帰国命令を受けたティナは荷物をまとめ空港へと向かう
長旅になるため途中おやつ等を買い足し、荷物を預け飛行機へと乗り、座席に座ると偶然なのか、横には同じく帰国命令を受けたサラ・ウェルキンが座っていた
「おや、隣はあなたですか」
「そうみたいですね」
そんな言葉を交わし、暫くの間二人共無言のまま時が流れ飛行機が離陸する
その間も終始無言であり、シートベルトのサインが消えると同時ぐらいにサラがティナに
「イギリスに到着したらあなたはどうするのですか?」
「私は候補生では無いので"国には"報告する事はありませんし、そのまま帰宅しよかと考えてます。両親も心配してるでしょうし。サラ先輩はどうするのですか?」
彼女はそう答える
嘘は言ってない。イギリス清教への報告は定期的に行っているため今回の帰国ですぐに報告に向かう必要は無いし、何も知らないサラの前で一夏に合いに行くとも言えず、両親に合うというのが正解である
母親とは学園祭のときには合っているが父親とはあっていない為、帰ったら顔を見せなきゃ不味いとは思っているのだ
するとサラは
「私は帰国したら先ずは今までの報告と‥後は機体の受け取りですね。どうやら本体の完成が近いらしいので」
「なるほど‥そういえばご自宅には?」
「ゴタゴタが終わったら帰る予定です。家に帰ってもやる事がありませんし‥」
苦笑いをしながらそんな事を言う
ティナとしては帰国命令を受けた理由やセシリアが呼ばれなかった理由をサラなりの見解で聞きたかったのだが生憎とここは飛行機の中
大勢の人がいる中でそんな事を聞くわけにもいかないため、ここは大人しく引き下がる
その後も特に話すことは無いため、ティナは持ち込んだ鞄からお菓子と買った雑誌を取り出すとそれを見る
雑誌の内容は学生向けの物でありファッションから恋愛、人生相談まで幅広い内容を取り扱っている物だ
特に恋愛相談コーナーと人生相談コーナーは全国の読者から多大な人気を集めるコーナーでありティナも何度か見たことがある
するとそれを横から見ていたサラが
「おや?その雑誌、お好きなのですか?」
「好きというか、まぁ面白いので不定期的に買って読んでますね。サラ先輩はこう言うの嫌いですか?」
「嫌い‥では無いですね。まぁ、恋愛というのは難しいですからね‥」
そう言いながらサラは何かを思い出すように遠くを見る
ティナは彼女の考えている事に何と無く心当たりがあるが、聞くのは野暮と考え特に何も触れずにページを読み進める
彼女の飛行機での度は読書とお菓子で時間が進むのであった。
今回も短めです
次回から本編の更新に入れたらなーと考えてます
次回もよろしくお願いします