IS~科学と魔術と… 番外編   作:ラッファ

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日常と、これから
第26話


日付は10月2日

数日前にIS学園では無人機による大規模な襲撃が有ったと言う事もありIS学園は休校となっていた

 

そんな中でも生徒会室では役員による今後の対策などの話し合いが行われていた

彼女たちの役割は生徒たちの不安を取り除き、平和に過ごさせることで有ったのだが…

 

「4月からこうも襲撃が続くと生徒たちの中には不安…と言うより学園に対する不信感が募っていますね…ここ数日、生徒たちの両親からも声が上がっていますし…」

 

そう言ったのは生徒会長であるサラ・ウェルキン

生徒会長である彼女の耳にもここ数日の生徒たちからの声と言うものが嫌でも耳に入ってくるのだ

 

「あの日、学園都市でもなにかあったみたいッス…学園の事件とは無関係見たいッスけど…」

 

そう言ったのは副会長のフォルテ・サファイア。彼女の場合あの事件の後、インターネットやテレビでIS学園だけでなく学園都市でも大規模な襲撃事件が有ったと言う事を知ったのだ。この事でIS学園、学園都市の両方に危険性が有ると言う事で子供たちを回収すべきと言う声が多く上がっているのだ

 

今までの話を聞いていた簪は

 

「私の実家からは何も来ていません…本音もそうです。各国の候補生たちは学園で待機と言う指示が来ています…」

 

簪の言葉に本音と鈴がうなずく

 

「私の家は微妙です…もしかしたら退学…かもしれません」

 

そう言ったのは生徒会役員の田中美空である

彼女は他のメンバーと違い専用機持ちでもなければ候補生でもない。両親が心配するのは至極当然の事である

 

するとサラは一つ息を吐くと

 

「少し休憩しましょう。何か飲み物を買ってきます。リクエストは有りますか?」

 

「サラ先輩、私が行きますよ」

 

美空がさらにそう言うが彼女は笑みを浮かべつつ

 

「いえいえ、少し外の空気を吸いたいのでそのついでです。遠慮しなくていいですよ」

 

サラはそう言うとメンバーからのリクエストを受け付け自動販売機へと向かう

廊下を歩いていると、途中生徒会顧問の真耶と出会う

 

「サラさん、今は休憩中ですか」

 

「えぇ。山田先生も休憩ですか?」

 

「そんな所です」

 

彼女たちは合流ししばらく歩いていると唐突にサラが

 

「今回の襲撃の件、学園はどういう見解を?」

 

「…他言しないでくださいね。今回の襲撃は亡国機業による襲撃であると言うのがIS学園の見解とするそうです。近いうちに公の場で話が出ると思います」

 

「更識さんと布仏さんの話に合った人物についても…?」

 

「はい。亡国機業の実働部隊の一人とするそうです」

 

「しかしその人物は無人機を破壊したのでしょう?」

 

「詳しいことについては何も…学園長は無人機はともかく、人物については発表しないとの事だったので…」

 

真耶はそう言う。学園長に報告したのは最高責任者の千冬であり、真耶も付添いとしてその場にいた為、嘘は言っていない

学園長曰く、人物に関しては無人機の破壊を行ったと言う事で敵と発表するには根拠が無さすぎる。亡国機業の内部抗争の可能性もあると学園長は言っていた

 

するとサラは彼女に

 

「そうですか。」

 

一言そう言い、その後彼女たちの間に話題もなく自動販売機で飲み物を購入した後、廊下で別れる

 

そしてサラは一人で歩いているが、彼女は先ほどの真耶との会話の中で一つだけ言ってなかった事が有る

それは生徒会室でも話題になった候補生たちの情報であり、サラとセシリアの祖国、イギリスの方針についての事である

国の事なので本来なら他言無用なのだが、襲撃後、サラはセシリアと軽く会話をした後、一つの事態に気が付いたのだ

 

「(イギリス本国からの連絡…オルコットさんに関しては学園で待機。そして私は…)」

 

サラが本国から受けた指示と言うのはセシリアと異なっていたのだ

文章が長いが要約するとサラに関しては、近いうちに帰国命令を出すため生徒会等で引継ぎの必要性が有る件に関してはなるべく早くに引継ぎを行うようにとの事であった

 

「(これは一体、どういう…。まさかまたイギリス国内でトラブルが…?私の担当者に効かなければ分かりませんね。こればかりは)」

 

 

彼女はそう思いながら歩みを進めるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、某所では少年が話をしていた

バリケード内で少女は銃を的に向けて放ち、彼らは向こう側でそれを眺めているのだ

 

「上手いですね、”彼女”外部の人間とは思えない精度だ」

 

「適応力の問題だろう。大覇星祭からこの短期間でここまで出来るとは俺も予想してなかったがな」

 

彼らがそんな事を話していると、少女は弾が尽きたのかバリケードから出てくる

 

「嬉しい話してくれるじゃない」

 

「どうだ…その銃の使い心地は?」

 

「外部と比べて全てが違うわ。重さ、反動、威力。これで安物何だから凄いわね、学園都市…これに”アレ”が戻れば完璧なんだけど」

 

「”アレ”に関してはもう少し待て、あと数日で完成するそうだ。後、明日の仕事ではお前はここで待機だ」

 

「”彼”と淡希ちゃんの二人でやるんでしょ。分かってまーす」

 

彼女たちはその後会話もなく、各々与えられた場所に戻るのであった




更新遅れすいません
近頃忙しく、時間が取れませんでした
後、テッラ戦を先にやると言いつつ番外編を更新した事も重ねて謝ります
テッラ戦、ネタの構想に時間がかかっているもので…

僕の住んでいる地域ではいよいよ雪が積もりました…
皆さんも寒いでしょうが、体には気を付けてください

次回も番外編…次にテッラ戦となるかもしれません…
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