前編後編と分けましたが、書きたい内容は書き切ったって感じです。最後の方はちょっと駆け足気味かも…。
視点はマミさんオンリー。今更ですが、かよちんの性格には注意してください。今回、いろいろ言っちゃってます。
「キミたちはいつも通りの生活を送ってくれ。コレに関しては特に気にしなくていい」
あの日の夜、キュゥべえに言われた一言だった。
日にちはμ'sの練習見学の帰り、正確には帰宅時マンションのドアノブにかけてあったビニール袋の中身を覗いた瞬間まで遡る。
あの後、落ち着きを取り戻した私は、しばらくして帰ってきた佐倉さんに確認を取ってみた。佐倉さんの口からは「あたしのじゃない」「黒フードの奴に貰ったやつと同じ」。私が概ね想像した通りの答えだった。佐倉さんの表情や口ぶりからその言葉に嘘はない。実際、彼女が貰ったグリーフシードを見比べてみても異なる箇所は"何処にも"見受けられなかった。
「何度も言うけど、コレ自体はそこまで害のあるものじゃない。魔獣を倒した時に発現されるキューブと同じようなものさ。ソウルジェムの穢れもキューブより多く浄化できる。キミたちにとっても利益になるようなものだろう?」
後からキュゥべえも合流し、八つのグリーフシードを囲むような形で私たちは話し合っている。ポッキーを三本同時に咥えながら、佐倉さんはキュゥべえの言葉に口を挟む。
「そういう問題じゃねーよ。コレが送られてきたってこと時点でそもそもおかしいんだよ。要はあたしらが魔法少女で且つ、ここに住んでるってことをあっちは何故だか知ってんだ。いろいろと問題しかねーよ」
「しかも、ソウルジュムを浄化できるものをわざわざね。本当にどういうつもりかしら…」
私たちと面識があるか、もしくは余程のお人好しならまあ分からなくもない。そういう思考を持つ魔法少女も数少ないが見てきた。でも、私はそのどちらでもないと考える。
佐倉さんの話だと、フードを被った女性の第一印象や雰囲気は暁美さんに似てたとのこと。もちろん暁美さん本人はまだ見滝原でここにはいない。同じチームとして報告し合う間柄なので、フードの女性が暁美さんとは毛ほども思ってない。彼女ならこんな回りくどいことはせず、姿を見せるか報告の一つくらい入れるだろう。
つまり、もしフードの女性=魔法少女=ここ在住の魔法少女で、杏子さんの印象通りの人物なら、見知らぬ魔法少女に浄化できるものを無条件で渡すような甘い考えは持ち得てないと思われる。それは暁美さんが
「彼女は未確認生命体とキミたちとの接触を避けたいような物言いだったけどね。そのためのグリーフシードということじゃないかい?」
「はあ? 何であたしらが―――」
「ちょっと待って! キュゥべえ、あなたその魔法少女と会ってるの…?」
「!? おい、キュゥべえ!」
「キミたちからは何も聞かれなかったからね。まあ……今回は仕方ない。接触は取れているよ。ボクのことを毛嫌いしてるのか長時間の接触は許してもらえないけどね」
そういう重要なことはさっさと言えよと、佐倉さんの口からため息が漏れる。何も聞かれなかったから、か。この子のことを信用している私からしても少し腹立たしい言葉だけど、逆に言えばこちらから聞けばある程度のことは答えてくれる…。
「もう一つ聞いてもいい? 佐倉さんを助けたフードを被った女性は魔法少女。そして、ここ在住の魔法少女…この認識に間違いはある?」
「……そうだね。マミの認識に相違はないはずだよ。ついでに言うとこの町の魔法少女も彼女一人だけさ」
線と線とが繋がった気がした。キュゥべえの言うことだからこの言葉に嘘偽りはないだろう。何となく整理はしやすくなった。
「んで、何であたしらが未確認野郎と接触しちゃダメなんだよ。フード女に不都合なことでもあんのか」
「そこまでは分からない。残念ながらボクもそこまでは聞き出すことはできなかったよ」
「はぁ……んじゃあ、直接聞き出してやるよ。フード女の居場所は? そんくらいは知ってるだろ?」
「……」
「だああっ! それも分かんねえのかよ!!」
「自分から顔を出すタイプではないからね。従来の魔法少女らしいタイプさ、彼女は」
ますます佐倉さんの印象通りの人物…ってことなのかしら。キュゥべえを通して私たちが知り得た情報も必要最低限のものだった。
(それでも住んでいる場所すら分からないというのは、どうなのかしら…)
「さて、今度はボクから一ついいかい? 主にマミに対してだけど」
「わ、私?」
疑問は尽きなかったが、先にキュゥべえからの質問に応じることにする。
「キミは最近スクールアイドルという娯楽行為に入り浸っているみたいだね。それも不確定要素の星空凛と一緒に、ね」
「! ……ゴメンなさい」
「別に責めているわけじゃないさ。魔法少女だからと言って、一人の人間の生き方まで強制するほどボクは悪魔じゃない。そもそもボクにそんな権限はないさ」
「へぇ、意外だな。てっきり「魔法少女らしからぬ行為」の一言くらいは言うかと思ったよ」
「本来ならオススメしないけどね。でも、それを最終的に決めるのはボクじゃない」
最悪辞めさせることも考えていたので、キュゥべえのこの発言は少し意外だった。あくまで魔法少女以外のことは自分たちでどうにかしろってスタンスなのかもしれない。……佐倉さん以外の意見も参考に聞いてみたかったんだけど仕方ないか。
「実は今日、前に話してたスクールアイドルの見学をしてきたんだけど…」
「マジか! で、どうだったんだよ?」
「悪くなかったわ。遅れてる部分もあったけど、いろいろ悩んでいる私たちよりはずっと進んでた。何より三人とも同じ心意気で挑んでる。本気で廃校を阻止しようとしてる…」
「ふーん。まあ、そこら辺あたしはよく分からないんだけどさ。それで結局マミたちはどうすんだ?」
「佐倉さんが帰ってくる前、凛さんとLINEでやり取りしてたんだけど、ひとまず一緒にそのグループのサポートをしようって形で落ち着いたわ。一日だけで物事を判断するには時期尚早すぎるからね。もっと近づいて見てみたいってことになったの」
後は前も話した通り、彼女たちのライブを見てから自分たちがどうしたいか決めるつもり。私は佐倉さんと向き合う。
「だから……ゴメンなさい佐倉さん。今後は魔獣狩りに行ける頻度がだんだん減るかもしれない。それこそ本格的に始めることになったら―――」
「あーに言ってんだよ。この前も言ったろ? 罰は当たんないって。後のことは元弟子のあたしに任せときゃいいんだよ」
「そうは言うけど、この前の戦闘は本当に危なかったよ。ボクからしたら不安が残る所だね」
「うるせー! いちいち蒸し返すんじゃねえ!」
佐倉さんの変わらない気持ちに感謝しつつも、やはり負担をかけてしまうのではという気持ちも拭えない。キュゥべえに文句を言う佐倉さんを背景に私は複雑な心境だった。
「ところでマミ。今回ボクが聞きたいのはキミの現状報告じゃないんだ」
「? どういうこと?」
「キミが今話したグループ。その三人の特徴を教えてほしいんだ」
三人の…特徴? 何でキュゥべえがそんなことを…。
少し困惑しつつも、私は彼女たちの特徴を簡単に口に出す。
「えっと……好奇心旺盛で元気で活発で、周りを照らす太陽みたいな女性が一人。柔らかい笑顔で周りを温かく見守る、まるで天使のような女性が一人。自分にも周りにも厳しく、それでいてぶれない芯のある女性が一人。髪型も順に話しておくと、左側にサイドテール、トサカのような結び方、ロングストレートよ」
「んー……んん? 天使? トサカのような髪型…?」
「ど、どうしたの、佐倉さん?」
「いやー、仕事の関係者に同じ特徴の奴がいる、ようなー…」
「……なるほどね。話を戻していいかい? 今後のことでマミに頼みたいことがある」
佐倉さんの言葉を遮るように呟き、キュゥべえは顔を私の方へ向け、このように言った。
「マミ。キミがその娯楽行為に入り浸ってることに関してボクは何も言わない。さっきも言った通りそれはキミの自由だ」
「……」
「ただ、関わる関わらない関係なく、その三人組のグループのことを"監視"してほしいんだ」
「か…えっ!?」
「監視…ってどういうことだよ!? 間違ってなきゃそいつら一般人なはずだろ!?」
「"一応"、一般人だよ。少し確かめたいことがあるだけさ。まあ、ボクの気まぐれとでも考えてくれ」
「……ちゃん。マミちゃん」
「ぁ…はっ!?」
「これで新入生歓迎会を終わります。各部活とも体験入部を行っているので、興味があったらどんどん覗いてみてください」
講堂の壇上で紅茶のリプトンのように金色に輝く髪をなびかせながら生徒会長は口を動かす。その表情は噂にたがわず厳格そうな表情だった。隣にはマロウブルー色の髪が特徴的な副会長(巫女のご加護)さんもいる。
そ、そうだった。今日は新入生歓迎会という名目で全校生徒は講堂へ、そこで各部活動の部活紹介やパフォーマンスを披露してたんだっけ。私としたことが、てっきりうたた寝しそうになるだなんて…。
「マミちゃんが居眠りしそうになるなんて珍しいね。普段はいつも真面目に授業とか受けてるのに。よいしょ」
「え、ええ、何だかゴメンナサイね…」
生徒会長の終了の合図と同時に生徒たちは席から立ち上がる。隣で真姫さんも心配そうな顔を向ける中、私も凛さんの手を取って立ち上がった。
別に内容がつまらなかったとかそういうのじゃなかったんだけどな。見ていて興味深い部活もなくはなかったし、何より行っていた先輩たちは皆一生懸命だった。
「今日は一日中ボーっとしてたわね。何か悩み事でもあるの?」
「えっ? マミちゃん、また何か悩んでるの?」
「特に、今回はそういうのは…」
(まあ……ずっと前から、いろいろ悩んではいるんだけど…)
私って何かと抱え込みすぎる所があるのかも。凛さんや真姫さんに心配されないよういつも通りに繕ってきたけど、前回と同じように無意識的な部分でボロが出ているのかもしれない。もっとしっかりしなきゃ。彼女たちは私の友達なんだから。
友達だからこそ、関わっちゃいけない場所もあるんだから…。
「えっと……今日、μ'sの初ライブじゃない? それで明日が待ち遠しくなっちゃって…」
「あ、それ分かる! 凛も楽しみでなかなか寝付けなかったにゃ!」
「……まあ、凛なら分からなくもないけど」
「ちょっとそれどういう意味にゃー!」
真姫さんはやや不服そうな表情を見せる。彼女は凛さんより疑い深い所がある。嘘は吐いてない。他に言えないことが溜まっているだけ…。
「ほら、ここで止まってたら他の生徒の邪魔になるわ。私たちも行きましょ?」
「……はぁ、分かったわよ」
「むぅー、真姫ちゃんの中で凛はどういう扱いになってるんだにゃ。でも、マミちゃん。困ってることがあったらちゃんと凛たちに言ってね! マミちゃんは凛たちの友達なんだから!」
「ええ……善処するわ…」
凛さんの言葉が…本当に痛い。私が抱えているものは、まともに生きてきた人たちには到底言えないものなのだから…。
私は小さく息を吐く。何とも言い切れない気持ちを抱えながらも、凛さんたちや全校生徒に混じり講堂を後にしようとする。―――ふと凛さんが振り返った。
「? 凛さん?」
「凛?」
「……ここでやるんだよね、ライブ」
凛さんのダージリン色の瞳が静かに揺れ動く。釣られるような形で私たちも後ろを振り返った。
ここから見る講堂はとても広いように感じた。ステージ側から見たら尚更そうだろう。それこそ万が一(全校生徒集結させても満たないが)満員という形になれば、プロのアイドルが行うコンサートと何ら変わりないのかもしれない。そうでなくても今日のライブにおけるプレッシャーは相当なものだ。
μ'sの皆さん、今日という日が来るまであんなに頑張ってたんだから上手く行ってほしいけど…。
「凛、さ、言葉には表せないんだけど、今凄い不思議な気分なんだ。前にもここからこのステージ眺めたんじゃないか…って」
「え? 前、にも?」
「……バ、カなこと言ってんじゃないわよ。少なくとも私たち新入生がここに立ち入ったのは今日が初めてよ」
「あ、あはは、だよねー。ふぅー……なーんだ凛の思い過ごしかにゃー」
「!」
「はぁ……まったく、凛までどうしたのよ?」
「えへへ、何でもないよ! 二人とも早く行こっ!」
ケロッと笑いながら、凛さんは私たちの手を引っ張る。気の、せいだったのかしら? 一瞬だけど凛さんの表情が、可愛い発言で傷つけてしまったあの表情になっていたような…。
(それに、真姫さんも少し歯切れが悪かった…?)
変な、違和感が重なる。何で真姫さんにまでこんなこと考えてるのかしら。いくらいろんなことが重なっているとはいえ考えすぎよ、私…。
凛さん、μ'sに引き続き、真姫さんも不確定要素の一人じゃないか、なんて―――
「それでは今日のホームルームはここまで。部活見学を行う者は先輩たちの指示に従い行動するように」
教室に戻り、ホームルームを終えた生徒たちはぞろぞろと立ち上がる。その表情はどの部活を見に行こうかという好奇心の面持ちでいっぱいな気がした。私はただそれをボーっと眺める。
あのキュゥべえの言葉の後、本人には問わなかったが自分なりに結論を出していた。「μ'sの中に凛さんと同じような因果が不確定な者がいるのではないか」…と。気まぐれでキュゥべえがあんなことを指示したりしない。ましてや一般人相手にだ。キュゥべえが基本的に行動に移すのは魔法少女関連のことだけ。加えて、似たような不可解な指示を出されたことがつい最近の出来事の中にある。
「まあ、キュゥべえに聞けば手っ取り早いんだけど…」
正確には聞き出すことができなかった。まさかそんなことはない。自分の考えはとんだ見当違いとでも期待するかのように…。
指輪の形状に形作られてたソウルジェムを目にやり、私はため息を吐く。
「おーい、マミちゃん。ホームルーム終わったよー」
「!」
気がつくと私のテーブルに身を乗り出すような形で凛さんがいた。隣にはもちろん真姫さんもいる。
「ご、ゴメンなさい、またボーっとしてて……すぐ準備するわ」
「まだ時間があるから大丈夫だよ。やっぱり、今日調子悪い?」
「というか、その指輪をじーっと眺めてたわね。何か関係でもあるの?」
真姫さんの指摘に一瞬硬直してしまう。別に普段から隠しているつもりでもないが、こう堂々と指摘されるとドギマギする。私は一呼吸挟む。
「別に関係はないわ。本当にただボーっとしてただけ」
「……そう」
「でも、やっぱそれ綺麗だよね。いつも思うけど美人さんのマミちゃんにとてもよく合ってるにゃ!」
「色合い的にトパーズね。指輪の形は変わってるけど何処のメーカーのものなのかしら?」
「え……えーっと…」
まさかその手の質問が飛んでくるとは思わなかった。どのように返そうか迷っていると凛さんは「分かった!」と声を上げた。
「マミちゃんが悩んでる原因はその指輪の送り主だにゃ! 求愛を受けてるんだにゃ!」
「きゅ…」
「求愛ですって!?」
一部残っている生徒がこちらへ顔を傾けるが、凛さんは続ける。
「だって、そうにゃ! 指輪の本来の意味って結婚してくださいって意味でしょ? マミちゃんはその答えをどう返そうか迷ってるんだにゃ!」
「わ、私はファッションとして付けているだけで……後、結婚するにも年齢足りないし…」
「それにしてはすっごい大切に扱ってる気がするにゃ! しかもマミちゃんの特徴にピッタリと合った色……凛の目は誤魔化されないにゃあ!」
「た、確かに大人っぽいマミにはあり得ない話じゃない。マミ……あなた…」
「真姫さん!? いくら大人っぽいと言っても年齢という壁もありますからね!?」
自信満々に豪語する凛さんの言葉に、真に受けた真姫さんは頬を赤くしながら私を見る。確かに大切に扱うというか扱わなくちゃいけないし、悩みの原因がその持ち主(人外)だっていうのも間違ってないけどあまりにも的外れ過ぎるわ!
そ、そもそも私は男の人と手を繋いだことすらないのに…。
「あ、あのね、凛さん。凛さんには以前にも話したことがあるかもしれないけど、コレ自体はパワーストーンのようなものであって特別意味のあるものじゃないの。それに…えっと…生まれてこの方、異性の方とお付き合いしたことはないわ」
「ええ!? うっそに―――」
「それ以前にあまり人付き合いが上手かった方じゃないから……その…」
「あっ」
私の言いたいことに勘づいたのか凛さんは口を塞ぐ。詳しくは話していない真姫さんは私たちを交互に見て、不思議そうな顔を覗かせた。
「? どうしたのよ?」
「いっ、いやー、凛の勘違いだったみたいにゃー! マミちゃん、変なこと聞いちゃってゴメンね!」
「え、ええ、気にしないわ。準備も整ったし、そろそろ向かいましょう」
「うん! ほら、真姫ちゃんも真姫ちゃんも!」
「……イミワカンナイ。結局、その指輪は何だったのよ?」
急に納得した態度を見せる凛さんに、不服そうな表情を隠せない真姫さん。……真姫さんにも話した方がいいのかしら。あまり人に話せるようなものでもないけど…。
つい最近、仲良くなった西木野真姫さん。第一印象こそあまり表情を崩さず、小泉さんと同じで近寄りがたい印象はあった。その辺は西木野総合病院、院長先生の娘さんという情報も手伝ったのかもしれない。本人も実質一人でいることの方が多かった。
でも、彼女から話しかけられて以降はそのイメージは完全になくなった。本当は私と同じで話し合える友達がほしかったんだと思う。周りの環境や自身のプライド故に素直に話しかけることができなかった。状況は異なるけど私も理解できる。そういう意味では今回のスクールアイドルは彼女にとっても良いキッカケになったのかもしれない。
「ゴメンなさい、真姫さん。この指輪に関しては中学の時に人から貰ったもので、何処で購入したか云々は詳しく聞かなかったの。後、期待してるようで悪いけど、本人は私にそんな感情を抱いてないわ」
「べ、別に期待なんかしてないわよ! ただ、ちょっと気になっただけで…」
「真姫ちゃん赤くなってピュアピュアだったにゃー!」
「りーーんーー!!」
「に、逃げろにゃっ!」
今では私も真姫さんのことを友達として見ている。凛さんもきっとそうだろう。まあ、本人にそれを伝えた所で変な風に誤魔化すのがオチなんだろうけど。佐倉さんと同じで素直じゃない所があるから。
追いかけっこを繰り広げる二人を見て思わず頬が緩む。―――この日常を守りたい。今は切実にそう思う。
「あっ、マミちゃん!」
「ん? どうしたの?」
窓際で真姫さんに捕まった凛さん。その凛さんからこっちに来てという仕草が見えたので傍まで近づく。二人とも窓の外の景色を眺めてるみたい。
「この後、午後4時から初ライブやりまーす!」
「是非来てくださーい!」
「よろしくお願いしまーす!」
校舎前、μ'sの三人が最後のチラシ配りを行っているのが見えた。思わず感心してしまう。いろいろと不安視はされてるけど三人の表情に諦めの色はない。最後の最後まで足掻こうという姿勢が前面に出ていた。
「みんな頑張ってるよね。海未先輩なんて昨日まではオドオドしてたのに…」
「ええ。上手く行ってほしいものね…」
「……ねえ。あまりチラシ受け取ってもらえてなくない?」
「「え?」」
不意に真姫さんがこのように指摘する。まさかと思い視線を戻してみると、確かに立ち行く生徒にチラシを差し出すも受け取ってもらえないことの方が多い。そして、そのまま他の部活見学に向かうというケースが一度や二度ではなかった。
「ホントだ。受け取ってもらえてない…」
「でも、昨日はちゃんと配れてたのよ。チラシだってなくなったくらいなんだから…」
「そ、そうそう! たまたまだよ! たまたま今配り始めたとかでタイミングが悪いだけなんだよ!」
「……本当にそうなのかしら」
私の言葉に凛さんは同調するが、真姫さんは渋い表情を崩さなかった。しばらく観察してみるも三人のチラシの束は厚いまま…。
流石の私たちも現状が理解できてきた…。
(一体、どういうこと…)
「だから言ったの。無意味、だって」
後ろから無機質で冷たい声が響く。振り返ると箒を持った小泉さんが私たちの前へ佇んでいた。思わぬ人物という点と、自分から声をかけること自体稀な人ということもあって一瞬怯んでしまったが、すぐに持ち直す。
「どういう、意味かしら?」
「そのままの意味。昨日の行動は無意味だったってこと」
淡々と、さも当然かのように口に出す小泉さんに私は憤りを覚える。隣で凛さんが不安そうな表情を見せるが、昨日の彼女の態度に対して私は許したつもりはなかった。
「小泉さん。前からずっと思ってたんだけど、あなたちょっと態度が悪すぎるわ。ほとんど人と関わろうとしないし、口も悪い。頑張って動き出そうとしてる人たちのこともすぐ批判する」
「……」
「正直、嫌われると分かっててやってるとしか思えない。もうちょっと態度を改めた方が―――」
「受け取ってもらえない理由1、あなたは一度貰ったチラシを二度も貰いますか?」
「え?」
目を瞑りながら、いきなりこんなことを言うので本当の意味で怯んでしまう。構わず彼女は続ける。
「2、チラシを配る場所は同じ場所ですか?」
「な、何を言って―――」
「3、本番当日に別の行事と重なっていませんか?」
「こ、小泉さ―――」
「ちょっと―――」
「4、生徒はどこまでμ'sというグループのことを知っていますか?」
心に、重く伸し掛かる感覚を抱く。まるで痛い所を全部突かれたような、そんな気分だった
私たちが固まる中、言い終えた小泉さんはゆっくりと目を開く。眼鏡の奥から見える視線は、とても鋭い。
「結局は無意味。チラシを配る場所は生徒会役員か理事長でも許可しない限り学校から動くことはない。必然的に一度配っている生徒に回るケースも出てくる。普通は二度も貰わない。ましてや配ったタイミングは昨日の今日…」
「そ、れは…」
「加えて、今日は各部活動の体験入部も重なっている。あくまで非部活動として動いている彼女たちに人なんか集まると思う? 気まぐれかお遊びグループだと思われても仕方ない」
「そんなことない! 三人とも一生懸命やってたよ! 練習だってほぼ毎日やってたし、曲と衣装だって―――」
「それはあなたたちがずっと見てきたから知っているだけのこと。何も知らない人から見ればどうなのかしら?」
「あ…」
(まさか、最初からそれが全部分かってたってことなの…!)
私と凛さんは何も言えなかった。本当に、本当に認めたくないけど、彼女の言葉は的を射ていたように感じた。ほとんど配られてないチラシがそれを全て物語ってしまっていたから…。
不意に押し黙ってしまう私たち。それを見兼ねて、なのか、真姫さんは小泉さんの前に立つ。
「今日は、やたらよく喋るじゃない。いつもは一言二言だけで終わるのに、一体どういう風の吹き回しなのかしら…」
「……別に。掃除の邪魔だったから答えてあげただけ」
「っ! それにしたって言い方ってものがあるでしょ! 何であなたはそういう物言いしかできないのよ!」
「優しく言えって? バカバカしい。優しく言った所で現実は何も変わらない」
「あなたねぇ…!」
「ま、真姫さん、落ち着いて!」
今にも掴み掛りそうな真姫さんを腕を掴んで制する。正直、私が止めに入る立場になるとは思ってもみなかった。想像してた以上に真姫さんって熱くなりやすい性格なのかも…。
そんな私たちを見て、小泉さんはつまらなそうに吐き捨てる。
「……まあ、チラシを配るタイミングが当日だけだったらまだ可能性はあった。それでも生徒会長が考えを改めるほどでもないけど。今の段階じゃ余程の物好きのバカでもない限り…誰一人として来ない」
「い、いい加減に―――」
「そんなことないっ!!」
「「!!」」
そんな時、凛さんが声を張り上げた。いきなりのことで私たちは驚く…が、驚くも間もなく真姫さんを退け、凛さんは小泉さんの目の前に立つ。
「凛が、凛たちがいる! 例え人が集まらなくても三人の練習をずっと見てきた凛たちがいる! 凛は余程の物好きのバカでもいいもん!!」
「凛さん…」
「凛…」
「……」
「勝手なことばかり言わないで! 練習を見てない小泉さんには分からないかもしれないけど、三人とも一生懸命頑張ってる人たちなんだよ! 廃坑阻止のために必死に頑張ろうとしてる人たちなんだよ! そんな人たちのことをこれ以上侮辱しないでっ!」
頬を紅潮させ、目尻には涙も浮かんでいる。初めてだった。感情豊かでやや涙もろくて、時には毒舌気味になってしまうこともあるけど、自分を偽らず、自分に正直な女の子だった。彼女の性格上、こういう感情には疎い子だと思っていた。
そんな凛さんが、そんな凛さんが初めて見せた……怒りの感情だった。
「……そう。なら、勝手にすれば」
小泉さんは冷たく言い放つだけで終わった。私たちから距離を取り、掃除の準備に取り掛かろうする。……いつもと何ら変わらないように。
凛さんはそんな小泉さんを一瞥した後、私たちの手を取る。いつもより力が込み上げているように感じた…。
「……いこ。マミちゃん、真姫ちゃん」
凛さんに手を引っ張られるままに、教室を抜けた私たち。先ほどの小泉さんの件で凛さんの表情は暗く見えた。表情も見えず、口を真一文字結んでいる。
「ちょ、ちょっと凛! もういいでしょ! いい加減、手を離して!」
「!」
真姫さんの声が耳に届いたのか、しばらく廊下を進んだ所で静かに私たちの手を離した。力なく何処か項垂れてるようにも見える。私と真姫さんは心配そうに顔を見合わせる。
「ね、ねえ、凛? その……大丈夫?」
「凛、さん?」
私たちが顔を覗き込むと、凛さんは瞳いっぱいに涙を浮かべていた。思わず私たちはギョッとしてしまう。
「ちょ、ちょっとどうしたのよ!? やっぱり小泉さんが怖かったの!?」
「だ、大丈夫! 怖い小泉さんはもう何処にもいないわ!」
「ち…がうの。そうじゃ…ないの…」
私たちが励ますようにかけた言葉を涙ながらに否定する。震える口調で凛さんは絞り出すように言う。
「きらわれたんじゃ…ないかって、こいずみ…さんに…」
「……はあ!? いっ…」
予想外の答えだったのか真姫さんは困惑の声を漏らす。その後の「意味分かんない」という言葉は凛さんのためを思ってなのか飲み込んだ。正直、私にとっても信じがたい言葉だった。
「だっ、だって、あなた、あの人にあんだけ言われたのよ! それなのに嫌われたんじゃないかって…」
「わから…ないよ! でも、き…らわれたんじゃないかって、もう、なかよく…できないんじゃないかって…かんがえたら……むねがきゅって、いたくなった…」
「それは、小泉さんに限った話?」
涙ながらコクンと頷く凛さん。少し疑問に思った。何で凛さんはこうも小泉さんと関わろうとするんだろう? 社交的に見える凛さんも横柄な物言いをする人物は苦手だ。また高圧的な態度を見せる人もあまり好きじゃないらしい。まあ、これは凛さんでなくてもあまり好まれない性格だろう。私も嫌いな方に入る。
小泉さんはそういう性格でないにしろ、第一印象から既に怖いという印象があった。凛さんよりやや小柄な体型ながら目つきは鋭く、常に無表情。言葉づかいも態度もそこまで良いものとは言えない。人と関わり合いを持とうとせず、自ら孤独に甘んじてる。凛さんだったら真っ先に避けてもいいタイプなはずだ。
(こう言っちゃあれだけど、真姫さんと似通ってる所もあるわけだし…)
「ほ、ほら! 涙拭くからジッとしてなさい」フキフキ
「ずびっ! まひひゃん、あいがほぅ…」
凛さんの涙の痕を真姫さんはハンカチで丁寧に拭く。今では仲良しな二人だが、最初からすぐに心を開けたわけではない。初めの頃は会話も続かなかったし、何処か余所余所しい雰囲気もあった。波長が合って割とすんなり話せた私とは対照的だった。それでも仲良くなれたのは付き合っていく内にお互いの良い所悪い所を知れたから。これは私と佐倉さんにも言えた話だけど、本当に心を通わせるには時間がかかるものだ。
小泉さんの場合、心を通わせる時間もなければ親交を深めようとするキッカケもない。お互いの波長も合っているとはとても思えない…。
「ぅん……真姫、ちゃんは優しいね。凛たちが黙っちゃった時もすごい怒ってくれたし…」
「あ、あれは彼女の態度にイラッと来ただけ! 別に凛たちのためじゃないわよ!」
「えへへー、素直じゃないなー。マミちゃんもそう思うでしょ?」
涙を拭き終わった凛さんは笑顔で同意を求めてくる。大分、落ち着いてきたのかしら。目元はやや赤く腫れているけど、いつもの凛さんらしい表情が戻ってきた。
「ふふっ、そうね。たまには凛さんみたいな感情表現を出しても罰は当たらないわ」
「にゃにゃっ、凛で言うところの真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーんみたいな?」
「はあ!? そんな恥ずかしいことできるわけないでしょ!?」
「呼び捨てだと言いづらいからちゃん付けになるのかし…っ」
「ぶふぅ! 似合わないにゃー!」
「も、もう、何なのよー!!」
真姫さんの反応も相まって私たちは吹き出してしまう。真姫さんには本当に感謝してる。不謹慎だけど、さっきの一件で真姫さんがこんなにも私たちのことを想ってくれてるって気づけたから…。
(……)
「大丈夫よ、凛さん」
「ははは…え? 何、マミちゃん?」
「嫌われてなんかいないわ。確かに感情的になることはいけないことだけどあれは小泉さんにも落ち度があった。小泉さんもそれが分かったからすぐに身を引いたと思うの」
「そう、なのかな…」
「それにもし嫌われてるんだったらもっと早く態度に出してもいいはずよ。勧誘をしてた時だってもう近づくなとか言われてないんでしょ? 小泉さんの性格がアレだから分かりづらいけど、ある程度なら心を許してると見ていいんじゃないかしら」
「はあぁ……よかったぁ」
こんな取ってつけたような言葉が一体何の役に立つというのだろうか。本来なら「もう小泉さんと関わるな」と友達としてキッチリ言ってあげるのが正解なんだろう。あまりにも二人の見てきた世界が違いすぎてるような気がした。真姫さんも「それでいいの?」という視線を私に向けている。
「明日、仲直りしましょ? お互いに悪かったって」
「お互いって…悪いのはあの人っ―――」
「うん! いつまでもウジウジだと凛っぽくないよね! ちゃんと小泉さんと仲直りするよ! それに今はライブのことを考えなくちゃダメだもんね!」
「……はぁ。まったくあっまいわね。ちょっと、凛! 意気込むのは構わないけど後ろのことまで考えてよね!」
いつもの調子を取り戻したのか、凛さんは元気よく私たちの前を歩き出す。真姫さんは呆れた表情を見せながらもそのすぐ後ろへ続く。
正直、これが正解かどうかは分からない。でも、一つだけ言えることは、親しい人が悲しむ姿はもう見たくなかった。少し大げさな物言いだけど、今まで過酷な運命に縛られ続けてきた反動なんだと思う。凛さんにはいつものように笑顔で笑ってほしい…。
(でも、結局は私の都合なのよね。少し嫌になる…)
自分の中で受け入れ切れないと逃げの手段を取ってしまう悪癖。……両親が亡くなった後、未だに直っていない私の悪い癖だった。
思わずため息を吐く。軽い自己嫌悪に陥りかけるが、今は切り替えて…ギ…二人の後を…ギギギ…
ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギィ
不意に……足を止めてしまった。言い様のない恐怖を覚える。何の、音? まるで大量を金属を擦りつけ、それでいてお互いに何処か"交差″している…ような…。
「あれ? マミちゃんどうしたの?」
「早く来なさいよ」
「……?」
凛さんと真姫さんは突然足を止める私に不思議そうな顔を覗かせる。もしかして私の聞き間違い? あんな学校ではあり得ない音をそう簡単に聞き逃すはずもないし…。
「ごっ、ゴメンなさい。今、行く―――」
刹那、彼女たちの立っている廊下の一画を見て、思わず息を飲んでしまった。
(なっ……に、これ…)
床、壁、窓、そして、その窓から見える太陽。距離として教室の扉と扉の間くらいだろうか。彼女たちが立つその一部分だけが、まるで火事でもあったかのように真っ黒に変色していたのだ。子供の落書きのようにも見えるそれは、恨みや憎しみをぶちまけたような狂気染みたものを感じる。他の変色してない部分から見ても、この変化はあまりにも異常だった。
―――そして、この明らかな異常性を前にして、二人が平然としているということも不可解だった。
(見えて…ないの? でも、何で…?)
ふと私の脳裏にある推測が過る。魔獣の存在は魔法少女でしか目視することができない。……それはキュゥべえの言うところの未確認生命体も当て嵌まるのではないか。
もし佐倉さんの言うような奴が人に目撃されたとしたら混乱は避けられない。新聞やニュースでも大々的に取り上げるだろう。だが、今日の今までそういった情報が流れてきたことはなかった。最後に目撃情報があったのは佐倉さんのあの一件だけ。ここ在住の魔法少女が大事になる前に倒してしまってるから、と勝手に思い込んでいたけど……もし、
つまり、さっきの金属音とこの光景は―――
「っ! 凛さんっ、真姫さんっ! 今すぐそこから全速力で走ってっ!!」
「? マミちゃんどう、にゃあっ!?」
「きゃあ!? 何!? 地震!?」
凛さんと真姫さんの足元が急に揺れ出した。地震? でも、私の足元は揺れている感じはない。どちらかと揺れているように見えるのは…。
(凛さんたちの足元、黒く変色している一角、だけ…!)
そこから信じられないことに、ゆっくりと下へ沈み始めたのだ…!
「にゃあ!? く、崩れてるのぉ!?」
「で、でも、崩れ方がおかしいわよ! どうなってるのよっ!?」
流石の二人もこの異常性が理解できたのかもしれない。無理もない。本当に自分たちを含めた一部分だけが沈んでいるのだから…。
私は変色部分に足を踏み入れ、急いで彼女たちの元へ辿り着く。
「凛さん、真姫さん! 大丈夫!?」
「あっ、ま、ま、ま、マミちゃん! これって一体―――」
「説明は後! 早くここから出ないと飲み込まれるわよっ!」
「の、飲み込まれるってどういうことよ! それにここから出るって…あなた、この変な現象のことを知ってるの!?」
「っ! 今は本当に後よ! とにかくここから…!」
前後の距離間、そして、沈む速度を見て、瞬時にマズイと察した。戻るにしろ進むにしろ距離が開きすぎてる。それに沈む速度も徐々にだが速くなって来ている。普通に走った所では間に合わないかもしれない…!
「くっ! 二人とも立てる!?」
「り、凛は何とか…でも、真姫ちゃんが…!」
「む、むむむ無理! 揺れが大きすぎて立てないわっ!」
同時に揺れも激しくなっているのか、凛さんの運動神経を持ってしても立つのが精一杯といった感じだった。ここから走ることなどとてもできそうにない。床の沈みもいつの間にか腰部分まで落ち込んでいる。
(っ! これしかない…!)
二人の前ではあまり見せたくなかったけど仕方ない。間に合わないと感じた私は
「え、え!? 何よコレ!?」
「ま、マミちゃん!?」
「二人とも! しばらく動かないで!」
二人の体を持ち上げ、そのまま沈んでない床の方までリボンを動かす。二人の絶叫の声が響くが、もう形振り構っていられない。二人には悪いけど、このまま底に沈められるよりはいいはず。
それに私の予想だとそこで待ち受けているのは―――
「にゃっ!」
「きゃあ!」
何とか沈み切る前に凛さんたちを対岸まで渡すことができた。ホッとする一方、申し訳ない気持ちが膨れ上がる。思えばこの付近は昨日違和感があった場所と同じ場所だ。気のせい、ではなかった。私がもっとしっかりしていれば二人をこんな目に合わせなくて済んだ。……私の責任だ。
「って、てて……もう何がどうなってるのよ…」
「ふにゃあぁ……ハッ! ま、マミちゃんは!?」
「……」
だから、私はその責任を果たしていく。どの道、ここを逃れたとして今度は他の生徒が巻き込まれるかもしれない。私は魔法少女だ。戦う力を持っている身として、そして、大切な人たちを守るため……私は戦うことを選ぶ。
辺りが暗くなっていく。私の名前を必死で叫ぶ二人の声もだんだん小さくなっていく…。
「マミちゃーん!!」
「マミっ!!」
「凛さん、真姫さん。ゴメンなさい。私、ちょっと用事ができたわ。すぐに片づけてくるから……先に行ってて」
その声が届くか届かないかの間、私の視界は暗闇に染まった…。
今回かよちんがめちゃくちゃ喋りました。まあ、かよちんらしからぬことは言ってますが、よう実の櫛○ちゃん(裏の方)の口調で話していると考えれば想像しやすいです。声優さんも同じ人ですからねw
とにかく詰めたい所は何とか詰め切りました。戦闘シーンやライブシーンまで詰めると三万字超えるのではないか。グダグダになりやすいのでここで切って正解ですね。マミさん視点になると文字数が多くなります。
最後に今回お気に入り登録をしていただきました、
リュート@さん、魁都さん、tantan3さん、ありがとうございます! 後、感想された方もありがとうございます!
次は1月17日までには更新したいと思います。何とか更新続けていきますので、これからもよろしくお願いします!