IS~科学と魔術と… 番外編   作:ラッファ

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亡国機業掃討作戦編
第28話


フランス、アビニョンで発生した暴動を抑えるために学園都市が空爆を行った事は大ニュースとなりIS学園に在籍している全学生が知る事となった

とは言えその背景は伏せられており一部の国を除きおおよそ好評を得ているのが現状だ

 

とは言えIS学園では別の問題が発生している

それは在籍している生徒の保護者の対応だ。そちらは教員が対応しいる

 

そしてIS学園の生徒会室では生徒会長のサラ・ウェルキンが一つの書面を見つめていた

 

「(近いうちに亡国機業の掃討作戦を行う…ですか。)」

 

そう国際IS委員会はこのタイミングでIS(正確にはISと魔術の混合部隊)を使う組織を壊滅させる作戦を提案してきたのだ

参加メンバーは各国の専用機持ち及び一般生徒の実力者で構成するとのことで勿論生徒会長のサラや鈴簪フォルテは当然として一年や二年・三年の訓練機生の実力者も候補に入っている

とは言え非常時における作戦のメンバーに学生が含まれている場合、選定には教員のトップと学園長と生徒会長の3名全員の許可が必要と言うのがIS学園のルールであるためサラとしては一般生徒の選定は認めない方針だ

 

そしてもう一つの不安要素

 

「(問題は”彼女達”ですね。イギリスから連絡を受けた時は驚きました…と言うか本国はどうやってこの情報を…?)」

 

そうサラは今回の作戦の連絡と同時にイギリス本国から学園に”スパイ”が潜伏しているという情報が送られて来たのだ。記されている人物は”彼女もよく知る”人物である

最初は疑ったがイギリス本国のこの手の情報と言うのは確実性があるため今回の連絡も信ぴょう性は高い

そして処遇は全てサラに一任し、”もしもの時”は本国が弁護すると言う事も記されていた

 

彼女がそんな事を考えていると生徒会室に副会長のフォルテ・サファイアが入出してくる

 

「どうしたっスかウェルちゃん?深刻な顔して?もしかして作戦の選定で何か言われたっスか?」

 

「まぁメンバーの選定に手間取っている…と言うのは有りますね。何せ重要な作戦ですから。」

 

さらに深刻な問題に直面している事はあえて伏せる

彼女はフォルテに何気ない疑問をぶつける決意をする

 

「一つ…聞いてもいいですか?」

 

「良いっスよ。私達友達っスよ!!」

 

「では一つ。貴方は親しい友人と国や学園の多くの仲間、どちらか一つ選ばなきゃいけないとしたらどちらを選びますか?ちなみに私は前者、後者は…生徒会のメンバーとして考えてみてください」

 

それを聞くとフォルテは

 

「うーん…難しいっスね…ウェルちゃんは親友だし生徒会の皆やクラスの友達も大事だし…はっ、これって作戦の選定に関する心理テストっスか!?」

 

「いえいえ、ちょっと聞いてみたくなったんですよ。フランスの件もあり多くの生徒が減る可能性もあるので…」

 

「あぁー…確かに友達と家族って考えたら難しいッスね…友達がいなくなるのは寂しいっス」

 

「そうですね。それよりもなぜ貴方はここに?何か用事でも」

 

「伝言を伝えに来たッス。織斑先生が職員室に来いって言ってたっス…それでウェルちゃんが考えるさっきの質問の答えの正解は…?」

 

「私ですか…私なら…」

 

彼女は悩む。ここで一言を誤ればそれは大変な事になる

何気ない時の何気ない一言が大きな火種になる可能性と言うのを彼女は熟知しているからだ

だからこそ彼女は言う

 

「私なら自分の心に従います。誰の指示でもありません。私の体は私の物です。後で後悔してもいいです。悩んでもいいです。でもその時はそれが最善だったと胸を張って言える答えを出しますね。」

 

「哲学的っスね。」

 

「そうですか?簡単な事だと思いますよ」

 

彼女はそう告げるとフォルテと共に生徒会室を後にする

千冬から呼び出された内容は分かり切っているためこの後の話は荒れる事は容易に想像できる

 

生徒会長は大変であり楯無もこんな事を行っていたと考えるとサラは賞賛する

生徒の長も大変であると言う事だ。

 

 

 

 

 




ひさしぶりの更新なので本編入る前にリハビリも込めて番外編を更新しました。
次こそは本編を更新します
(どこまで進んだのか忘れて本編、番外編見直してIS最新刊の設定をどう反映するか悩んでいたのはここだけの話。)
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