IS~科学と魔術と… 番外編   作:ラッファ

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第14話

夜竹が機転を利かせ、セシリアのライフルの破壊に成功する。

その光景を見てい生徒や教員などは驚かされる、まさかただの訓練機持ちが専用機持ちの候補生の武装を訓練機で破壊するなど想定外であったのであろう。

しかしそのような光景を来客席で見ていた日本の国家代表である咲夜はと言うと

 

「ほぅ、なかなかやるやないかあの子…この勝負もしかしたら番狂わせが有るかもしれへんなぁ」

 

そう呟く

彼女としては全試合見ているが今までの一年生の試合の感想と言うのはつまらないの一言に限っていた

それは動きが悪いのではなくほとんどの生徒が基本的な動きしかせずにこの試合の夜竹のような機転を利かせた行動と言うのは全くと言って良い程なかった、つまり国家代表の彼女からしてみれば試合開始の動きの数手を見て試合の流れと結果が予測できてしまうのである。

二年生も予測は簡単であったのだが一年生ほど簡単ではなかった。

彼女は内心

 

「(マニュアル道理の動きが中心的な一年生…まぁ間違いなく原因は織斑センセなんやろなぁ…まぁ基本は大事やけどなぁあの人にはあの人なりの育成論がとおもうしとやかく言う気はないがどうにも詰まらんなぁ…本当に大事なのは軍隊みたいな教育やのうて自由な発想をさせることやとウチは思うんやけどなぁ…)」

 

そんな事を考えつつこの試合の行方を見守るのであった

 

 

 

 

 

 

 

そして試合を行っている夜竹とセシリアは距離を取って対峙しているが大きな動きは無い

距離はおよそ50メートル程であろう

セシリアはライフルを破壊された直後、ビットを使い夜竹に集中砲火を叩き込み早々に決着を付けようとしたのだが、夜竹はその攻撃を回避しながら距離を取ったのだ。

そして彼女は

 

「(ここまでは事前にハミルトンさんとの打ち合わせ道理の展開…あとは私の攻撃にかかってる)」

 

そう考える

実を言うとここまでの流れは夜竹の起点意外にティナが試合開始前に夜竹に簡単なアドバイスをしていたのだ

とは言え行ったアドバイスと言うのも正確な物ではなく

 

「オルコットさんは狙撃が得意なんだから勝つためにはライフルを破壊するのが手っ取り早いわよ」

 

簡単に伝えていた。

実をいうとティナもセシリアの欠点を把握していたためその欠点を夜竹には伝えず勝つためのヒントを教えたのだ

そして夜竹は彼女のアドバイスを理解しどうにかライフルの破壊に成功する

そして候補生のセシリアに勝利するためには夜竹自身の腕が必用である。4月に入学した彼女が彼女よりも経験が豊富なセシリアに勝利する。

それは生半可な事ではない。それでも彼女は勝つために様々な事を考える

 

「(私の武器は大剣のみ。対してセシリアはレーザーを撃てるビットが4機にミサイル型のビットが2基…手数だけなら圧倒的に相手が有利…となるとやれることはただ一つ!!)」

 

夜竹はライフルを破壊した時と同様に笑みを浮かべる。何かを確信したような笑みを浮かべたと同様に夜竹はセシリアに対し直進する

するとセシリアは

 

「勝負に来るつもりですのね…!!」

 

そう言いながら直進してくる彼女に対し4基のビットを操作し地上の彼女に攻撃を開始する

その攻撃も直線的な物ではなく4基を移動する彼女の死角に配置し攻撃パターンもバラバラにして今まで以上に回避を難しくさせる

右側から来たかと思えば今度は左、しかも狙いは顔面だけでなく腕や足、わき腹など狙う場所にも規則性は無い。

今までの相手ならばその攻撃に怯み動きを止めるが夜竹はそうではなかった

片側の攻撃に対しては大剣を楯のように用いて防御し次の攻撃は体をひねり回避する。

動きを止めたかと思えば後退し回避を行いすぐさま前進。とはいえ彼女もノーダメージとはいかず徐々に被弾していくがそれでも機体を止めることはしない

すると最初合った距離はどんどん詰め、気が付けば彼女とセシリアの距離は10メートルを切っていた

セシリアと夜竹は気づいていないかもしれないが、二人の子の動きはかつての一夏対セシリアの動きと似ている所が多かった。

あの時は一夏の機体が一次以降[ファーストシフト]したことで勝負は振り出しに戻ったが今は違う。夜竹は訓練機を用い、そのスペックをフルに活用し彼女に向かっていく

セシリアはあの時のように腰に装着されている2基のミサイルを放ち彼女を仕留めようとするが

 

「真っ直ぐ向かってくるだけだったら。こんなもの!!」

 

そう言いながら向かってきた2つのミサイルをあろうことか大剣を横に振るい破壊する

最後の壁を突破した夜竹とセシリアに距離と言う距離は無い。ここまで距離を詰めれば大剣を使う夜竹に圧倒的に分がある

彼女は機体を飛翔させ、セシリアの正面に入ると渾身の一撃を叩き込もうとする

しかし相手は代表候補生。そう簡単に行かない

セシリアはブルー・ティアーズ唯一の近接武装であるショートブレード、インターセプターを呼び出し振り下ろされる受け止めようとするが、相手の武器は大剣。その攻撃を受け止めきる事など出来ず夜竹の攻撃が直撃し地面に叩きつけられる

それでも彼女の機体のシールドエネルギーは尽きない

尽きてはいないが先の衝撃で腰に装着された2基のビットは煙を吹いているためしばらくは使えそうもない

地面にたたきつけ、ミサイルが封じられたた今が夜竹にとってはセシリアに勝利する最初で最後のチャンス。故に彼女はすぐさま地上で体勢を立て直したセシリアに止めを刺すために地上に向かう

 

「(間に合ってください…!!)」

 

「届けえええええ!!」

 

地面にたたきつけられどうにか体勢を立て直したセシリアは機体の状況を確認しながらそう願う

そして夜竹はそう叫ぶ

 

先の衝撃で腰にあるビットだけでなくスラスターにまで異常が生じしばらくの間は飛べそうにない

とは言え彼女にはまだ4基のビットが有る。その中で最も夜竹に近い1基に攻撃の指示を出す。

お互いに機体のエネルギーは残りわずか。夜竹の攻撃が当たれば夜竹の勝ち、逆にセシリアのビットのレーザーが夜竹に当たればセシリアの勝ち。

 

夜竹が攻撃のモーションに入る前にビットのレーザーが発射される

レーザーが先か、夜竹の攻撃が先か

その瞬間アリーナの観客席にいる生徒や実況席でさえ大人しくなり勝敗を見守る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして直後、アリーナは大声援に包まれた




次回決着です
勝敗の結果はいかに!?
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