IS~科学と魔術と… 番外編   作:ラッファ

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第33話

ビルの近くで咲夜達が戦闘を行っている中、市街地にいたサラも敵と対峙していた

屋上からの狙撃を回避した直後、今度は別の方向からの殺気を感じ取り後ろを振り向くと、そこには亡国機業の一人、オータムが立っていた

 

「チッ、まさかテメェISを持っていたとはな」

 

「えぇ。本国もいろいろと考えているようですよ」

 

「とはいえ、未完成の機体でどこまで戦えるんだ!!」

 

オータムはそう言うとISを展開しサラに襲い掛かる

彼女はその攻撃を受け流しながら逃走する

 

「逃がすかよ!!」

 

そう言いながらオータムはサラを路地裏まで追い詰める

しかし追い詰められたはずのサラは余裕の表情である

その理由は

 

「動かない方が、身のためよ」

 

「…敵幹部確保」

 

そう言いながらオータムの背後にはISを纏った鈴と簪が

少し離れた場所ではセシリアも待機している

 

「そう言う事です。油断しましたね、亡国機業」

 

こうして幹部一人をあっと言う間に確保したのである

 

 

その頃、京都にあるトップクラスのホテル、そのエグゼプティグフロアにあるプールでは先ほど帰還したばかりのレインが水着を着て泳いでいた

 

「流石は亡国機業の実働部隊”モノクローム・アバター”を率いるスコール叔母さんだ、。待遇が違うねぇ」

 

彼女がそう言うと、同じくプールサイドに水着で座っていたスコールが

 

「叔母さんはやめなさい。正体がばれるでしょ」

 

「良いじゃん。なぁ、フォルテ?」

 

「そ、そっスね…」

 

同じく水着を着た状態で浮き輪に乗っていたフォルテは笑う

と言うより興味深く周りを見ると、彼女の近くには彼女よりも年下の少女が水着を着て綺麗なフォームで泳いでいるかと思えば、反対側のプールサイドでは一人の少年と少女が話をしている

スコールの近くにはスーツを着た男性が彼女に飲み物を運んできており

もう一人の男性は何やら注意深くロープを見つめている

 

「ず、随分と大所帯っスね。少人数精鋭っていう噂だったのに」

 

「私たちの事か?」

 

フォルテがそう言うとスーツを着た男性が彼女の言葉に反応する

するとスコールが

 

「ちょっと前に私たちと合流する事になった人達よ。そこにいるのがイオ、ロープとにらめっこしてるのがアトラク、泳いでいるのがオトゥー、サイドで話してる男の子がクスグよ」

 

「紹介、感謝する」

 

それを聞いたレインが

 

「ロープとにらめっこしてるのがさっき私たちを助けてくれた人か、サンキューな」

 

「気にするな」

 

彼女の言葉にアトラクは簡単に反応する

するとイオが

 

「今回私たちは君たちのバックアップと言う役割だ。気にせず暴れてくれ」

 

「そんなこと言って、本当は暴れたいんじゃないの?特にクスグ辺り」

 

「まぁ近いうちにそういう機会は来るだろう。」

 

「それよりも、本当に大丈夫なの?学園都市の介入が無いって言ったのはあなたたちだけど」

 

「ヨーロッパにいる仲間からの確かな情報だ。アビニョンにかなりの人員を投入し内部も多少混乱している。それに学園都市に刃を向けなければあそこは反応してこないさ。」

 

「そう?ここは歴史ある街だし、何もないとは思えないけど…流石にあの兵器を相手にする気は無いわ」

 

スコールはそう告げる

いくら彼女たちの腕がいいと言っても学園都市に対抗できる力はまだない

その中で学園都市と手を組まれることが彼女たちにとって一番恐れている事だった

しかしそれを会議の時点でイオは否定する

理由として挙げられるのがアビニョンの混乱がまだ収束していないと言う事がイオ達の仲間によってリークされた事

もう一つがIS側の権力者が学園都市の介入が必要ないというニュアンスの文章を送ったことである

幸い京都には学園都市にとって重大な施設は一つも無いため、向こうから協力の必要が無いと言われるなら協力をしないと言う方針なのではないかと推測したためだ

これが学園都市のおひざ元で行われるなら戦闘を避け、速やかに逃走する道もあったのであろうがここは学園都市から離れているため介入の恐れも無いだろう

 

「まぁ安心しろ、よほど派手に暴れない限り大丈夫だ。それにこの作戦、我々が勝とうが負けようがIS側にダメージは与えられる。君たちはいつも道理戦えばいい」

 

「まぁあなたがそう言うならそうさせてもらうわ…ところでオータムは?」

 

「あぁ、オータムなら捕まったってさ」

 

レインがそう言い放つ、一瞬反対側のプールサイドから笑い声が聞こえたような気がするが横にいる少女、エムが口を強引にふさぐ

 

「どういうこと?」

 

スコールはそういう。オータムはISを装備しているし、元特殊部隊隊員簡単に捕まるはずはないと思っている。しかしレインは

 

「本当だぜ、サラが下級生と組んで捕まえたってさ」

 

その言葉を聞くと、ようやく事態を把握したスコールは立ち上がると

 

「オータムを迎えに行ってくるわ」

 

そう言いプールから出ようとするとフォルテが

 

「いや、向こうの戦力は半端無いっスよ?アリーシャに咲夜さんがいるんスから」

 

そう国家代表が二人、それを理解しているからこそスコールは立ち止まり悔しそうに歯を食いしばる

 

「助けたければ機会が来るまで待つことだ。」

 

「イオの言うとおりだぜ、叔母さん」

 

二人がそう言うと、スコールは一つ息を吐きその場を後にするのであった

そしてそれを見たイオはレインとフォルテの方を向くと

 

「君たちも、少し休んだらどうだ?先の戦闘の疲れ、まだ取れたわけではあるまい」

 

「じゃぁお言葉に甘えてオレ達も少し休ませてもらうぜ。行くぞ、フォルテ」

 

「は、はい」

 

そう言うとフォルテとレインもその場を後にする

 

するとそれを見届けたクスグが

 

「マジかよ。アイツ捕まったのか超ウケる」

 

「…欲が出たんだろう。今回ばかりはクスグに同感だ」

 

その言葉にエムも反応する

するとオトゥーが

 

「…どうするのイオ?オータム、迎えに行く」

 

「それしかあるまい。全く…余計な仕事を増やしてくれる」

 

イオがため息を吐きつつそう言うと、エムが

 

「向かうなら私か?」

 

そう言うとイオが

 

「いや、私が行こう」

 

「はぁっ!?」

 

その言葉にクスグが反応する。アトラクとオトゥーも声には出さないが似た反応だ

この中で一番強いアトラクが捕虜の救出を行う。その意味が分からなかったのだ

 

「ちょっとした調整だ。アトラクは先と同じようにメンバーの撤退の支援を。オトゥーとクスグは…当初の計画の場所に向かえ。エムはスコールの指示でいいだろう」

 

彼はそう告げると準備のためかプールサイドを後にする

亡国の体制も徐々に整っていくのであった

 




久しぶりの更新になります
後一つ報告が。4月から新社会人になる事が確定したため小説の更新がもしかしたら3月いっぱいになるかもしれないです(更新する時間取れたら更新するかもしれませんが…厳しいかなぁ?)

とは言え一応新約前までは話の構想と言うのが固まっており
打ち切るにしてもプロットだけはここか、本編、もしくは活動報告に上げようと思います(この作品は消さずに残したいと考えています)

なので残りの話を進めれるだけ進め、後はプロットと言う風になりますね

どこまで進められるかわかりませんが今後もよろしくお願いします
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