IS~科学と魔術と… 番外編   作:ラッファ

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第19話

9月24日 午前9時

 

今日は生徒会長決定戦の決勝トーナメントを行う日であり、最後まで勝ち残ったものが生徒会長となる事もありアリーナの盛り上がりは前日以上であった。

そして現在アリーナの第一アリーナでは簪と相川の二人が向かい合っている状態である

試合開始のアナウンスがされていないため他のアリーナもこのような状態であろう。

 

相川はリヴァイブ、簪は打鉄を装着しており、相川は今までと同様に射撃戦主体で行くつもりであり、すでにスナイパーライフルを構えている

一方の簪はと言うと薙刀を構えている以外はコレと言った特徴は無い。

 

「(序盤は今まで通り近接主体で…他の武器の使用は状況を見て判断…)」

 

そんな事を簪は考える

簪も決勝トーナメントに備え相応の装備を持ってきており一般生徒の相川と言えど容赦するつもりはない

そうしているとアリーナから試合開始のアナウンスが流れた為、一斉に試合が始まる

相川も先手必勝と言わんばかりに簪に向け銃を放つ。狙いは右膝であり、動きを封じようとしているのであろう。

 

「(回避は…無理…なら!!)」

 

簪は回避は不可能と判断する。

それは避けられないからと言うより避けた所で次の狙撃が来ることなど目に見えていたからだ

とは言えここで攻撃を受けるつもりなど全くない

なので彼女は薙刀の刃の部分を下に向け銃弾を切る形で攻撃を防ぐ

ここまでの動作に5秒かかっておらず彼女の技量の高さが伺える…が弾を切ったとはいえ衝撃までは防ぎきれず後ろに吹き飛ばされ、地面に背中を付けてしまう

 

 

「(やっぱ近江さんのように上手くは防げないか…)」

 

簪はそう思いながら直ぐに立ち上がり体制を立て直すと相川の射撃を避けていく。後ろに吹き飛ばされたことで今まで以上に距離が開き回避するタイミングを取りやすくなったのだ

ちなみに今の防除術は国家代表の咲夜から夏休みの間に教わったものでありそれを実践したのだが会えなく失敗し国家代表の実力の高さを簪は痛感していた

 

そして対戦相手の相川も候補生の実力を改めて感じる

攻撃が当たったのは最初の一撃だけであり、それ以外はすべて回避される

しかも回避の方法からして完全に攻撃するタイミングを読まれているとしか思えない

 

「さすが代表候補生!!とはいえ私もこのまま負ける訳には行かないよ!!」

 

相川はそう言い放つと今まで使っていた武器をしまい新たにアサルトライフルを呼び出すと攻撃を開始する。この武器は日本の企業の試作品であり特徴は連射速度が高い分、威力は低いためとにかく簪に充てることが重要である。

この攻撃には流石の簪と言えどダメージを受ける。とはいえ当たる数が少ないためダメージは微々たるものである

すると簪は突然動きを止め左手にペットボトルほどの大きさの容器を呼び出すとそれを前に投げつける。相川も罠だと思い攻撃を中断しようとするがこの銃、速度が速い事もありトリガーから指を話しても数十発は弾丸が発射される。武器に無理やりロックを掛けてしまえばそれも防げるが、行えば間違いなく武器は壊れる。そのため相川は容器に当てないように銃口をずらそうとするが、上手くいかず容器に弾が当たってしまう。すると容器は破裂し大量の白い粉のようなものがアリーナ全体にまき散らされる

 

するとすぐに変化が起こる

 

「嘘っ…どうなってるの!?」

 

粉がまき散らされたとたんセンサー類に異常が生じ簪の位置が特定されず、武器も呼び出せず、今持っている武器のトリガーを引いてもエラーが発生し弾が発射されない

視界も悪くなり身動きも取りずらい。そうして暫くの間相川が動きを止めていると背後から

 

「ようやく…見つけた…ゲホッ」

 

軽く咳をしながら簪が薙刀で切りかかる。相川銃を鈍器代わりにして迎え撃とうとするが近接でかなうはずもなく機体のシールドエネルギーがゼロになり相川は敗北する

 

「おっと、こちらのモニターでは相川さんのシールドエネルギーがゼロ!!つまり更識さんの勝利だー!!…と言うか量が多すぎ換気をお願いしまーす!!」

 

試合後、天野のアナウンスが終わると急いで第一アリーナでは換気が行われ30分後ようやく粉がすべて外に出される

そして相川は簪に

 

「更識さん、あれは一体…?」

 

「機体の命令系統に異常を生じされる特殊な粉…以上と言うよりセンサー類にくっついてバグを生じさせると言ってもいい…環境にも良いから軍とかでも稀に使われる。分量が多くて私の機体も影響を受けて見つけるのに手間取った…次からは気を付ける。」

 

「あはは、また使うんだアレ…」

 

先の粉、分量がかなり多くなってしまい簪も影響を受けていたため自力で相川を探し出していたのだ

武器が薙刀でよかったと簪は薙刀に感謝していたりする。

 

こうして第一アリーナで行われた決勝トーナメント第一試合は簪の勝利で幕を閉じるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二アリーナ。ここでは現在サラ対シャルロットの試合が行われており、国家代表の咲夜は真耶と共に試合を観戦していた

 

「あの子、フランスの子やろ?山やん、同じ射撃型として一言」

 

「そうですねぇ、ウェルキンさんの攻撃を止めると言う意味では良いかもしれませんが自分から決めに行く射撃が欲しいですね…まぁ候補生の私が言っても説得力が無いでしょうが」

 

その試合は現在はサラのペースで試合が進み、シャルロットは射撃で相手から距離を取るので精一杯である。

するとその様子を見ていた彼女は真耶に

 

「いやいや、そんな事無いと思うで。山やん現役時代かなり強かったんやろ?」

 

「織斑先生がずば抜けて強かった以外は横一線でしたよ…織斑先生が代表になるのは当然です」

 

「まぁ世界大会連覇やからなぁ…最強の名は伊達や無いちゅー事やな。」

 

彼女たちが話している間にも試合はサラ終始圧倒し、そのまま勝利となる

それを見ていた真耶は

 

「話しているうちに試合終わっちゃいましたよ…」

 

「ウチのせいや無いで!?フランスの候補生は今後やなー。まぁあそこの国家代表もまだまだ現役やしあの子が代表に勝つのはまだ先やな」

 

「フランスも私たちの代から国家代表が変わったんですよね…変わってないのはイタリアだけでしょうか?」

 

「アメリカも固定やし、後はスペイン、スイス位ちゃうの?後はほとんど交代しとるで」

 

咲夜はそんな事を言い放つ

ちなみにISと言うのは研究が進み徐々に強化されていく為国家代表が頻繁に交代するところもある中で国家代表が真耶たちの代から変わっていないと言う事は代表たちの技量が高いと言う事を証明している。ちなみに咲夜もIS学園卒業後すぐに国家代表になり現在までの3年間その座を守り抜き、さらには世界選手権でもベスト4常連と十分すぎる結果を残している。

 

すると真耶が咲夜に

 

「そう言えば咲夜さんは今のフランスの代表を知っているんですか?」

 

「しっとるも何もウチら仲良しやで。ちと気難しい人やけど根は良い人やで」

 

 

そんな事を話しているのだった

ちなみに彼女にも今日が出番があると言う事でこの場に来ているのだ

真耶も何事もなく大会が進んでくれるのを切に願っていた




今更ながらのプロフィール

氏名:近江咲夜
年齢:21
血液型:O
誕生日:6月14日
称号:1、日本国家代表 2、???
専用機:???
戦法:???
特徴:基本的に明るくお気楽だがここぞと言う場面での集中力や観察力に優れている。試合の中でも常に相手を観察し動きを探る。彼女の強さの秘訣はここではないかと言われている


こんな所ですね…書いていて思ったんですが千冬や麻耶って何歳なんでしょうね?
麻耶は本編でも肝心な部分が無いためある程度オリジナルが出来ますが千冬はやってることが多く年齢を書くと原作設定が皆無になると言う恐ろしい事に…
オリジナルもありますが基本的には禁書、ISの設定を生かしていこうと考えている身としては悩み事です
いつかティナ達本編に大きくかかわったオリキャラの設定を公開しようかなと考えています

IS9巻相当カオスらしいですね…買いたいような買いたくないようなwww
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