ウチのキャラクターが自立したんだが   作:馬汁

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結局何時も通りのペース。あれれー、前回の一言は一体何だったんだー……。

それと、今回は3人の視点が転々とするので、注意。
様々な場所で様々な出来事が起きるのだから仕方ない。



29-ウチのキャラクターと俺の友達の事

 『芸術は爆発だ』と私は何処かで聞いたことがある。何時何処で聞いたのか、定かではない。

 

「でも、逆立ちして見てもちっとも芸術的には見えないのデス」

 

 遠くで兵器の破片を撒き散らしながら立ち上る黒煙の様子を、そう評価してみる。

 ご主人が用意した爆弾が悪いのか、爆破対象が悪いのか。少なくとも先の言葉を残した人の感性を理解するには足り得ない。

 

 代わりと言っては何だけど、被害を逃れた魔法使いとかが即座に周辺を警戒し始めた。

 けれど、私を見つける事はない。遥か向こうから破裂音――ご主人が言うには、銃声と呼ばれるもの――が響くと、敵のすぐ横で何かが小さく弾けた。

 敵は全員、破裂音に意識を向けた。

 

「予定通り、スタコラサッサと逃げちゃうのデス」

 

 猫の形態になると、人間の体と比較して柔軟な体で、さっさと走って逃げる。無力化された兵器に構う必要は無い。

 ご主人のスナイピングなる行為で敵の注目を引きつけたお陰で、私は安全に離脱することが出来た。

 

 

(今回も無傷。ご主人の考える作戦はシンプルながら有効デスなあ)

 

 私だって猫又、人と同じ様に考える力はある。

 けど所詮猫又、やっぱりご主人には叶わない。

 

(この後は所定の地点に移動、合流デスか)

 

 このまま合流までに何もなければ良いのだけど、道中に何か異常があれば、この火属性の魔結晶に魔力を込め、真上に投げて信号を発すると決められている。

 今、この場でその様に魔結晶を投げれば、すぐさま救援の為にホー(にい)に跨ったご主人や、ドラお姉さんが駆けつけてくるだろう。

 何の異常もないから、投げる必要もないけれども。

 

 

(にゃ、この気配……?)

 

 警戒のため周囲に巡らせていた感覚に、なにか変な気配が引っかかった。

 

 気配と言っても、今敵にしている魔法使いたちのそれとは違う。

 どう違う、か問われれば説明は難しいけれども、不思議な気配には違いがなかった。

 

(……少しの寄り道くらい、良いデスよね)

 

 敵性であれば逃げよう。但し尾行されないように。

 そう、自分に念を押してから、ゆっくりとその方へ歩いていった。

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

 爆音が何処からか響いてくる。それに驚いた馬が立ち止まり、馬車が止まってしまった。

 驚いて馬車の中から顔を出して見るが、必死に馬をなだめる男しか居ない。

 

「おじいさん、何が起きてるんですか?」

 

「分からんが……冒険者が暴れているのか?」

 

 馬を操る中年の男は言う。そうすると僕たちの話し声で気がついたのか、背後であの子が浮かび上がる。

 ふよふよと浮かぶそれは、精霊と呼ばれる存在だ。優しい水色の光球の様な見た目をしている。

 

「ネイビー?」

 

 それが、この精霊の名前である。

 ネイビーと呼ばれる精霊は、僕が精霊使いへと()()した時、まず最初に従えることになった精霊だ。

 精霊としての位は低く、そのせいか少し知能が物足りない。子供の様な言葉遣いで、覚えられるのは身近な人物の名称程度か。

 

「いまの、なに?」

 

「何だろうな、魔法使いの魔法とかかな」

 

「……?」

 

 僕の言葉を理解しているのかしていないのか、代わりに僕の肩に乗っかるように移動した。僅かに肩のあたりが暖かくなり、有るか無いかぐらいの重量感を感じる。

 

「なんか、こわい」

 

「怖い?」

 

「たくさん、たくさん魔力があるの」

 

 虫の知らせというにはそれより明確で、警告というにはやや曖昧な言葉だった。

 しかし、ネイビーの言葉は僕たちに嫌な予感を感じさせるには十分だ。

 その話を聞いたおじいさんは、眉間にしわを寄せた顔で車内に振り返って、神妙に話し始める。

 

「大規模な討伐か何かかね?それっぽい話は全く聞いてないが……」

 

「ついさっき始まったというのは?」

 

「突発的にやってくる、大人数の勢力……こんな想定はあんまりしたく無いが、そういう話がないわけでもない、か」

 

 あの王都の周辺は比較的モンスターのレベルが低い。精々があの森に生息する狼男が一帯の最高レベルだ。

 

 大規模な討伐隊を編成する前に、高レベル冒険者パーティを一つ向かわせた方が早い。

 

 それに……。

 

「”大きい“じゃなくて、“たくさん”?」

 

「うん」

 

「どんな感じかな?」

 

「……すごく、たくさん?」

 

 取り敢えず沢山あるのは分かったが、この子の語彙力には困ったものだ。

 ただ、“大きな一つの魔力“ではなく、”分散された大量の魔力“である可能性が高い。

 と言うことは……。

 

「……嫌な予感ばかりしか感じられない。冒険者どもの言う、『マーフィーの法則』はこの事を言うんだろうな」

 

 マーフィーの法則。ジャム付きのパンが落ちた時、ジャムの付いた面が床につく確率は、カーペットの価値が大きいほど高確率になる。という話だったと思う。

 

 ああ、たしかにおじいさんの言う通りだ。この可能性に当たるのであれば、それはもう最悪だ。

 

「……大丈夫だ、ネイビー。何とかなる」

 

「うん!」

 

 唯一の幸運は、コイツの子供らしい言動に似合った単純な頭だ。こんな時に限っては面倒じゃなくて済む。

 

「そいつは頼もしい言葉だが……無理はすんな、若造」

 

 僕と同じように粗方予想が付いたおじいさんは、蛮勇にも見える僕の態度に忠告を送る。

 たしかに悪い状況だ。だからこそ、有る程度の経験を積んだプレイヤーは、きっとこの言葉を何処かで必ず口にするだろう。

 

「死にはしません。それに、精霊使いは無力じゃないんですよ?」

 

「トイヤはぷれいやーだもんね!」

 

「……確かにプレイヤーだけど、名前はトーヤだ。覚えたか?」

 

「うん、トミヤ!」

 

 そこまで難しい発音でも無いだろうに。僕の名前だけは正しく発音出来ない精霊を、そっと突いてやる。

 

 

「主従愛、デスか?傍目に見ると美しいものデスね」

 

 突然、後ろから声がした。嫌な予感から無意識に警戒はしていたのか、すぐに振り返って戦闘態勢に入ることができた。

 しかし、戦うべき相手の姿はどこにも無かった。声は気のせいだったのか、あるいは相手は隠れているのか。そのどちらかを考えるまえに、その答えは明らかになった。

 

「よっ、と。さて、力無い一般人と新人精霊使いさんの為に、私から警告デス」

 

 声の主は天井に張り付いていたのだ。

 まるで忍者のような動きだと思うが、同時に猫のような身のこなしだとも感じた。

 姿や顔はフードによって覆われて、素性は隠されていた。

 

「この先は、ミッド国と謎の勢力が戦争中なのデス。堂々と横断すれば、捕まる可能性が高いデスよ」

 

 戦争中……。大方の予想は付いていたが、誰かに断言されるとなれば、それは段違いに現実味を帯び始める。

 ここを発つ前までは平和な王都だったはずだというのに。

 

「一体いつから戦争が?というか誰だ?」

 

「戦争は数時間前からデスが……あれを見るのデス」

 

 仮名も偽名も名乗らない人物が指差す方を見ると、微かにだが何か光っているのが見えた。それは放射線状の軌道で、そして向こう側へと落ちていく。

 

「あの弾は王都目掛けて飛んでいるのデス」

 

「……王都目掛けて?」

 

 そうするとやはり……と考えている傍、ふと精霊のネイビーが怯えているのが見えた。様子からして尋常ではない。

 

「ネイビー、どうした?」

 

「……!」

 

「……見たところ、精霊は魔力の影響を大きく受ける様子。あの様に怯えるのも当然デスね」

 

 僕の荷物に入り込んで隠れてしまったネイビーを傍目に、その反応は当然だと言う風に断言した。

 

「あなた方二人は、あの賢い精霊を見習う事を推奨するのデス」

 

 そして、この皮肉交じりの言葉が最後だと言わんばかりに去っていった。

 思わず黙って見送ってしまい、我に返ってから追いかけようとしてみれば、その姿はすでに無かった。

 

 

「おい、トイヤ」

 

「……ネイビーの真似事はよしてください」

 

「冗談を返せるなら大丈夫そうだ。ぼうっとしてたからな」

 

 そこまで放心していただろうか、僕は言葉の代わりに苦笑で返す。

 

「じゃあ、引き返すぞ」

 

「あの怪しい人の言葉を信じるんですか?」

 

「一番大事な商売道具は俺の命だ。俺無しで誰が取引やら交渉やらをやるってんだ」

 

 おじいさんはそう言い切って見せたが、向きを反転させる際に一瞬だけ悔しそうな表情を見せた。

 僕は何も言わず、早走り気味に進む2頭の馬を眺める。

 

「ったく、どうせモンスターが出ないと思って、護衛をケチるんじゃなかった」

 

「いえ、あの……」

 

「なんだ?戦争を見学したいなんて馬鹿な事を言うつもりか?」

 

「……王都に行きたいんです」

 

「は?」

 

 返事を待たずして、馬車から降りようとする。

 

「あ、おい!正気か?!」

 

 きっと、傍目に見ればそう見えるのだろう。正気ではないと。

 

 何故?

 という理不尽への言葉がこぼれている。

 

 どうして今?

 という理不尽への言葉があふれている。

 

 また僕は何も出来ないのか?

 という後悔への言葉が心の中で渦巻続けている。

 

 そんな状況下にある僕の心が、どうして余裕を無くさずにいられる?

 

 

「……プレイヤーなら、死ぬことはない」

 

 その事実は、僕の行動が非論理的である事を示していた。

 

 死なないのであれば、

 現実の身体に傷がつく事がないのであれば、

 僕の行動は無意味で、そして愚かだ。

 

 

 ・

 ・

 ・

 

 

 ……この状況、とっても面倒だ。すごく面倒だ。

 仕方ない、と言えば確かに仕方ない。今対面している彼らは、自分が愛する故郷の安全を守る為、公務を果たしているだけなのだ。

 

「つまり、今、王都では戦争が発生していると?」

 

 何度目かの確認に、女性二人と一人の人形は頷く。

 あまり公には見せないと決めている人形ののっぺらぼうも、ここでは隠されていない。理由は、今目の前にいる兵士一人と俺たち以外に人がおらず、かつ顔を隠しては信頼を得られないからだ。

 もちろん、この顔も失われた声も呪いの影響という事にしている。

 

 事の始まりは、話すも短いものだ。

 

 一つ、ケイの転移により、敵勢力の手が届かない他所の街に転移した。

 二つ、しかし街へ入るために必要な物を持っていなかった。国発行のパスポートに近いアイテムが必要だった。

 三つ、とは言えこちとら緊急事態。戦争によって逃れて来たと説明したら、兵士達はその話を聞きたいと言う事でこの部屋に連れて行かれる。

 

 入国審査場、あるいは検問所とでも言うのだろうか。そこでなにか問題を起こした者が取り敢えず収容されそうな部屋で、俺達は話すことになった。

 

「ミッド王国。そして不明の勢力が……」

 

 信じられない、といった表情だ。俺には到底無理な感情表現である。

 

「……おい、誰かこれを上に報告してこい」

 

「はい!」

 

 彼の一声で、扉の横に待機していた一人が直ぐに退室する。

 

「ここって、ミッド王国ってトコとは別の国?」

 

「いいや、同じ国だ」

 

「なら今にでも援軍を送った方がいいんじゃない?」

 

「君に軍の指揮権はないだろう」

 

「ケチ」

 

「ははは。まあ助けに行きたいのは山々だが……この件を報告して、指示を貰うまでお預けだ」

 

 ケチって、お前元騎士だろ。

 ただ、この部屋に送られた割には警戒心は見られない。ケイのバカな発言で、むしろ場の空気が和らいでいるように感じられる。

 対し、俺自身にはちょっと警戒されているような感じはするが、でもそれだけだ。3人のうち2人が女性だと言うことが手伝っているんだろう。

 

 ただ、主に会話しているのは兵士とケイだけ。俺に関しては言うまでもないが、レイナも無言を貫いている。

 いや、怯えているとでも言えばいいだろうか。ケイに縋るような視線を送り、時折兵士がレイナに目線を送ると、怯えてケイのうしろに隠れてしまう。

 

 兵士達は気を遣ってレイナに関わらないようにしているが……。

 

「レイナってこんな人見知りだったっけか?」

 

 ケイは、首をかしげることで答える。俺以上にはレイナの人となりを知っている筈だが、それでもあのレイナの様子にはハテナを浮かべるぐらいのモノらしい。

 

 ……レイナを落ち着かせる事が出来るだろうか。その準備として言葉をメモ帳に記し、見せる。

 

『レイナが落ち着いていない様子です。外に出て落ち着かせたいのですが?』

 

「……構わない。しかしあまり遠くへ行かないように。それとすまないが、1人は残してほしい」

 

「良いよ、兵士さん。ソウヤ、レイナをお願いね」

 

「まあそうなるか。モチロン、多少の努力はしてくるよ」

 

「うん」

 

 そうして、俺はレイナを外へ連れ出した。検問所の向こう側、つまり既に街側に入り込んでいて、そこから門越しに小さな行列を眺めることができる。待ち時間は十分と少しといったところか

 残念ながら、ここから離れて買い物に行くこと等は出来ない。兵士の忠告を裏切ることになるからだ。

 

「すいません。気を遣っていただいて……」

 

 外の空気を吸い、多少は落ち着いたのだろう。俯きつつも俺に礼を述べる。

 

『兵士と居るのって、やっぱり緊張するよな』

 

「あ、いえ。別にそんなことは……あるかもしれないですけど。でも、少し違うんです」

 

 レイナは苦々しい笑顔を作り、語り始める。

 

「私、男性の方が苦手というか、特に二人きりになったりすると怖くなるんです」

 

 それを聞き、男性恐怖症という言葉が思い浮かんだ。しかし俺は男なのだが。人形ということで例外なのだうろか。

 それに、レイナには一度、男性(筋肉割増)が経営する工房を案内された経験がある。一体どういうことなのだろうと思い、問いを言葉にする。

 

『工房のリーチェは友達って聞いたけど』

 

「ああ、あの人は……リアルでは女の子なんです。私の()()が治るようにと、男性のキャラクターを作成して色々と試してくれたんですよ」

 

 ……待て、そうすると、女性があの筋肉割増の男を操っているということか?!

 実はスイカが野菜だという事実と同じぐらい、その話は驚くものだった。今度、直接出向いて問い詰めてみようか。いやそれはマナー違反か。

 

「その結果は”例外”が出来ただけでした。リーチェさんだけが大丈夫になって、でも他の男の人にはダメダメなままで……。それでも大きな進歩だって、リーチェさんは言ってくれましたが」

 

 驚愕の事実に打ちのめされている俺に気づかないまま、レイナは話を続ける。

 いや待て、そもそも俺に関してはどうなるのだ。

 

『俺は大丈夫なのか?』

 

「大丈夫みたいです。ソウヤさんの事はケっちゃんから殆ど聞いてますし、人形だというのもプラスになってるんじゃないでしょうか」

 

 人形がプラスに?

 どういうことだろうか。

 

「幼い頃、人形でよく遊んでましたし……。それに言葉を喋らないのもあって、なんか動物を相手にしているみたいな感じで……あ、いえ!馬鹿にしてる訳じゃないんですよ!」

 

「……」

 

 知ってる。動物扱いに衝撃を受けているだけだ。すこし。ほんのちょっと。

 

 ……いや、別にいいんだ。男として見られ、恐れられるよりは何十倍もマシだ。ちょっと人権を生贄にしてレイナと仲良くなれるのなら、それで良いじゃないか。

 

 俺は死んだ目で悟った。しかし俺には瞳がなかった。

 

 それにしても、レイナは人見知りだと思っていたが、そうではなく男を恐れていただけとは……。

 そうすると、一番最初の頃にレイナと出会ったとき、お互い初見である筈なのに懐っこい態度を見せていたワケが分かる。

抵抗なく男性恐怖症の事を話したのも、俺がケイの……友人?だから信頼出来た事からからだろう。

 

「ええと、あの……ううー」

 

 レイナが自分に失言を撤回しようと、どうにか言葉を探そうとしている。

 しかしなんの言葉も思いつかないようで、代わりに可愛らしい唸り声をこぼす。

 

 ……そういえば。

 

『ケイの事、どう思ってるんだ?』

 

 

 ―――記憶。俺がこのゲームの中で過ごす上で、主な目的として掲げているものだ。

 そのために俺は、自立したケイに付きまとっている。彼女は、記憶を失う以前の俺が作ったキャラクターだから、なにかが得られるかもしれないと。

 

 ただ、他の人から見たケイも、何かしらの証拠になるかもしれない。そう思っての質問だ。

 他人を利用するようで悪いが、嫌な思いや迷惑をかけているワケでもない。きっと良いだろう。

 

 

「……ケっちゃんの事、ですか?」

 

 俺の問いに、レイナは少し考え込む。

 そして、考えがまとまったのかゆっくりと話し始める。

 

「いつもは気さくな感じで、とても話しやすいですね。あと、ちょっと年上っぽい感じがします」

 

 俺が知るケイと殆ど同じかな、と聞きながら思う。

 

「あの、いきなりどうしたんですか?」

 

『友人をからかう材料を探していただけだ』

 

「か、からかう……。あはは、程々にしてあげてくださいね」

 

 ……表情が読まれないし、言葉は声ではなく文字になるしで、軽い気持ちで嘘が付けてしまうな。嘘を吐く俺が悪いのだが。

 俺は肩を竦め、時間が流れるのをじっと待つ。

 

 

 

 

 

『状況の経過により、D-EV「火薬と鉄の傭兵と、魔法と杖の魔法使い」の詳細が更新されました』

 

『・概要

 

 王都ミッド・センタルが、謎の軍団と交戦している。

 冒険者と軍が混合して作戦に当たっているが、敵の攻撃は未だに街へ直撃している。

 戦線は街の東側だ。

 

 戦況は芳しくないが、援軍がやってくるという連絡を受けている。彼らが来るまで、防戦に専念しよう』

 

『情報レベル:20

 敵は魔法と銃器を主力としているとの情報が入った。銃器に関しては我々にとっても未知の武器だが、私は君たちの叡智があの武器に対抗し得ると確信している。期待しているぞ、「プレイヤー」諸君。 ~ミッド軍・団長~』

 

『情報レベル:60

 我が国、『パープ』に『加護』がある限り、決してこの銃を手放さない。貴国らに求めるのは、余りある恵みを内包する地。そしてこの地に生きる者が持つ『加護』である。それらを手放さないのであれば、我らは銃と加護の力を存分に振るってさしあげよう。~王城に送られた手紙の訳文~』

 

『情報レベル:100

 <<LOCKED>>』




・キャット視点
 兵器を爆破する作戦を遂行。

・トーヤ視点
 転職を完了し、王都へ帰宅する最中。精霊使いとなった彼は、『ネイビー』と呼ばれる水の精霊と共に行動している。
 移動中のキャットと会い、警告を受ける。しかしトーヤは王都に向かうことを決意。

・ソウヤ視点
 ケイの魔法で転移した後、兵士に職務質問を受ける。ここで王都の状況を話す。
 同行中のレイナは、男性恐怖症を告白。


わ、私が読者のための配慮をするなんて……ただ私の為に状況を整理しているだけなんだから!
勘違いしないでよね、バカッ!


どうにか上手く話を纏められんかね。
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