く避けながら走って行った。

 

 

 

 

 

「くそっ!絶対学園側に労災出させてやる!!」

 

「そんなこと言えてるうちは行けるな!グレン!」

 

 とうとう俺達は、階段を上りきった。

 

「だらっしゃー!!」

 

「普通に入りやがれ!!」

 

「俺、参上!居るんだろ、黒幕!!」

 

「先生・・アレス君!」

 

「おや、これはこれは。」

 

「・・お前が黒幕か?」

 

「イケメンだってのに、こんなことしちまったらな~。鉄拳制裁だ。覚悟しやがれ!!」

 

 グレンは、【愚者の世界】を発動した。

 

「俺の勝ちだ・・」

 

「・・僕の勝ちですね。」

 

 グレンは、ルミアの転送法陣を解除しなければ、爆発が巻き起こることを聞いた。

 

「ふっざけんなよ!!」

 

「ふふ、さあ、ゲームの始まりです。」

 

「・・なんてな。」

 

「何ですと・・?な!?」

 

「ナイスだぜ、弟よ。」

 

「おい、これはあくまで遅延だ。」

 

「そ、それは【時喰みの城】!?」

 

「流石、知ってるんだな?」

 

「魔術の発動を大幅に遅延させる!しかも領域内で発動された魔術を、コピーできる!」

 

「説明乙。・・それだけじゃないが。大体はあってるな。」

 

「驚きました。まさか、『崩壊』まで学園に居るとは・・。」

 

「というわけで《崩壊せよ・混沌と化せ・悪魔の技法よ》」

 

「ふぇ・・?」

 

「『崩壊』と『愚者』がいるなんて・・。僕に勝ち目はなかったんですね。グレン先生、僕はどうすれば良かったんでしょうか?」

 

「知らねーよ、自分の道を自分で選ばなかったお前が悪い。」

 

 ヒューイは、鉄拳制裁されたのであった。

 

「先生?俺もう疲れたぜ・・。」

 

「ああ、俺もそろそろ・・ヤヴァイ。」

 

 愚者と崩壊は、マナ欠乏症で倒れていった。

 

「先生・・アレス君・・本当に・・格好良かったです。」

 

 




アンケートにつきましては、リメイク版については考え中ですが、少なくとも消すことはないでしょう。

次回も、よろしくお願いします。
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